三重は鈴鹿にある焼肉屋さん。鈴鹿亀山地区に何件か同じ形態のお店が存在するが、鈴鹿サーキットからそれほど遠くないこともあって、レース関係者を中心に知っている人は多いと思う。
20年来私はこの店が大好きで、鈴鹿を訪れる機会があれば確実に立ち寄ることにしており、またこの店特製のたれを入手して自宅でもこの特製焼肉を楽しんでいるのだが、普通の焼肉屋とは様相がかなり異なるので紹介してみる。
まず着席して驚かされるのが、机の真ん中に鎮座しているこの店独自?の4つの角が追加されている”業務用コンロ改”。すでに普通ではない雰囲気が漂いまくっている。
注文はメニューを見ながらやればよいのだが、常連を見ているとメニューも見ないで「3,2,2」などと3つの数字をいうだけでオーダーが通ってしまうこれまた普通でない雰囲気満載。
まあ実際にはこの数字は「豚肉、うどん、ごはん」の数量を示しているだけなので慣れれば非常に話は簡単。今回は私一人だったので「2,1,1でお願いします」だった。これが大食いでない2名だったら「3,2,2ね」となる。キャベツは自動的に量が決まる、らしい。(20年以上通っているが確認したことは無い)
注文が終わるとおもむろにコンロに点火してくれるので、ガスの炎を眺めながらしばし待つと食材が載せられた特製の鉄板が到着する。
この調理道具というよりも工場の備品といった雰囲気の鉄板が良い味を出している。またこのとき、コンロに生えた角の理由がおぼろげながら想像できると思う。
今回は1名だけの少量注文だったので小型鉄板だったが、3名以上の大量注文時は大きな鉄板が使用されるので、安全性の面でこの角は非常に重要なのだ。
到着した食材は下側にスライスされた肉、その上に特製の味噌ダレ、一番上にキャベツという構成で、これをお客自身がお箸でかき混ぜながら焼き上げていく。
かき混ぜ作業を進めると、肉に火が通りながらもキャベツからの水分が出てきて良い具合に味噌ダレが食材に絡む。ビールを飲みながら進行させるのもよし。
まだ水分が多いかな?という状態で、先ほどから隣に待機していたうどんを投入する
この店はうどんは袋のまま提供されるので、鉄板上の水分が十分残っているうちに投入できるようにあらかじめ準備(袋から出す)しておくことが重要。
うどんを投入したら、肉やキャベツと十分混ぜ合わせてうどんにも味噌ダレが絡まるようにする。
このころになるとごはんが到着する(お店の人がタイミングを見計らって持ってきてくれる)のでひたすらかき混ぜて完成を目指す。
なお火は鉄板の状態を見ながら徐々に絞らないと焦げてしまうので注意が必要。
ということで完成。非常に単純だが、ビールにもご飯にもとっても合うのだ。
Posted at 2020/04/25 16:41:55 | |
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