カリフォルニア州には、Chino空港の機体とは別にもう一機、飛行可能な状態のゼロ戦が存在します。
記念空軍Commemorative Air Forceが所有する機体で、ロサンゼルスから西へ車で1時間と少し走ったところにあるCamarillo空港にいます。空港横にでかいアウトレットモールがあるので地名を知っている人もいるかも。
こちらの機体はレプリカというべきもので、オリジナルの部品を参考にロシアで作製されており、エンジンも栄ではなくP&W R-1830が使われているので、ちょっとエンジンカウルが大きくなっています。
これまたかなり昔の話になりますが、夕方にたまたま空港へ行ったら、当日午前中のイベントでエンジン始動に失敗?したためプラグを外して掃除していたところに出くわして、至近距離からしっかりと見学させてもらえた時の写真です。当たり前ですがほかに見学者無し!ラッキー!!
エンジンプラグの点検作業中
二人で作業されていましたが、14気筒星形ですからなかなか大変そうでした。
エンジンカウル内側
なかなかレアな写真だと思います。見えているのは上側半分で、7.7ミリ銃の玉が通る部分の構造が分かります。
機体後ろ半分
尾輪はこんな感じなんですね。
機体左後方から
90年代に組み立てられた機体ということもあって、機体表面の状態が良いです。昔組み立てたプラモデルと同じ形なことに感動しました。当たり前なんですが。
真後ろから
本当にスマート細身なんですよ。
よく見るとエンジン(実際にはカウルフラップです)がわずかにはみ出しているのが分かりますが、逆にこれが空冷星形エンジンを採用した機体の不利な点なんでしょうね。
右斜め後ろから
オーナーのCAFのマークが書かれています。
あと、プロペラのブレードは人間の頭よりも幅が広いんですね。
翼の下側
脚の形もプラモデルそのままでした。
機体としてはChinoのものより無理が効くと思われるので、飛行中の姿を見ることが出来る可能性が高いのはこちらの方でしょう。
Posted at 2022/08/16 09:24:45 | |
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