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イイね!
2020年02月18日

え~、それ撤去するか!

え~、それ撤去するか! こちらの写真に写る石灯篭、静岡県西部地方(袋井~浜松)や愛知県東部の方にはお馴染み?の秋葉山常夜灯です。

これのみをテーマにまとめたページもよくみかけます。

秋葉山常夜灯(嵩山町)

浜北の秋葉山常夜燈・龍燈

これらはごく一部。

秋葉山常夜灯(あきはさんじょうやとう)って?
「秋葉信仰の象徴として建てられた灯明に用いる建造物。街灯や道標(みちしるべ)の役目も果たし、秋葉街道沿い、集落の広場、社寺などに設置されている。」

浜松市の北、天竜の山の中に火防の神を祀る神社として「秋葉山本宮秋葉神社」があります。この秋葉信仰のシンボルですね。
ちなみに秋葉原の名前の由来になった秋葉神社の本宮にあたります。

この秋葉山常夜灯のみならず全国にある常夜灯、廃道好きなら古い道の目印として便利な存在です。
道の脇にこの常夜灯があれば、ほぼ間違いなく江戸から明治の初めまで、その道は人の往来した幹線道路であった証です。

冒頭写真の秋葉山常夜灯は、・都田テクノロード 東三方交差点近辺にある常夜灯です。 (Google Map)

ここは通勤路なのですが、今週になってびっくり!
この常夜灯が撤去されて工事が始まってるではありませんか。


これがGoogleストリートビューで見た2016年10月頃の常夜灯。


これが2020年2月17日撮影の同じ風景。

工事により常夜灯が無くなっています。
いや驚いた。
常夜灯って大抵浜松市所有の土地になっていて、撤去なんてされないか、最悪でも場所を移動するだけだけど、まさか撤去されるとは...

工事に伴う一時的な撤去であればいいのだけど。
しばらくは要注目ですね。


この場所が古い地図ではどのような場所だったかを確認してみましょう。

お馴染み今昔マップです。
右側が現在の地図で両方の同じ地点に赤〇が付いています。


左側が1889~1890年

〇の下を斜めに通っている道は現在も残っている道路です。
この地図内では、この道を含め3本の道が現在まで残っています。
左端を上から下に斜めに走っている道で、これはその後浜松軽便鉄道の脇を走る道になります。間違えて矢印を付けた道は浜松軽便鉄道跡の通称電車道です。
あとは左端を半分ほど斜めに走っている道で、これは静岡県道261号線(通称姫街道)です。


左側が1916~1918年

以前「地図 ~ここはもともと何だったところ?(1)~」で話題にした浜松軽便鉄道の開通した後の地図です。「みかたはら」の駅がありますね。

今となっては赤〇の下を左右に斜めに走っている道は、さらにそのすぐ下に「浜松環状線」と呼ばれる左右に走っている太い道が出来たので交通量も少なくなりましたが、この斜めの道は古くからある道路であることがわかります。
「秋葉山常夜灯」のある道路は古くからの由緒正しい道です。

この常夜灯がマッピングされた塔マップ、やはりアクセスできずこれはもう復活は諦めるしかなさそうです。
古い道の痕跡を知るには便利だった塔マップですが、非常に残念です。

現在「ポストマップ」だけは生きているんですよね。

※2021年5月12日追記。1年近い工期をかけ工事完了しました、その後の結果はこちら
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Posted at 2020/02/18 00:12:38

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この記事へのコメント

2020年2月18日 22:01
nopさん、こんばんは。
これ撤去するなら、クズ撤去してくれませんかね?
コメントへの返答
2020年2月19日 7:15
cosmo8さん、こんばんは。
ですよね~。
ん?クズ共かなw

ゴミやクズ人間はどんどん撤去して構わないですが、こういった歴史的に貴重なものは大事にしてもらいたいものです。
2020年2月22日 18:25
nop_all さん、こんにちはー

恐ろしい英断ですね。
うちの地域でも工事をして遺跡が出たが見なかった事に!!
ってのが有ったようです。
・・・今は遺跡として囲まれてますが!!
社会や歴史の勉強のためにも残してほしいです。
田舎でも、道に大きな松や桜の木があると、嘗ての街道なのかなっと思って見ています。
何とも寂しい時代になりましたね。_| ̄|○


コメントへの返答
2020年2月23日 7:47
toro_555さん、こんにちは~

私も今回の対応には驚きました。
が、まだはっきりとは分かりませんが、全体の工事の中で常夜灯のあった場所だけ別に基礎工事をしている雰囲気があるので、復活の可能性もありそうです。
追ってレポートしますね。

工事をしていて遺跡...結構よくある事のようですね。
業者にしてみれば工期が遅れるか最悪中止になるので死活問題なのかもしれないですが、やはり古くからの痕跡はきちんと調べて後世に伝えるのが今の時代を生きる者の責任だと思います。

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