
冒頭写真は昨日の「
祝日ライド」でも掲載した国道257号線の寒狭川(豊川)沿いに桜の咲いている写真です。
構図的には左に桜、真ん中に寒狭川、右に...レンガ造りの壁のようなものが見えますよね🤔
自転車で「桜が綺麗だなぁ~、どこか良い撮影ポイントはないだろうか?」と思いつつ走っていたら橋脚跡を見つけました😨
こ、これは?
今まで何度かこの場所は走っていますが気が付かなかった!

間違いなく橋脚です。
おそらく昔は寒狭川を渡る橋がかかっていたと思われます。
しかもけっこうな幅があります。
でも対岸は森になっていて、渡った先に道路は無いような?
鉄道の鉄橋跡?
この手前になりますが、寒狭川への支流である海老川沿いにはかつて田口線が走っていて遺構がかなり残っています。
当ブログでも自転車で田口線跡を追った記事があります。
・
豊橋鉄道 田口線(1)
・
豊橋鉄道 田口線(2)
寒狭川沿いには鉄道が走った記録はないし、おそらく自動車用の橋と思われます。
帰ってきてから早速調べてみました。

Google ストリートビューでの現地の写真はこちら↑
そしてストリートビューへのリンクは
こちら。

ストリートビューで対岸を拡大して見ると、対岸にも橋梁跡らしきものが見えます。
少し位置を変えて...

幅的には手前側の橋梁と同じくらいの幅がありそうです。
では、この辺りの地図は...

これは国土地理院地図です。
赤丸の辺りが橋梁跡のある場所。

これは同じ場所の昭和7年5月発行の地図です。
ん?これは😨

赤丸の部分に何やら橋のようなものが。
もうちょっと拡大

確実に橋がかかっています。
現在の地図の同じ場所を拡大してみると

対岸に旧道らしきものが記載されています。
ストリートビューの写真に鉄塔が写っていますが、地理院地図では送電線の折れ目が送電鉄塔を意味します。
ちなみにこの送電線と送電鉄塔は地図の左端にある発電所からの送電に使われています。
昔は寒狭川に橋がかかっていて、発電所側に道が抜けていたようです。
道路改良で橋を渡らず寒狭川の北側を抜けるように変わり、橋が不要になり橋脚だけが残ったのではないかと推測します。

旧地図の道に関する表記はこちら↑
橋を渡っていた道は「実線に点線」で書かれた道の「聯路(レンロ)」で、2m程度の幅の道です。
両側が実線の道は道幅3m以上の道になります。
橋を渡らず川の北側を「点線」の道が続いていますが。この点線は小径を示していて、いわゆる人が1人歩ける程度の道になります。
道路改良で小径を道路として国道257号線に変えたのですね。
逆に以前は聯路であった道が、今の地図では小径扱いになっているのが面白いです。
機会があればこの旧道探索に行ってみたくなってきました。
Posted at 2022/03/22 23:40:01 | |
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