スターフライヤーが日本初となる機内ペット同伴サービス「FLY WITH PET!」を開始すると発表しましたね。
残念ながら我が家のワンコは中型犬なので対象外になってしまうので実際に利用する機会はなさそうですが、ペットと移動する手段が増えるのは良いことだと思います。
さて以前我が家には3匹のワンコがいたのですが、ある時その3匹(と妻)とともにアメリカへ引越さねばならなくなりました。
当時は「えっ、連れていくの?」とかなりの人数の方から質問をされましたが、捨て犬だった雑種を数年にわたり日本で見てくれる人はいないでしょうし、何より大事な家族のメンバーですから、いろいろ悩みながら準備を進め無事渡米することができました。
かなり前(2010年ごろ)の話ですが、ワンコたちとともにアメリカへ移動するのはなかなかできない経験でしたので、ちょっと紹介してみます。
Q:アメリカへの移動はどうするの?
A:飛行機で移動することになります。
ワンコたちへ負担を考えて、船便を当たってみたのですが、現在は太平洋を横断する定期航路の設定がありません。
世界一周のクルーズ船などによる不定期便は存在しますが、とても私が払える運賃ではありませんし、そもそも我が家の由緒正しい?雑種3匹が優雅なクルーズ船の旅を楽しめるとも思えませんので、航空便以外の選択肢はないということになります。
Q:どこのエアラインを使う?
A:冬季であればどこのエアラインでも犬を貨物荷物として預かってくれるのですが、5月中旬以降は到着地であるアメリカの気温が高くなるため、アメリカのエアラインは引き受けてくれなくなります。空港での待機時間中の温度上昇を嫌っての措置だそうです。
私の場合は6月初めの移動となったため、日系のエアラインにお願いすることになりました。日系のエアラインはアメリカのエアラインよりも食事などのサービス面で一歩リードしている、と一般的に言われていますが、ワンコたちにとってこの選択がメリットになったのかは分かりません。だってアメリカのエアラインと日本のエアラインで、飛行機の貨物室に大きな違いがあるとは思えませんからね。
なお私個人としてはアメリカ系のエアラインのフレンドリーなサービスが好みです。
Q:ワンコは飛行機のどこに乗るの?
A:昔は小型犬であれば機内に手荷物として連れて入ることが可能だった様ですが、現在(2010年当時)は預け入れ荷物としてしか取り扱ってくれません。
犬が嫌いな人や、動物アレルギーの人がお客さんの中にいる可能性があることに加え、過去にルールを守らない飼い主がいた(機内ではワンコをケースから出してはいけないのに、出した馬○がいるらしい)などが原因で、このような扱いになったそうです。
預け入れ荷物扱いとはいえ、生きた動物ですのでさすがに通常とは違う扱いを受けます。
スーツケースなど通常の手荷物は、ターミナルで専用のコンテナに詰め込まれた上で飛行機の客席床下部分にある貨物室に押し込まれます。しかしこのスペースは空調が効いていない、とても狭い、など生きた動物にとってはあまりよろしくない環境です。
よって同じ貨物室でも、一番尾翼寄りにある“バルク室”というところに載せられます。サーフボードやスキー板などコンテナに収まらない荷物もこのバルク室に搭載されるそうです。
通常のフライトではこのバルク室も空調が効いていないのですが、動物を輸送する際は空調が入り、ほぼ客室と同じ温度になるそうです。
ただバルク室は主翼より下側でかつエンジンの下流に位置することなどから、飛行中はかなりの騒音に満たされていただろうとは思います。また照明もありませんので、扉を閉めている間は真っ暗になりますから、犬にとっては決して良い環境とは言えないですね。
その二につづく
Posted at 2022/01/28 21:50:30 | |
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