
栄発動機で飛行可能なゼロ戦がいるカリフォルニア州のChino空港には、それ以外にも旧日本軍機が展示されています。
かなり前に撮影したものになりますがご紹介します。
彗星

もとは水冷エンジンを搭載していた機体ですが、そのままでは復元困難ということから、入手可能なP&Wの空冷エンジンに交換し、外見も33型相当にした上で、地上走行が可能な状態にされています。

オリジナルのスマートな機首形状とは違ってしまいますが、首なしでは展示も難しいですから合理的な対応ですね。
雷電

ゼロ戦と同じ開発者が担当したとは思えない力強い外観の雷電です。
静態保存とは言え、現存する唯一の機体ですね。

飛行時に独特の音を響かせていた強制冷却ファンが観察できます。こんな感じなんですね。プロペラのブレードもゼロ戦と比べると太いです。
一式陸上攻撃機

これは完成機としてではなく、残骸として展示されています。もとの残骸の状況及び修復にかかる手間や費用などを考え、修復は困難と判断されての対応のようです。あと、山本五十六長官の乗機がジャングル上空で撃墜されたことも念頭に置かれているのでしょう。
なおこのChino空港には、撃墜した側の機体P38(飛行可能な状態)が別のハンガーに展示されています。

この時は別の機体が収まっていましたが。
旧日本軍機については、これ以外にも興味深い展示がされています。
Posted at 2022/08/15 22:14:50 | |
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