ヴェゼルを買う時に、頭にチラついたのがカローラクロスでした。
ヴェゼルの納車前後の発表はほぼ確定、1.8Lハイブリッドと4WDの組み合わせもほぼ確定。
値段的にはヤリクロ+α程度だろうから、まあまぁ買える。
ということで迷っていました。
カロクロの情報が出てきた今の気持ちとしては…
ラゲッジスペース容量以外は、ヴェゼルで良かったかなと思っています。
以下、その根拠。
まず、パワートレーン。
1.8Lハイブリッド+4WDということは、プリウスやカローラ系で使われてきた組み合わせです。
そもそも、昔乗っていた30プリウスだって同じ組み合わせだったし…。
その上、駆動用バッテリーはこの期に及んでまだニッケル水素バッテリーです。(FFはリチウムイオンバッテリーです。4WDは寒冷地での使用を考慮して…とトヨタは言っていますが。)
これが、欧州に導入されている2.0Lダイナミックフォースエンジンにハイブリッドなら乗ってみたかったのですが…。
パワートレーンに関連して、4WD性能も気になります。
これはメーカー発表や評論を鵜呑みにするしかないのですが、カローラ系のE-fourは発進時から中速くらいまでが4WDで、高速域はFFになるようです。
対して、ヴェゼルの4WDは高速域まで4WDを維持するとのこと。
雨の日、横風の強い日の高速で差が付くかもしれません。
続いて、室内(主に後部座席)の広さ。
プレスリリースの写真を見るだけでも、あまり広い感じは受けなかったのですが、それもそのはずで、ホイールベースが、他のカローラ系とまったく同一(2640mm)です。
モデルチェンジして、狭くなったと評判のカローラセダンと同じ、というか今回のカローラはスポーツもツーリングも同じホイールベースなんですね。
そして、ヴェゼルのホイールベースは2610mm。
全長は100mm以上ヴェゼルの方が短いので、やはりホンダはM・M思想が根付いているのだなと思いました。
他のカローラ系と違い、カロクロは着座位置が高くなるので、ニースペースは多少余裕が出ると思いますが、それでも限界はあります。
良くてヴェゼルと同等、実際にはそれ以下でしょう。
というか、TNGAになってからこのカローラ系のGA-Cとヤリス系のGA-Bはリヤの居住性が必要十分しか確保されていないのが前から気になっていました。
カムリ、RAV4、ハリアー系のGA-Kまで大きくしないとリヤシートでは寛げません。
カロクロに話を戻すと、カロクロにも良いところはあります。
ラゲッジは全長が長く、ルーフラインが落ちていないので、ヴェゼルと比較してかなり余裕があるはずです。
また、燃費ももしかしたら1.8Lなのにヴェゼルより良い、かもしれません。
デザインも、コンサバなSUVらしいデザインなので、こちらの方が好みという方も多いはずです。
結局のところ一長一短で、走ってみたらカロクロの方が良かった!
ということになるのかもしれませんが、カロクロを見ないでヴェゼル買って失敗だったということにはならないだろうと思っています。
とりあえず、見積もり取って試乗して初めて後悔するのでしょう。笑
Posted at 2021/06/06 15:00:40 | |
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