私のKT100、年明けにシリンダーを取り外して確認したところかなり激しい吹き抜けが発生していることがわかりました。
シリンダー側はロスハッチが残ってる&目に見える傷はありませんので、ピストンリングに最も問題ありと判断し、まずはピストンリングだけを新品に交換することにしました。
しかし、前回の確認時にわかったように、ピストンヘッドにこびりついたカーボンのために刻印が見えずピストンサイズがわかりません。
そこでキャブクリーナーを使ってピストンヘッドのカーボンを除去することにしました。そのまま吹きかけただけでは洗浄効果が薄れるので、吹きかけた箇所をペーパータオルとラップで覆って2時間ほど放置。
ワイヤーブラシで優しくこすったところ、刻印#45が確認できました。
この情報をもとに新しいピストンリング、本来の62.45用に加えワンサイズ大きな62.50用、を手配しました。
新しいリングが届いたので交換作業に取り掛かったのですが、その作業中に古いリングは62.55用であることが判明。部品手配前に取り外して確認したんですがその時は読み取れなかった、、。
まあ致命的な話ではありませんから、今回は正規?のサイズである62.45用を組み付けることにします。
一応組み込み前に新旧リングの隙間確認をしました。方法は「リング単体をシリンダー上端から10mm下にセットし、隙間をシックネスゲージで測定」です。
旧リングの写真
その結果は以下の通り
旧ピストンリング(62.55用):0.22mm
新ピストンリング(62.45用):0.48mm
この点に関しては古いリングも基準値に収まっていますね。カーボンによるスタックも無さそうなので、長期放置による張力低下が吹き返しの原因でしょうか?
なおリング隙間は上限が0.50mmなので、今回組み込んだ62.45用はすでに上限に対して余裕がありません。次回交換時は一つもしくは二つ大きめのリングを選んだほうがよさそうです。
このエンジンは非常に実績のあるエキスパートの方にOHしてもらったものなので、この「62.45用ピストンと62.55用ピストンリングの組み合わせ」は様々なノウハウが反映された結果なのかもしれません。
さて、簡易とはいえエンジンとキャブをメンテしたことによってどの程度の変化/改善がみられるのか、次回の走行が楽しみです。
でも走りに行くのはもう少し暖かくならないと無理だなぁ。
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レーシングカート | 日記
Posted at
2025/01/28 19:42:43