我が家にはルンバが1台居ます。
ルンバの動きを見ていると、ある、ではなく、居る、という表現が適切だと思います。
かなり前になりますが、数か月私が一人暮らしをすることになった際に購入し、それ以降入院することもなく我が家でずーっと活躍してくれています。
記憶にある範囲で交換したものは、
バッテリー(3-4回。ネットで社外品を購入)、
メインブラシ(1-2回。ネットで純正品を購入)、
サイドブラシ(2回ほどネットで社外品を購入)、
フィルター(回数不明、ネットで純正/互換品を購入)
で、メカ関係は交換することなくここまで来ています。
ちょっと手をかけた点としては、メインブラシ駆動用のギアボックスです。長毛の大型犬が我が家に居たこともあり、時々分解したうえで入り込んだゴミ(主に人や犬の毛でした。これがかなりの抵抗を生んでいた。)を取り除きタミヤの樹脂ギア用シリコングリス(ミニ四駆用だったと思う)を塗り込んでいました。
同じ時期に購入された他のお宅のルンバが不調に陥ったケースをよく耳にしたのですが、おそらくギアボックス等に入り込んだ毛等が絡まってしまったのが原因ではないかと推測しています。
それとルンバは時々機能向上対応がされます。
おそらく市場で発生したトラブルやユーザーからの要求に対応した改良部品の投入なのでしょうが、その改良品はかなりの確率でレトロフィットさせることができます。
つまり、愛着の出てきた?ルンバに性能が向上した部品を組み込むことで、さらに我が家で活躍してもらうことができるわけです。
うーん、素晴らしい!
我が家の560の性能に不満があったわけではないのですが、10年経過を機に?数少ない欠点である”ごみの取り出しにくさ”が解消された改良型ダスト容器への交換をしてみました。写真の赤いのが従来型、青いのが改良型です。
交換作業はとっても簡単で、ダスト容器を改良型に差し替えるだけです。
なお今回は同時に破損していたサイドブラシも交換しています。最近あまり私が面倒を見ておらず、久しぶりに確認したらこんなことに、、、無残。
ダスト容器を改良型に交換したことによる効果ですが、内側の開口部が広くなったので、ごみの取り出しがとっても簡単になりました。
またフィルターの実効面積も増えたので、掃除中の能力低下が以前より緩やかになっているものと思われます。(←これは想像です。目に見えて性能が良くも悪くもなってはいません。)
ルンバは、日本の家電製品のようなノーメンテで使い続けることは難しいです。メンテしないとトラブルが発生する可能性が大きい。
しかし(ちょっと難しいですが)ユーザーにもメンテ可能な構造になっており、また部品がユニット化されているので故障した時もユニット交換だけ復活させることが可能でそれに必要な部品は海外web経由で入手できますから、ユーザーにやる気さえあれば修理/メンテを自分で行いながら長年にわたって愛用することが可能です。
最近は省資源の観点でいろいろ言われていますが、他のメーカーの家電製品でこのような対応がされているものは少ない、つまり故障=廃却がふつう、なのはかなり変だと思いますので、ルンバを製造販売しているiRobot社の考えにはとても共感できます。
ということで、我が家では、ワンコをもう一匹飼っているつもりになって、満11歳になるこのルンバには引き続き活躍してもらうつもりです。
Posted at 2021/02/27 15:28:48 | |
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