DPF不調、その後。

　私は地方在住でチョイ乗りはほとんど無し、高速道の利用頻度も高くディーゼル乗用車の使用形態としては申し分ないと（勝手に）自負しておりましたが、11月に入ってから120dのDPF再生インターバルが異常に短くなったのに気付いて現在はエコランは中止しています。具体的には、
●アイドルストップはOFF（再始動時にPMが出る為）。
●1,500rpm以下では極力負荷をかけない（スーパーワイド6MTのため、シフトアップ前はかなり引っ張り気味になります。。。）。
●高速道を含む片側二車線路では、右側車線の速い流れに乗って走る。
●高速道の合流など許される状況下では、可能な限り4,000rpm以上まで使って全開加速する。

　これだけ気をつけた結果、今週末の再生インターバルは143kmでした。再生は二回とも十分少々で終了し異常はありませんでした。とは言え市街地走行はほとんど無し、上記の通り出来るだけDPFに負荷をかけない走行を心掛けたにも関わらずこの距離はまだまだ不満ですねぇ。。。来週は念のため、ひめ＠２０７さんのアドバイスに従って早めの燃料フィルタ交換を試みる事にします。

　それにしても、徹底して高ギヤ・低回転ケチケチ運転（常にトロトロ走っていた訳ではありません。不必要に低ギヤでダラダラ引っ張る事をしなかっただけです。）を続けたにも関わらずノートラブルだったPSAの1.6HDiには今更ながら頭の下がる思いです。
　120dはディーゼル特有のカラカラ音が始動時から全くしない、シングルVGターボにも関わらず低速トルクの立ち上がりが早いなど1.6HDiに対するアドバンテージを実感できますが、個人的には多少カラカラ音が出ようが低速トルクが細ろうが、PMの排出を抑えて下から安心してガンガン踏めるセッティングを望みたかったですね。ターボチャージャのサイズがひと回り小さければ（ピークトルク回転数は1,400rpmとか。）なお理想的。
　そもそも飛ばす気が無いんならBMWなんか買うなよ、って話ですが。。。（＾＾；；；

　そういえば、DPFの不具合情報を探していてこんなページを見つけました。
BBC - Watchdog: Is your diesel filter out of kilter?http://www.bbc.co.uk/blogs/watchdog/2011/10/diesel_particulate_filters.html
　フィアット500および日産キャシュカイ（邦名デュアリス）のディーゼル車を購入したユーザが、DPF再生不良によるトラブルで保証期間内であるにも関わらず修理費を請求され、また購入時に使用形態についてのアドバイスも特になかった点などが問題として採り上げられています。
　ショートトリップが多く平均車速の低い日本でDPFの再生不良が起こりうる事は容易に想像されますが、ロンドン市周辺くらいでしか渋滞を見かけることのなかった（と言っても、十年以上前の話ですが。。。）イギリスでも話題になっているとはちょっと意外でした。