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2021年02月20日 イイね!

熊野古道 ほぼ林道なる 一石道

熊野古道 ほぼ林道なる 一石道熊野古道踏破「一石峠道」

三重県紀北町に存在します。
国鉄路線の開通で使われなくなった峠道も多い中で、この一石峠道は、海側にある海野(かいの)集落に通じる唯一の道として、近代まで使われていたそうです。

https://maps.gsi.go.jp/#16/34.193317/136.313623/&base=std&ls=std%7Cgazo1&blend=0&disp=10&lcd=gazo1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


国道42号沿いの入り口からすぐ、並走するJR東海踏み切りを通ります。

軽・小特車以外通行禁止です。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.193028/136.313381/&base=std&ls=std%7Cgazo1&blend=0&disp=10&lcd=gazo1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

桜が満開でした。


たぶん開花が早い河津桜ではないかと思います。

https://maps.gsi.go.jp/#16/34.192784/136.313290/&base=std&ls=std%7Cgazo1&blend=0&disp=10&lcd=gazo1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


一石峠道へ登り口には、お地蔵様が立っています。

https://maps.gsi.go.jp/#16/34.191919/136.313145/&base=std&ls=std%7Cgazo1&blend=0&disp=10&lcd=gazo1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


林道と交わり、ここからが古道となります。

https://maps.gsi.go.jp/#16/34.191049/136.312464/&base=std&ls=std%7Cgazo1&blend=0&disp=10&lcd=gazo1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


傾斜は緩やかで、さほど苦労することなく歩けます。



先ほど交差した林道に合流します。

無理矢理合流させた感じがする道の造りです。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.190064/136.311670/&base=std&ls=std%7Cgazo1&blend=0&disp=10&lcd=gazo1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


一石峠です。
山を掘りぬいた切り通しになっています。
道幅も広く、ほぼ林道ですね。

ここで海野集落への道と分岐しています。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.189763/136.312560/&base=std&ls=std%7Cgazo1&blend=0&disp=10&lcd=gazo1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

古い石碑が、案内板の近くに設置されています。



海も見えます。






県道に合流して、終了です。
門が閉じられているのは、どうかと思いますが。

徒歩通行なら、端から抜けることはできます。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.186718/136.311359/&base=std&ls=std%7Cgazo1&blend=0&disp=10&lcd=gazo1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1



一石峠の感想
・大部分が林道となっており、歩きやすい。初心者向け。
・その分、古道としての見どころは少ない。
・眺望は良好。

ほとんどが林道となっており、あまり熊野古道の風情を感じることはできない道です。



written by So!@BlackInsight
Posted at 2021/02/24 05:44:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 熊野古道 | 旅行/地域
2021年02月15日 イイね!

熊野古道 九十九折りの道 ツヅラト道

熊野古道 九十九折りの道 ツヅラト道熊野古道踏破「ツヅラト峠道」

三重県大紀町~紀北町の境に位置します。
現在は三重県内ですが、近代前はこの峠が伊勢国と紀伊国の国境でした。
江戸時代は、より海側の荷坂峠が本街道として使われていたそうですが、古代はこちらのツヅラト峠が本道だったそうです。

国道から県道へ、さらに細い道へと入り、林道への分岐点から、熊野古道を歩いてみます。
写真の少し先へ車を止めました。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.248535/136.332436/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


林道から更に山道へと分かれており、
ここからが正真正銘の熊野古道です。

まっすぐ進んでいる林道を通れば、車でツヅラト峠まで行けるのですが、
崩れているから通行禁止、と案内が出ていました。
帰りに歩いてみたところ、砂利道の未舗装林道ですが、
小型トラックくらいなら峠まで通行可能でした。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.246974/136.331921/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


傾斜はやや急なところもありますが、古道としては良い雰囲気です。



足元に小さな花が咲いていました。

梅花黄蓮(ばいかおうれん)という花のようです。
日本の固有種ですって。


登りがちょっときつかったですが、もうすぐ峠の一歩手前。
林道と合流。

まっすぐ上ってくる熊野古道に対して、林道は大きく迂回。
こちらを通れば、車でも来ることは可能です。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.242918/136.328482/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


ツヅラト峠に到着。
東屋、案内板とかあります。

この峠は海側への見晴らしがよく、伊勢からの旅人は、
海が見えることで感動もひとしおだったことでしょう。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.242870/136.328316/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

峠から西の尾根沿いに少し登ると、展望台があります。
峠よりも眺望が開けています。


峠の東側、ロープが張ってあり、進んでほしくなさそうですが、
道はあるようなので、ちょっと行ってみました。
ツヅラト峠東峰の山頂に到達したものの、木が茂っており、
残念ながら、わざわざ来る価値はなさそうな場所。

山頂の手書きプレートがありましたが、登頂した山男が
置いて行ったのでしょうか。
標高417m、ツヅラト峠の標高が357m、
短い距離でけっこう登る急斜面です。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.242586/136.330000/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


峠からの下りは急斜面。

登り用のロープが設置されているくらいです。


熊野側こそがツヅラト峠の本領発揮というか、
名まえの由来ともなっている九十九折れの道が続きます。

石積みで道を支えている部分もあります。


これまでの峠道で初登場の石畳。
道を守るための側面の石積みもあります。

石畳とか石積みがあるところは、たいてい沢の近くです。
逆説的に言えば、そこまでしないと崩れてしまうような、
厳しい環境の道、なのではないでしょうか。


山の神。
ほこらに納められているのは自然石ですが、なぜか祀られています。
地元の人に崇められた、自然信仰的なものでしょうか。

ほこらがコンクリートブロック製だったり、不思議な存在です。


石段

整備された昔の道っぽくなってきました。


沢を石伝いに渡ります。

今は水が流れていないですけれど。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.238643/136.327962/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


沢を渡った先から数百mにかけて石畳が敷かれています。

https://maps.gsi.go.jp/#16/34.238271/136.327897/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1



https://maps.gsi.go.jp/#16/34.237734/136.327720/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


峠道の入り口には、明治45(1912)年に設置された石碑があります。

ツヅラト峠は江戸時代からは街道の本道から外れていましたが、
地元の人にとっては替えることのできない道だったのでしょう。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.235308/136.327769/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


ここからは平坦な道なので、花でも愛でながら散歩気分。


しだれ梅は、満開までもう少しでしょうか。



桜はまだ先のようです。



椿は見頃を過ぎています。

それでも、蜜蜂は忙しそうに働いています。


国道422号との合流地点で、今回は終了。

R422は、滋賀県大津市から紀北町までの道ですが、
途中2か所で道が途切れる分断国道です。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.219689/136.325355/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1



ツヅラト峠の感想
・現地までのアクセスにやや難あり、長めの距離、急な傾斜もあり、中級者向け。
・見どころは熊野側の登り口付近に集中しているので、そこだけ見るのも有りかも。
・峠からの眺望は良好。伊勢側から登った方が感動は大きい。
 (初めて海が見えるから。)
・よく整備されている山道だが、林道との分岐で案内板の不足を感じる部分あり。
 分岐でどちらか迷う場合は、道の広さでなく、人が通った形跡が多い方を選ぶと吉。

written by So!@BlackInsight
Posted at 2021/02/22 22:19:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 熊野古道 | 旅行/地域
2021年02月14日 イイね!

熊野古道 荷運び歩む 荷坂道

熊野古道 荷運び歩む 荷坂道熊野古道踏破「荷坂峠道」

三重県大紀町~紀北町の境に位置します。
現在は三重県内ですが、江戸の時代はこの峠が伊勢国と紀伊国の国境でした。
古代は内陸側のツヅラト峠が本道だったそうですが、より通行しやすいこの峠道を整備したことで、江戸時代前期からはこちらが本道になったそうです。
名まえの由来は、荷物を担いでも越えられる坂、とのこと。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.241404/136.362326/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

峠に至る道は、ほぼ国道42号になっていますが、
峠の手前に旧道が残っています。

熊野古道というよりは、1960年代以前の未舗装時代の国道の旧道です。
今でも小型車なら走れそう。

と思ったのですが、山から崩れてきた倒木(の根本)が。

徒歩では問題ありませんが、車では通り抜けできない状態。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.240510/136.360229/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


途中、巡礼の墓というものがあるようで、寄り道です。

https://maps.gsi.go.jp/#16/34.240129/136.359462/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

石を組んだだけ、の素朴なお墓。
字も刻まれておらず、来歴はわからないです。



もう少し上って、現在の荷坂峠に到着。

何かの工事中でした。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.238985/136.358775/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


少し歩くと、道の最高点である峠があります。
峠まで車で来ることができ、降るだけなので、通過するだけなら楽です。

ここもR42の旧道、昭和42(1967)年のトンネル開通前までの道です。
昭和10(1935)年まで茶店があったそうです。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.237202/136.358056/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


荷坂峠 降り口。
看板やのぼり旗でにぎにぎしい雰囲気です。

https://maps.gsi.go.jp/#16/34.237149/136.357713/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


峠道を降る前に、R42旧道を進み、古い境界看板を確認。

長島町(現・紀北町、2005年合併前は紀伊長島町)の看板あたりから、
尾根沿いに下る道があったとの情報がありますので、のぞき込み。
残念ながら、獣道の気配すら分からないほど。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.237885/136.356629/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


降り道を歩き始めます。
この辺りの道は、明治時代に拓かれたもので、
江戸時代には尾根沿いの道が使われていたらしいです。

谷側に安全の為の新しいロープが張られていたり、
整備されている様子が好ましいです。
「荷阪峠をまもる会」の活動の成果でしょう。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.237526/136.356919/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


旅人が腰かけて休んだと言われる「憩い石」の辺り。

尾根沿いの道は、この辺りで合流していたとのこと。

山の間から、少し海が見えます。

https://maps.gsi.go.jp/#18/34.237646/136.356200/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


この辺りは、山側が広葉樹の自然林、ふもと側が杉の人工林です。

両側で明確に植生が違っているのが興味深い。


古道の本道から少し外れ、「沖見平」と名付けられた展望台へ。


紀伊長島の海が見えます。


てくてく熊野古道のデジタルスタンプラリーのバーコードは、ここにあります。

https://maps.gsi.go.jp/#16/34.235601/136.354344/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


三本松長八茶屋跡。
ここに茶屋があったらしいですが、三本の松も含め、
今は痕跡すら定かではないです。

https://maps.gsi.go.jp/#16/34.234719/136.353663/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


荷坂峠道の特徴なのですが、江戸道・明治道が何度も交わっています。

江戸道は、傾斜が急な短距離ルート。
明治道は、車の通行を考慮した緩い傾斜のルート。
道のりは3~5倍くらい差があるので、江戸道を歩いた方が早いですが、登りは時間かかっても明治道を通った方が楽です。
荷車が通れるほどの道はふもと側にしかないので、峠まで車道を整備するのは無理だったみたい。
遠回りの別ルート(現R42)を作ることに、計画を変えたのかもしれませんね。


荷坂峠の紀伊長島側の登り口に到着。

写真の奥へと続く登り道が江戸道。
世界遺産には、江戸道のルートが登録されています。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.232457/136.351313/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


登り口から明治道をたどると、巻き上げ道というまっすぐな急坂があるらしい。
巻き上げ道は、国鉄線路を建設するときに、資材を機械動力で引き揚げた道。
最短距離で登れるからと、長島の地元民が、大内山村へ行くときに歩いたとか。

ちょっと見てみましたが、どこが巻き上げ道なのかは分かりませんでした。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.232874/136.352949/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1&d=m


登り口からは先は、平坦な道です。
獣害除けに築かれた猪垣(ししがき)が今も残っています。

https://maps.gsi.go.jp/#16/34.232058/136.350878/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1&d=m



https://maps.gsi.go.jp/#16/34.230980/136.350578/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1&d=m


一里塚跡。



R42の下をくぐり、この先は長島の港町集落まで道は続いていますが、
普通のアスファルト舗装路なので、ここまでにします。

https://maps.gsi.go.jp/#16/34.225325/136.350691/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1&d=m



荷坂峠の感想
・峠まで車で来られるので初心者向け。
・明治道だけを通るなら、傾斜ゆるくて登りも楽。
 江戸道は、下りだけなら足元注意すれば体力なくても大丈夫。
・整備された山道で、迷うことはほぼ無いと考えられる。
・熊野古道のイメージである、石畳は無し。

梅が満開でした。




written by So!@BlackInsight
Posted at 2021/02/21 08:28:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 熊野古道 | 旅行/地域
2021年02月13日 イイね!

熊野古道 山を近道 三瀬坂道

熊野古道 山を近道 三瀬坂道山歩きの日記です。
ご興味がない方は、引き返し下さい。


熊野古道踏破第2弾。
「三瀬坂峠道」
三重県大紀町にあります。

現代の道は、並行して国道42号が通っていますが、峠がある山をぐるりと迂回するようにカーブを描いています。
三瀬坂峠はこれをショートカットするように山を越える道になっています。
R42だと5kmくらいある道のりが、峠を通ると2kmくらいになります。
平成時代に開通した高速道路の紀勢自動車道は、トンネルで直進しています。

地域の集会所の駐車場の端に置かせてもらいました。
これから登る三瀬坂峠を見上げる。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.392540/136.429711/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


三瀬坂峠 登り口

農家の私道の入り口っぽくて、案内が無ければ進もうと思えない場所です。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.393412/136.428891/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


登り口からしばらくは、舗装路が続きます。
地域のための簡易浄水場があり、ここまで舗装路。

その後しばらくは、コンクリを砕いたような砕石の砂利道になっていて、
浄水場建設の余り資材をまいたのかなとか想像。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.390800/136.427329/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


道の整備状況は荒れ気味です。

「女鬼峠」はよく整備されていましたが、三瀬坂峠はちょっと歩きにくいです。


長い間に、水で路面が削られたのか、二段になっています。

上側を歩くべきでしょうが、幅が狭い。
下は岩が露出して、足の裏に刺激が。


倒木が行く手を遮ります。

ちょっとかがんで通り抜けます。


また倒木。
今度は乗り越えます。

道の状態を見るに、けっこう前からこのままのような感じです。


やっと峠に到着。

千枚岩という変成岩を使った石組みのほこらに、お地蔵様が祀られています。

登り口から1kmくらいのはずですが、それ以上に感じました。

https://maps.gsi.go.jp/#16/34.385565/136.425251/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


またまた倒木が。

これで3本目か。


順路は横に曲がれとの指示。
本来のルートは直進なのですが、路肩が崩れたための迂回ルートです。

指示順路の方が急峻な道で、無理矢理に作った感じです。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.383139/136.423234/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


山の湧き水の流れを超える、洗い越し。

今の時期は、ほとんど水の流れはないですね。


山の湧水を集めた貯め池 三瀬坂池の、ダムの天端に立ち、峠方向を振り返る。

もう国道にも近いので、自動車の通過音も聞こえてきます。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.380430/136.421088/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


R42に合流し、熊野古道三瀬坂峠道は終了。

今回、再挑戦を思い立ったきっかけのデジタルスタンプラリーの
バーコード(緑色のやつ)がここにあります。
前回の女鬼峠では、両側の登り口案内板に設置されていました。
これから折り返して、また峠越えをすることを思うと、気分は萎えますが。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.380093/136.419929/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1



三瀬坂峠の感想。
・距離が短い・短時間で踏破できるということで初心者~中級者向け。
・傾斜がきつい部分もあるが、全体的にごく一部。
・整備されていない印象、道が荒れ気味。
・熊野古道のイメージである石畳は無し。
・景色のよい場所、見るべき特徴的なところがない。

何度も歩きたくなる道ではないなぁ、というのが正直な感想。

written by So!@BlackInsight
Posted at 2021/02/20 00:21:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 熊野古道 | 旅行/地域
2021年02月12日 イイね!

熊野古道 鬼の出ぬ道 女鬼峠

熊野古道 鬼の出ぬ道 女鬼峠山歩きの日記です。
ご興味がない方は、引き返し下さい。


以前、地元にある世界遺産「熊野古道 伊勢路」を踏破してみようと思い立ったものの、ぐだぐだでそのままになっていて幾星霜。
また思い立ったので、まずは一番近くの「女鬼(めき)峠道」へ行ってきました。

熊野古道 伊勢路(熊野街道の旧道)は、伊勢神宮から熊野本宮へと通じる道で、何百年も使われていた道がそのまま残っている(部分もある)ということで、世界遺産に認められたものです。
道の大部分は、現在の国道とか舗装路になっているものの、峠など車の通行には適さない部分が廃道となり、結果的に当時のままに残りました。

伊勢からはしばらく平坦な道が続く熊野街道は、女鬼峠で初めて山道となります。
熊野古道ルートには、そこここにのぼり旗を立ててくれているので、以前よりも分かりやすくなっています。

最初の写真の場所はここ。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.466897/136.567196/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
県道の旧道で、現在は行き止まりになっているので、気兼ねなく駐車しています。


しばらくは竹林の中、舗装された道が続きます。

https://maps.gsi.go.jp/#16/34.466976/136.566783/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


廃車が放置されていたのですが、回収されてしまったようです。


昔の写真(2009)がありました。

トヨタだからハイエース?
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.465468/136.565962/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


有料道路・伊勢自動車道の下をくぐります。

https://maps.gsi.go.jp/#16/34.463655/136.565758/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


伊勢道の脇にあたる位置に、案内板が設置されています。

歩いてきた道とは別ルートになりますが、ここまでは車で来ることも可能です。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.463181/136.565109/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


路面には岩が露出しているところがあり、そこに荷車の轍が刻まれています。
熊野古道の他の峠では見られないものです。

荷車が使えるほど傾斜が緩く、道幅もあったということでしょうか。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.461930/136.563682/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


水飲み場跡、と表示されていますが、湧き水は枯れているようです。



山側に石積みされて、道が守られているところもあります。

少ないですけれど。


峠の少し手前、整地されており
茶屋の跡ではないか? と考えられている場所。

何かが発掘されたとか物的証拠は見つかっていないので、
So!的には実は何もなかったのでは? とも思います。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.461156/136.562706/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


茶屋跡?からすぐ、峠になっています。

千枚岩の切り通し、と言われており、岩を削って人が通れる道にしています。
大岩の反対側には石積みで土が崩れてこないようにされています。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.460963/136.562628/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


峠から少しルートを外れ、山の上へ出ると展望台があります。

熊野方面が望めます。

以前歩いたときには無かった風車群が、山の稜線に並んでいます。

https://maps.gsi.go.jp/#16/34.460627/136.563283/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


峠から少し下ると、観音様(如意輪観音)が祀られています。

https://maps.gsi.go.jp/#16/34.460842/136.562448/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

この辺りは道広く、小型車なら走れそう。



またありました水飲み場。

こちらは湧き水あり。
雨の後ならば、もっと水が流れていそうです。


道の勾配も緩やかになり、左手に池が見えてきました。

農業用の貯め池です。
貯め池ダムから、女鬼峠方向を振り返る。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.456821/136.560056/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


林が終わり、周りが明るくなりました。

右手側は、大神宮寺相鹿瀬(おおかせ)寺跡。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.456157/136.558532/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


大神宮寺とは、古い寺院の形式で、伊勢神宮(神道)が管理する寺(仏教)でした。
神も仏も一緒に祀る神仏習合思想は、昔は珍しいものではなかったようです。
記録によると、華麗な寺院であったと伝えられています。
ここに建物があったと考えにくい狭い場所なので、参道の入り口で、もう少し奥側に寺院があったのではないでしょうか。
奈良時代の瓦などが発掘されているそうです。
766年建立、775年廃止、9年しか続かなかったお寺。
僧の乱暴があって廃止になったようで、千年以上前のことはわかりませんが、事件の匂いがしますね。


県道119号に合流して、女鬼峠道は終了。

今は民家になっていますが、この辺りに宿があったようです。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.455206/136.557170/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1



峠を避けるように、現在の道である県道が通っており、新女鬼トンネル(平成8(1996)年開通)が山を貫いています。

https://maps.gsi.go.jp/#16/34.463091/136.560906/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

隣にある長さ半分くらいの旧・女鬼トンネル(女鬼隧道、昭和9(1934)年開通)が、昭和の時代は主要道でした。

トンネル開通前まで、女鬼峠道が使われていたのではと考えます。
https://maps.gsi.go.jp/#16/34.461799/136.560756/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

旧トンネルは今は封鎖されており、通れません。
心霊スポット、と噂されているようですが、トンネルの上に死刑場があった、という根も葉もない根拠。
山の上の森には、人工物があった形跡もありませんが。
「女鬼」の名が悪いのかも。
紀伊熊野地方の豪族・九鬼氏(信長に味方した九鬼嘉隆が有名)がいた為か、「鬼」がつく地名が割とあります。
女鬼峠も、昔は「祢ぎ峠」と言われていたこともあるそうで、鬼が出るという伝説は後付けではないかと思うのです。


なお、女鬼峠保存会では、
めきちゃん(仮称)をマスコットキャラにしています。



女鬼峠道の感想。
・峠道だが、傾斜は緩く、距離が短い初心者向けルート。
・全体的に整備されていて、歩きやすい。
 ルート案内板も10年前よりも増えていて、迷いようがない。
・車の轍跡は、他では見られないものなので、見る価値あるかも?
・展望台からの眺め悪くない。


とにかく緩い峠なので、散歩として歩いてもいいくらいです。

written by So!@BlackInsight
Posted at 2021/02/18 22:02:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 熊野古道 | 旅行/地域

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「第23回伊勢赤福オフは、事故もなく無事に終了しました。
ありがとうございました。
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何シテル?   08/31 18:28
こんにちは 黒いインサイトに乗っています 普段は Club e-TEC というところで主に活動しています よろしかったら、たまにでものぞいて下さい
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