
こちら GARMIN のサイクルコンピュータ EDGE530 です。
FATBOY用に
GARMINのRALLYというペダル式のパワーメーターを購入した都合上、サイクルコンピュータもGARMIN製のものが必要になり購入しました。
これ以前はPIONEERのパワーメータを主に使っていたので、PIONEER製のサイクルコンピュータを使っていました。(現在はパワメ毎に使い分け)
自転車の走行記録としてStravaを利用しているのですが、実は以前から「ある疑惑」を感じていました。
それは...
獲得標高を盛ってるんじゃね?という疑惑です。
似たルートを走っているのにStravaの獲得標高が多い、そして多い人はGARMIN製のサイクルコンピュータを使っていることに気が付きました🤔
この事を声高に言うのもなんだかPIONEERユーザーの負け惜しみと思われても仕方ないし...とモヤモヤとした気分で過ごしてきました。(大げさか😅)
EDGE530 を入手したので軽く検証した結果がこちら。
猪鼻湖を1周した記録です。

GARMIN EDGE530 獲得標高
84m

PIONEER SGX-CA600 獲得標高
60m
ね😋
あれ?でも距離はGARMINが 14.18km なのにPIONEERは14.31kmだ!距離はPIONEERが盛ってる?
そんなある日、気になる Youtube 動画を見つけました!
お!まさにコレ。
やはり獲得標高に関しては同じ傾向であるという結論になっています。
走行距離は逆だな🤔
ならば折角両社のサイコンを持っている自分も長距離で検証せねばと
先日のライド(八橋のウバヒガン桜)で試してみました。
事前の予想としては、GARMINの方が同じ標高でも高く計測されていて、その積み重ねが獲得標高が多くなる原因ではないか?と予想しました。
さて結果はいかに...

自宅出発時の状態です。暗いのは日の出少し前だから。
こちらの車両にはアームマウントを使ってPIONEERを常に固定しています。
今回GARMIN純正のハンドルバーやステムに輪ゴムで直接取り付けるマウントを使ってEDGE530を固定しました。
ちなみに距離と高度と獲得標高はそれぞれでこの場所に表示されています。
自宅は湖のすぐ傍なので標高2.63mです。
PIONEER(以降P)は13m、GARMIN(以降G)は6mと、PIONEERの方が7m高く表示されていました。
どちらも3個以上のGPS受信データから高度を計算する仕組みです。
初期誤差は許容するとして、問題はこの誤差のまま高度差が積算されていけばよいだけです。
宇利峠で比較しようと思いましたが、スタートしてすぐなので見送り...
でもこの時すでに両社で差が出ていました。

四谷の千枚田の下段に到着です。

P 距離39.19km 高度274m 獲得標高474m
G 距離38.30km 高度263m 獲得標高512m
距離はPが0.86km長く、高度差はPが11m高く、獲得標高はGが34m高いです。
ちなみにここの標高は?

263.85mとGの方が正確です。
Pの方が高く表示されているのに獲得標高が低いとは😨

四谷の千枚田、展望台に到着です。

P 距離41.95km 高度411m 獲得標高640m
G 距離41.00km 高度420m 獲得標高681m
距離はPが0.95km長く、高度差はGが9m高く、獲得標高はGが41m高いです。
あ!ようやくGの方が高く表示されるようになった。
ちなみにここの標高は?

415.59mとどちらも正負に同じくらいズレています。
下段から展望台までは少しアップダウンもありますが、415.59m-263.85mと151.74mの高低差があります。
獲得標高の下段時と展望台時の差を比較すると
Pは166m、Gは169mと、やはりGARMINの方が3mですが高くなっています。
誤差が積もっているのかなぁ...

仏坂トンネルの神田側坑口、四谷から神田の県道32号線で最も標高の高い場所です。

P 距離44.63km 高度513m 獲得標高759m
G 距離43.65km 高度522m 獲得標高807m
距離はPが0.98km長く、高度差はGが9m高く、獲得標高はGが48m高いです。
ちなみにここの標高は?

522.97mとGの方が近いです。
次は今回のルートで一番高いポイント、八橋のウバヒガン桜を見たあと林道で愛知県道427号との合流地点ですが、軽く死にかけていて撮影なんてしている状態では無かったです😇

道の駅したらに到着

P 距離73.04km 高度272m 獲得標高1152m
G 距離71.63km 高度261m 獲得標高1204m
距離はPが1.41km長く、高度差はPが11m高く、獲得標高はGが52m高いです。
またPの方が高く表示されるようになった!
ちなみにここの標高は?

259.59mとGの方が近いです。
う~む。
写真は無いですが宇利峠に到着

P 距離112.44km 高度173m 獲得標高1378m
G 距離110.4km 高度157m 獲得標高1447m
距離はPが2.04km長く、高度差はPが16m高く、獲得標高はGが69m高いです。
ちなみにここの標高は?

153.33mとGの方が近いです。
宇利峠は豊川沿いの標高30m付近の場所から155.33mまで登ってくるので、Pの方が16mも高く表示されているということは、獲得標高もその分Pの方が高くなると思うのだけど...
自宅に到着です。

日向で画面がわかりにくいですが
P 距離118.94km 高度19m 獲得標高1395m
G 距離116.90km 高度10m 獲得標高1468m
距離はPが2.04km長く、高度差はPが9m高く、獲得標高はGが73m高いという結果になりました。
私の環境では、やはり距離はPIONEERが盛っていて、獲得標高はGARMINが盛っています。
高度に関しては一定高度まではPIONEERの方が高く出ているけど、その分獲得標高も多いかといえばそうでもないし、謎のままです。
ちなみに距離ですが、タイヤ周長設定が違っているか再確認してみました。
使っているタイヤがこちら

700×25Cのタイヤなので、周長2105mmで両方のサイクルコンピューターには設定済みです。
距離に関しては、タイヤ周長から距離を算出すると坂道では長くなってしまうので、GPSによる直線距離で補正しなおしているという情報も得ていますが、その補正のしかたの違いなのかな🤔
いずれにしても、サイクルコンピュータによる違いがあるということははっきりとしました。