リーフの2年点検を行ってきました。
足回りからの異音もあるということで、1泊2日コースにてお願いしました。
代車はノート e-powerでした。
フロントのVモーショングリルのメッキパーツに青い差し色が入っていれば e-power です。
サイドとリアは e-power のエンブレムで主張がされています。
特にどこかでに出かけるというわけでもなかったので長距離は走っていませんが、ディーラーから自宅までが往復で45km弱なうえに台地への上り下りや少しうねった道があるという、それなりに評価のできるプロフィールです。
とはいえノートですので、走りうんぬんというよりは e-power の燃費性能を試してみようではありませんか。
ディーラーから家への帰り道で e-power の各モードを試してみました。
ノーマルモードだと結構発電用エンジンが回っていることが多かったです。Sモードは言わずもがなでした。
エコモードにすると必要最低限の時に発電用エンジンが回る様子でした。
シフトパターンはリーフと同じで、Dレンジの状態でもう一度DにするとBレンジになります。
んが~、エコモードの時はBレンジになることはありません。Dレンジのままもう一度Dに入れても「ピピッ」と警告音がしてDレンジのままです。
それもその筈、エコモードのDレンジってアクセルオフで回生が強めにかかります。
ノーマルのBレンジ並(かそれより強い)かな。なのでエコモードのDはBレンジということなのでしょう。
エコモードでアクセルオフにしていると停止状態にまでなります、が、リーフと違って電磁ブレーキが付いていないので、停止時にはブレーキを踏む必要があります。回生中でもブレーキランプは点かないですね。
リーフのe-ペダルに慣れていると、リーフのつもりでいると危険です。
メーター内の表示を切り替えると燃費の情報が確認できます。
・トリップ燃費(1回走行あたりの平均燃費)
・平均燃費(リセットしてからの平均燃費、表示は30秒ごとに更新)
ということで、返却時に自宅からディーラーまでの燃費をトリップ燃費で確認してみました。
ルートはこちら
リーフで点検にディーラーに向かったルートと同じです。
リーフと同じでECOモードにてエアコンオフです。
シートヒーターとハンドルヒーターがノートには装備されていないので、寒かった。
リーフのこの時の電費が
8.8km/kwhでした。
21.9kmを
2.5kWhの電気を使って走りました。
21.9km÷2.5kWh=8.76km/kWh 小数点1桁で丸めて 8.8km/kWh なのですね。
このルート、ほぼ通勤路の一部と勝手知ったる道なので、ほぼリーフと同じ走り方で走ってみました。
さて、ノート e-powerの燃費は...
28.1km/L でした。写真がブレててすみません。
ちなみに、走行距離は21.9kmなので、燃費28.1km/Lだったということは、ガソリン消費量は21.9km÷28.1km/L=
0.779L
週末の浜松でレギュラーガソリン価格が安いところ(コストコは除く)は\138/Lでしたので¥138×0.779=
¥107.6
ノート e-power は ¥107.6円 でディーラーまで到着したことになります。
さて、リーフとどうやって対決させようか...
●電費のガソリン車換算で燃比と比較
電費報告のガソリン車換算で比較すべきかちょっと迷います。
その理由はガソリン車換算は1ヵ月分の充電カード代金と充電にかかった電気代から計算しているからです。
21.9kmだけ走行したコストを算出しているわけではないので、同条件の比較ではありません。
とはいえ気温的にも一番近い先月12月の結果で比較してみましょう。
12月のリーフの電費結果からすると次のような結果でした。
つど課金プラン時のガソリン車換算で
31.26km/L ← 12月の私の払ったプラン
使いホーダイプラン時のガソリン車換算は
33.30km/L
ZESP3のシンプルプラン時のガソリン車換算は
40.23km/L
リーフの勝ちです。が、つど課金の場合はぶっちぎりでの勝利というわけではありません。
充電カード代金と充電にかかった費用を含んで考慮すると、EVもHV並みになる例があるということですね。
例えば、使いホーダイプランで12月に500km走った場合はガソリン車換算で
28.9km/Lになります。
1000km走った場合は
57.9km/Lで
2000km走った場合は
115.8km/Lになります。
使いホーダイプランは電費も関係ないし、走れば走っただけ得になります。(一種のチート)
旅ホーダイとはうまいキャッチコピーを付けたものです。
●自宅普通充電の電気料金で比較
これも基本料金まで考慮すべきだろうと言われそうですが、まぁそこは目をつぶってください。
リーフの消費電力量は 2.5kW でした。ここ最近の普通充電した際の充電効率ですが77%程度です。
2.5kW÷0.77=
3.25kW
つまり2.5kW充電するのに実際には3.25kWの電力が必要になったということになります。
中部電力のスマートライフプランの夜間料金が1kW=¥16なので
3.25kW×¥16=
¥52
リーフは ¥52 でディーラーまで到着したことになります。
ノート e-power は
¥107.6 でしたので、リーフの倍かかったことになります。
※末尾に1kW=¥16の訂正があります。
自宅で普通充電の方が得ですね。
地域や契約した時の料金プランによっては1kWの料金がもっと安い所もあるでしょうから、その場合にはもっと得ということになります。
●充電スポットでの普通充電
充電カードによっては普通充電が無料のプランがありますが、無料は考えることもなくぶっちぎりでお得です。
充電カードの基本料金は除いて考えます。
・ZESP2
ZESP2ではプランに関係なく普通充電は
1分1.5円(税別)です。
私の知っている限り、普通充電で3kW以上で充電できるスポットはありませんので、出力定格3kWで考えます。
出力定格3kWということは1時間で3kWの電力を供給できるという事を示します。(3kW÷60min=0.05kW)
3.25kWを充電するには 3.25kW÷0.05kW=65min
1分1.5円なので 65×1.5=¥97.5
税込みで考えると¥97.5×1.1=
¥107.25
ZESP2の普通充電は、ほぼイーブンですね
・三菱自動車 電動車両サポート ベーシック
リーフだから三菱自動車 電動車両サポートは使えませんが参考に。
三菱自動車 電動車両サポートでは、プレミアムは無料、ベーシックは1分1.4円(税別)です。
65×1.4×1.1=
¥100.1(税込)
プレミアムはぶっちぎりでお得
ベーシックは少しだけ得です。
・ZESP3
ZESP3ではプレミアムは無料、シンプルは1分1.5円(税別)です。
65×1.5×1.1=
¥107.25(税込)
プレミアムならぶっちぎりでお得
シンプルはZESP2と同じでイーブンです。
●急速充電の電気料金で比較
これもカード基本料は除いて考えます。
急速充電の場合、出力定格が様々です。
さらに車両側で一定以上のSOCやバッテリ温度では充電制御が入ります。
出力定格は比較的多い次の3タイプ(44kW/30kW/20kW)、充電制御が入っていない場合で考えます。
1分間で充電できる電力量は次のようになります。
44kWは 44kW÷60min=0.73kW
30kWは 30kW÷60min=0.5kW
20kWは 20kW÷60min=0.33kW
3.25kW(効率は普通充電と同じとします)を充電するには
44kWは 3.25kW÷0.73kW=4.43min≒5min
30kWは 3.25kW÷0.5kW=6.5min≒7min
20kWは 3.25kW÷0.33kW=9.75≒10min
・ZESP2
日産販売店と高速道路・コンビニ・商業施設・道の駅等の使いホーダイは無料でつど課金は、1分15円(税別)です。
44kWでは5min×¥15×1.1=
¥82.5
30kWでは7min×¥15×1.1=
¥115.5
20kWでは10min×¥15×1.1=
¥165
使いホーダイは無料なのでぶっちぎりでお得です。
つど課金は44kW以外では損です。
他自動車メーカ系列使用の使いホーダイとつど課金は、1分15円(税別)です。
44kWでは5min×¥15×1.1=
¥82.5
30kWでは7min×¥15×1.1=
¥115.5
20kWでは10min×¥15×1.1=
¥165
使いホーダイ、つど課金とも44kW以外では損です。
・三菱自動車 電動車両サポート
プレミアムは税抜きで500円分は無料充電になります。
いかなる場所でも
プレミアムは税抜き500円まではぶっちぎりでお得です。
三菱自動車販売店では、無料充電分を超えたベーシックとプレミアムは1分5円(税別)です。
そして悲しいかな三菱自動車販売店は30kWが多いです。
30kW 7min×¥5×1.1=
¥38.5
無料充電を超えたプレミアムとベーシックは、
30kWでも十分お得ですね、少ないですが50kWを設置している三菱自動車販売店なら、もっと得ということです。
NCSネットワーク カテゴリーA(高速道路・コンビニ・商業施設・道の駅等)
無料充電を超えたプレミアムは1分8円(税別)です。
44kWでは5min×¥8×1.1=
¥44
30kWでは7min×¥8×1.1=
¥61.6
20kWでは10min×¥8×1.1=
¥88
無料充電を超えたプレミアムはどの出力も得ですね。
ベーシックは1分12円(税別)です。
44kWでは5min×¥12×1.1=
¥66
30kWでは7min×¥12×1.1=
¥92.4
20kWでは10min×¥12×1.1=
¥132
ベーシックは道の駅によくある20kW以外は得です。
NCSネットワーク カテゴリーB (他自動車メーカー系列施設)
これは無料充電を超えたプレミアムとベーシック共ZESP2と同じ1分15円(税別)です。
44kWでは5min×¥15×1.1=
¥82.5
30kWでは7min×¥15×1.1=
¥115.5
20kWでは10min×¥15×1.1=
¥165
無料充電を超えたプレミアムとベーシックは、44kW以外では損です。
・ZESP3
プレミアム10、プレミアム20、プレミアム40、シンプルの4プランです。
プレミアムの各プランは無料充電分はぶっちぎりでお得です。
無料充電分が切れると10分単位の課金になるので、44kWで5minで終わっても20kWの10minで終わっても同じ価格です。
無料充電の切れたプレミアム10 10分350円 ¥350×1.1=
¥385
無料充電の切れたプレミアム20 10分300円 ¥300×1.1=
¥330
無料充電の切れたプレミアム30 10分250円 ¥250×1.1=
¥275
シンプル 10分500円 ¥500×1.1=
¥550
ちょっとどれもお話にならないw
ZESP3で考えると、もうノート e-powerでいいじゃんという気になってきますな。
あとは自宅で普通充電で済ますとか。
チート状態のZESP2 使いホーダイプランの前では太刀打ちのできなかった三菱自動車 電動車両サポートですが、ZESP3の前では輝いて見えますね。
書き終えて、中電の電気代は税込みだっけ?と確認に行ったら1kWの単価が¥16.3(税込)に上がっていました。
え!いつ上がったの?
ガソリン車換算も¥16で計算しているので、今回の内容は¥16で押し通します、すみません。