
以前我が家に居た3匹のワンコ(と妻)でアメリカへ渡った時のことを紹介します。第四回目です。
Q:飛行機に乗って犬の体調はおかしくならなかったですか?
A:事前に最も心配していたのがこの点でした。
人間にとっても飛行機での長旅は疲れますが、ワンコ達にとっては訳が分からないまま狭いところへ押し込まれ、さらに暗くて喧しい環境に長時間さらされるのですからなおさらです。
よって我が家では獣医さんと相談の上、飛行機に乗る前に精神安定剤と睡眠薬を与えました。
検疫後はケージを開けることができません。よって必要なら事前に水やえさをケージの中に入れておくことになります。飛行機の中は非常に乾燥しますので、人間も水分を頻繁に摂取する必要があることを考え、ワンコたちにも専用のボトルで水を与えておきました。しかし慣れない環境と普段使わないボトル(一応事前に練習はしたんですけどね)ということもあって3匹とも飲んでいませんでした。
それでも薬の効果もあったのでしょうか、LAX到着時は多少興奮していた&のどが渇いていた、以外には普段と大きく違う様子はみせませんでした。まあ我が家の3匹は中大型犬の雑種なので、環境変化などには比較的強かったのでしょう。ワンコたちよりもワンコたちのことを心配していた妻のほうが到着時は遥かにヘロヘロだったくらいです。
とはいっても、長旅の疲れ&慣れない環境に放り込まれたこともあってか、数日は三匹とも疲れ気味でしたね。上の写真は到着日の晩にソファーと床で爆睡している二匹です。
なお成田の検疫事務所で会ったほかのワンコは、まだ出発前にもかかわらず緊張のあまり失禁してしまっている子もいたので、性格などが大きく影響するようです。
Q:何が一番大変でした?
A:成田空港内の移動が大変でした。
第一ターミナルの検疫所が少々辺鄙なところにあることもあり、ケージ、バリケンですね、に入れた状態でターミナル内を自分たちだけでかなりの距離を移動しなければなりません。
しかし大型犬用ケージは非常にかさばるため、通常の手押し車(皆さんがスーツケースなどを載せるのに使っているカート)に載らないことに加え、エスカレーターは幅が狭くてケージが載らない、エレベーターが荷物用しか使えない(旅客用のエレベーターは入り口の幅が狭くて大型犬用は入らない。中型犬用は何とか、、、)、などかなり苦労をしました。今回は3匹同時にハンドリングというのも大変だった理由の一つですが、危うく私が飛行機に乗りそこなうところでした。
今回の経験から、成田空港の第一ターミナルは身障者の方や子供連れに方、お年寄りにとってはかなり不便な構造であることが非常に良くわかりました。車椅子での利用は大変だと思う。
この点ではアメリカの空港はとても優れていますね。

写真はLAXのカートにバリケンを載せたところ。成田の普通のカートだとこのようには搭載できない。よって成田では航空会社の荷物用カートを特別に借用しました。
空港?航空会社?のルールの違いなのかは分からないのですが、LAXでは航空会社の職員の方が検疫所への移動をサポートしてくれるので、数年後の帰国時の検疫所への移動などでは苦労はほとんどせずに済みました。
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Posted at
2022/02/27 13:15:00