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以前からちょっと気になっていた「仁柿峠 旧旧道」に行ってきました。

「仁柿峠 旧旧道」は、国道368号線仁柿峠の旧道の更に古い道です。
峠にある案内板によれば、昭和9年に新しい道(旧道のこと)を整備してから廃道になったみたいです。
道の全長は、旧道で15丁(1丁≒108ｍくらい)なので、それほど大変な道でもないはず。

登り口までインサイトで行きましたが、前に来たときに「がんばれば来れないこともない」と思った通りでした。
底ちょっとすりましたw


旧旧道への分岐がよくわからなかったので、とりあえず峠まで登って、案内板の地図を確認しました。

実線が旧道、点線が旧旧道です。
旧道は割と等高線に沿っているのに対して、だいぶんつづら折りのルートです。


想像していたよりは、道が残っていました。

これなら、歩けそうです。


捨てられていた空き缶が時代を感じさせます。

UCCのラムネード、250mlのスチール缶。
もちろん、リングプルを取り去るプルオフタイプ。
廃道とはいえ、昭和以降に通行した先人はいたようです。


ふもとに近づいてきたところで、石垣を見つけました。

熊野古道でも見かけた乱層積み。
自然石を整形せずに積み上げる、割と初歩的な工法です。
技術的観点から新しいとしても明治以前、道の成立から判断すれば江戸時代以前のものでしょう。
この場所は沢の近くでしたので、昔 崩れたのかもしれません。

思っていたよりも道は残っていて、迷うこともなく歩けました。
沢を渡るところには橋は架かっておらず、渡りやすい浅瀬を通る感じで、雨の日はどうしたのだろうとか思いましたが、多分天気が悪い日は通らなかったのでしょう。
お地蔵さんや石碑もなく、景色が良いような見所は皆無なので、相当な物好きでなければ、通られることはない道でしょう。


コカコーラの空き缶を拾ってきました。

[左]今回拾った缶(年不詳)　[中]1995年　[右]2011年の缶

カタカナの"コカ・コーラ"ロゴが、ちょっとレトロな感じです。


written by So!@BlackInsight