
アンテナケーブルやLANケーブルを接続し
設置したXIT-AIR100Wをアプリから設定します。
というか、付属のマニュアル「
セットアップガイド」を見ても、LANケーブルを繋げとだけ指示があって、XIT-AIR100Wの本体IPアドレスの設定のやり方はどこにも記載されていません。
おそらくDHCPでIPアドレスを取得するとは思うのですが、素人に見かけ上の設定を簡単に見せるためか、このマニュアルにはIPアドレスやポート、ルータの話はどこにも一切出てきません。大丈夫なのかな?
XIT-AIR100Wの本体設定は、Xit wirelessという視聴も兼ねたアプリから行います。
iOSやAndoridの他Windows、MacOSのそれぞれ用に用意されています。
とりあえず自分はiPhone SEで設定しました。iOS用ですね。

チューナーへの接続を行うために、Wi-Fiに繋がっている必要があります。
Xit wirelessでは、必ず最初に宅内LANからXIT-AIR100Wに接続しなければいけません。

おそらくブロードキャスト通信でチューナーを探しているんだと思います。(後にこれは間違いと気付く)
最悪DHCPアドレスが入手できなくても、この時点ではなんとかXIT-AIR100W本体を見つけて最低限の通信はできるようにしてる…筈。

宅内LAN内にあるXIT-AIR100W本体がリストアップされ表示されます。
本体に製造番号のシールが貼ってありますので、これと比較して自分の接続したい番号を選んで、下の「選択」をタップします。

接続が完了します。右上の「次へ」をタップします。

チャンネルスキャンして受信放送波の選択をします。
「視聴へ」をタップすると設定完了です…え!これだけ?

番組が表示されました。
え!ちょっと待って、ここで番組が表示されるということは、ブロードキャスト通信の域は超えてるでしょ、まさかとは思いますがマルチキャスト通信を使っているようです。
とすると、iPhoneとは同じIPアドレス範囲にいないといけないので、
DHCPによるIPアドレス取得は必須な条件になります。
この説明のない取り説っていったい…。

アプリ画面下の「MENU」をタップすると番組表の確認や録画番組選択、録画予約確認、設定のアイコンが表示されます。

一番右の設定アイコンをタップすると、各種設定一覧が出てきます。
チューナー設定ではチューナーの初期化やハードディスクの初期化ができます。
リモート設定では外出先(ルータ越え)からの接続に関する設定ができます。
と、ここまで設定を見てきましたが、IPアドレスに関する設定がどこにも見当たりません。恐ろしい。

リモート設定の中に接続設定があり
・外部からのチューナー接続をするかの設定
・謎の自動、手動の選択
自動ではUPnPを有効にするか無効にするかを選択
手動では外部接続用の内部ポートと外部ポートの設定をします。
はて?自動でUPnPを無効にできるってどういう…?
①自動 - UPnP 有効
②自動 - UPnP 無効
③手動
この3種類の選択が選べるけど、②は何が自動なの?
ちなみに
家のルータはUPnPを無効にしているので、有効のままだとどうなるのかな?とこのまま設定をタップして次に進みました。

リモート設定の中の端末設定で、この端末をチューナーに登録する/しないの選択があります。
「登録する」にするとチューナーへの登録が行われ、下の6台まで登録可能に表示されてる台数が増えます。
さて、これでインターネット側から接続してみましょう。
アプリを終了させ、Wi-Fiを切ります。
次にアプリを起動すると

この画面になります。
外出先(すべての機能)を選んで、視聴画質を選びます。
パケット消費を考え、低速回線用画質を選びました。
「チューナーとの通信を開始しています。」とのメッセージが出たあと…

番組が表示されました。
え!家のルータはUPnPを有効にしてないし、今回
全くルータのポート設定やNAT設をいじってないんですけど…
何故繋がる…恐ろしや!
まぁこれら謎については、あとで調べるとします。なんだか嫌な予感がしますが。
iPhone SEからは謎は残りますが問題なく視聴できたので、Android端末とWindows PC(これは有線LAN接続の固定PC)にアプリを入れ接続設定をしました。
Windows PCのアプリでは、本体のIPアドレスがDHCPより払い出されたIPアドレスに設定されていることが確認できました。
さてここで、設定・視聴アプリである Xit wireless について重要な説明。
外部からチューナーに接続をするためには、その端末を登録する必要がありますので、必ず宅内LAN内で本体に一度接続をする必要があります。
6台まで端末は登録できますので、例えば遠く離れた誰かにチューナー接続をさせてあげようとしても、一度宅内から登録をしないとできません。
VPNでごにょごにょすればOKですが…
ちなみにXIT-AIR100Wは2チューナー内蔵ですが、視聴用と録画用にそれぞれチューナーが固定割り当てになっています。
このおかげで、番組録画中に視聴は可能ですが、同時に2台の端末がチューナーに接続して生放送番組を視聴することはできません。
2台目以降に接続した端末の画面には「チューナーが使われている」旨の案内が出て、黒画面が表示されます。
再生用のエンジンも1つしかないようで、チューナー再生しながら、録画番組再生もできません。
何もしなくても一通りの動作は問題なく動きますので、技術的に詳しくない人でも簡単に設置・運用が可能と言う意味ではお勧めな商品かもしれません。
が、技術屋の自分としては謎な仕様の部分が明らかにならないと安心して使用することができません。
ということで
解析編に続きます。w
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Posted at
2018/07/28 19:25:52