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2021年07月05日 イイね!

元祖LCCのSouthwest航空 (ずいぶん前の体験記)後編

元祖LCCのSouthwest航空 (ずいぶん前の体験記)後編使用している飛行機
Southwestはボーイング737しか運用していません。日本を含む世界中のエアラインが使用しているメジャーな機材です。
写真はLAXのターミナル1です。まだ旧塗装ですが、中央はシャチの特別塗装(Sea Worldとのコラボ)をした機体です。

異なる機種を保有すると、メンテナンスに必要な設備や部品をより多く準備しなければならず費用がかさみます。またパイロットは機種毎に資格がが異なるため(一人のパイロットが異なる機種を同じ時期に担当することは基本的に無い)、その為の人件費も余分に必要になってしまいます。一種類の機材に絞り込むことでランニングコストを抑えられるので他の格安航空会社でも取り入れている手法です。お客さんが多い場合は運行回数を増やして対応すればよい。クールな発想ですね。

日本では、JetstarがエアバスA320ですし、ソラシドエアがボーイング737、フジドリームエアラインズはエンブラエル170シリーズ、に統一しています。
なお全席エコノミークラスですが、清掃の手間を減らすために革張りシートが採用されています。飲み物をこぼしても革張りシートなら拭取るだけでOK。これも他のLCCは勿論、最近は大手エアラインもまねているポイントですね。

一度かなり使い込まれた737-300に遭遇したことがありました。機内も結構ヤレていましたが、外板も継ぎあてが目立ちました。まあ古い機体でもちゃんと整備されているということなんですが。


機内清掃
Southwestではフライト終了後にキャビンアテンダントが機内の掃除を担当することで、時間の短縮およびコストの削減を図っています。これも今では多くの航空会社が取り入れている方法ですが、実際お客さんが降りているときにキャビンアテンダントが挨拶をしつつ掃除もしている光景を目にすることが出来ます。
また到着後に行われる 次のフライトに向けた準備のすばやさ も特筆物で、最後尾のお客さんが座席から立ち上がったくらいのタイミングで後部ドアからゴミの搬出/次フライト用ドリンク類の積み込み作業が始まっていました。(私は一番後ろに座ったので確認することが出来た)

機内の雰囲気
(良い意味で)路線バス/通勤電車的です。離陸に向けて滑走路をフル加速しているときであってもお客さんは特に変わった反応はしません。(おしゃべりしている人はおしゃべりを続ける。寝てる人は寝たまま。日本、特に国際線だとキャビンにちょっと緊張感が漂うような気がします。気のせい?)
まあアメリカでは日本より飛行機を利用する機会が多いですし、Southwestを選ぶ人は飛行機に慣れた人が多いことも背景にあるのだと思います。

手荷物
アメリカの国内線では荷物を預けると追加料金が必要になります。一つあたり25ドルが相場です。ところがSouthwestでは2つまで(現在は1つまでらしい)が無料となっています。私は荷物を預けたり引き取ったりする時間がもったいない(&荷物がなくなる/破損する可能性が結構ある)ので機内持ち込みを基本にしていますが、女性(うちの妻を含む)を中心に持ち込み可能なサイズに収まらないケースは多いと思います。そんな場合でもSouthwestであれば、追加料金なしで預けることが出来ます。素晴らしい。
また旅慣れたお客さんが多い&無理に機内に荷物を持ち込もうとするお客さんが少ない、もあるのでしょうが、乗り降りはほかのエアラインよりもスムーズなような気がします。(オーバーヘッドコンパートメントへの荷物の出し入れを待つ時間がバカにならない)

ペット
Southwestは、規定のサイズ(ケースがシート下に収まるサイズ以下だったと思う)以下であれば、持ち込み荷物としてペットを機内に持ち込むことが可能です。当時我が家に居た3匹はどれもサイズに収まらないこともあって私は利用したことがありませんが、実際に持ち込んでおられる方を何度か見たことがあります。(離陸前に犬の鳴き声がしたので気が付いた。) ペットとともに国内旅行をしたい方にとってSouthwestは有力な選択肢になりますね。

乗客の評価
今回たまたま両隣に座ったお客さんとその点について話をすることが出来ました。(機内の様子や安全のしおり等の写真を撮っていたら左隣のおばあちゃんに話しかけられました。変なことをしている奴だな、と思われたらしい。笑)
このおばあちゃんは、少し前に同じ路線で別の大手エアラインを利用した(Southwestが満席だったため仕方がなく)そうですが「高いし、機内が汚れているし最低!」と言ってました。(Southwestは大手よりも2割から5割ほど安い)
右隣に座っていた学生さん(UCバークレーの法学部らしい)も「Southwestは安くてサービスもよくいい飛行機だ、家族もよく利用するよ。」と言っていました。
また同じ日に同じ路線を他の大手エアラインを使って移動した知り合いは、このおばあちゃんと似た感想(汚れてるし、なんか機内が寒かった)と言っていました。
あくまでこのお二人+αから聞いた範囲に過ぎませんが、Southwestは調査会社の結果だけでなく実際の利用者からなかなかポジティブな評価を得ているようです。
実際、機内も綺麗でしたし、搭乗員/地上の係員は皆さんフレンドリーだったこともあり、私も非常に好印象を持ちました。

また機会があれば利用したいですね!
Posted at 2021/07/05 22:56:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 飛行機 | 日記
2021年07月03日 イイね!

元祖LCCのSouthwest航空 (ずいぶん前の体験記)前編

元祖LCCのSouthwest航空 (ずいぶん前の体験記)前編アメリカ国内線専門のエアラインなので日本での知名度はいまひとつですが、格安エアラインの『はしり』となった会社であり、非常にユニークな経営方針 [顧客第二、従業員第一主義】を採りながら高い顧客満足度を獲得し、今やアメリカ四大航空会社の一つになっています。世界中に誕生しているLCCがお手本にしている会社であり、先日私が利用したJetstarもその一つです。
このSouthwestは私も何度か利用したことがあるので、その時の感想を書いてみます。かなり前の話なので、その後システム変更されている部分もありますので、その辺りはご容赦を。

キャッチフレーズ
この飛行機会社のキャッチフレーズは、LOVE だそうです。なのでシンボルマークにもハートが使われています。なおNY証券取引所での略称もLAVです。日本人には少々気恥ずかしいですが。
チェックインカウンターです。ハートのマークが見えますね。


航空券
手配がインターネットでしか出来ません。今となっては珍しくも無い話ですが、旅行代理店などの中間業者へ支払うコストを削減することが目的で取り入れられた手法です。

チェックインと搭乗
これも基本的にインターネットで行います。出発時間の24時間前から可能です。
Southwestは座席指定が無く全席自由席が基本で、チェックインした順番に搭乗できるルールになっているので、早くチェックインすれば窓側や通路側、あるいは前のほうに座ることが出来ます。お客さんが早めにチェックインしてくれると航空会社は早めに搭乗者数を確定できますから、なかなかクールなアイディアです。
座席指定が無いので、ボーディングパスがありません。その代わりインターネットでチェックインした際に発行されるレシートをプリントアウトして持っていく、もしくはスマホの画面提示することになります。このレシート/画面には搭乗する順番が記載されています。
そのためにSouthwestが使用する搭乗口の横には搭乗待ちのお客さんが並ぶ順番を指示した看板があります。搭乗開始のアナウンスが掛かると自分の持っている番号にしたがってここに並ぶことになります。これはどこの空港も同じなので、Southwestをよく使うお客さんは迷うことがありません。

なお数年前から、マイレージサービスが始まり、プライオリティが高いユーザーはチェックイン順に関係なく優先搭乗可能なシステムになっているようです。

便の変更
同じ路線の前の便に空き席があれば無料で便の変更をしてくれます。
Southwestは価格が安いだけでなく、同じ路線に高頻度で便を設定するのが基本なので利便性が高く、それが人気の理由の一つです。加えて便の変更が基本的に無料なので、便の変更が必要になるビジネスマンには好評なわけです。
このようなシステムを採用している理由ですが、
空席のあるまま飛行機を飛ばすよりも、空港に来たお客さんをどんどん前倒しして運んでしまえば直前になってやってきた飛込みのお客さんを後の便に乗せることができる。=前倒ししてもらったお客さんは早く到着できてハッピー。後から来たお客さんは急なリクエストにもかかわらず飛行機に乗ることができてハッピー。Southwestは結果的にたくさんのお客さんに利用してもらえてハッピー。
というロジックです。
私の場合も予想よりも早く空港に到着したので、搭乗口横のカウンターで一便前への変更をリクエストしたところ、90分ほど早い便に搭乗することが出来ました。ハッピー。

搭乗員
日本のエアラインや、アメリカの他のエアラインと比べるとカジュアルな服装で、みなさんフレンドリーでてきぱきと楽しそうに働いている姿が印象的でした。これは空港のカウンターなどの地上係員も含めてみな同じ印象を持ちました。また機内での放送もいろいろ工夫をされているようなのですが、私の英語力ではその面白さを完全に理解することはできませんでした。残念。
あと空港で見かけるSouthwestのパイロットは、すごく派手なネクタイ(アメリカ国旗柄など)をされている方が多いように感じます。だからすぐにSouthwestのパイロットだ!と判るのですが、、。なぜなんでしょう??

機内サービス
ソフトドリンクとピーナツ(小袋)しか出ません。アルコールは有料(一杯5ドル)。5時間を超えるフライトであっても同じです。これも最近ではどのエアラインも同じ対応をとっていますが、コスト削減のためにSouthwestが積極的に取り入れた手法です。
ただし特別な時期(サンクスギビングとか)はアルコールが無料で選択できるケースもあるようです。

なおこの機内サービスでSouthwestがユニークなのは、ワゴン/カートを使用しない点です。その代わりにお盆もしくは直接グラスを手に持って、来てくれます。ワゴンを使うと余分なコストが掛かる、機内のスペースが食われるなどを考慮しての選択だそうです。 また短いフライト(30分程度)でも飲み物をサービスしてくれますが、このアテンダントの皆さんのテキパキ感はなかなかの見ものです。
なおキャビンにはTVモニターなどは一切ありません。他のLCCもまねているので今となっては珍しくありませんが、Southwestが先駆を付けた方法です。

つづく
Posted at 2021/07/04 00:46:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 飛行機 | 日記

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「[整備] #C3エアクロスSUV 初めてのスパークプラグ交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/3238085/car/2929785/8176342/note.aspx
何シテル?   04/05 21:28
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