１９インチ　　むむぅ・・。

　　昨日は、夏タイヤへの交換とオイル交換で仙台のポルシェセンターに行ってきた。リアは梅雨の頃までしか持たないと言われた。19インチの後輪はタイヤ幅が305だが、これはＦ１の前輪にも使える幅である。これが一万キロしかもたず、価格は一本9諭吉弱。とりあえず後ろ2本を6月頃に交換予定とした。

　さて、久しぶりに19インチに戻してみると乗り心地が大分違うことに驚かされる。高速道路のような直線をカァ～ンと飛ばす分には、それほど差異はないが、街乗りになるとまったく異なる。

　18インチのノキアンスタッドレスの時は、メルセデスのようにしっとりとした走りのカレラ４だったが、19インチのピレリ・ロッソでは路面の凹凸がステアリングに忠実に反映し勝手に動く。それを保持するのに若干手に力が入る。曲がる時も18インチノキアンだと、スーッと抵抗なくハンドルが切れるのに、19インチピレリはグ～ググとエド・はるみではないが不規則な抵抗がある。

　簡単に言うと、乗用車的だったものがスポーツカー的なものに変化し、よりクルマの運転に神経が集中させられる。

　だからカレラ４本来の、いつでもどこでも誰でもという民主的なキャラクターを引き出すのであれば、標準の18インチがベストで無理に19インチに代える必要はない。
クルマの挙動も18インチのほうが素直である。
　しかし、買ってしまったのだから夏と冬で二種類を味わおうと思っている。

　話は変わるが、タイヤ交換を待っている時、ディーラーの裏の駐車場にストックされているクルマを見にいった。
　そしたら、きれいに洗車され納車を持っている928GTSが置いてあった。久しぶりに見る928はものすごくかっこよく見えた。（写真）
　この他にも964のカレラ4や996ターボなどもあったが、ポルシェは年式の古いクルマでも、その個性が輝いて見え色褪せることはない。いわば芸術作品のようだ。

　現行の997も10年後にはどのようにポルシェフリークには見えるのだろうか？