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堅雪かんこのブログ一覧

2008年06月30日 イイね!

電子制御と腕前

電子制御と腕前 昨日は、子どものエレクトーン発表会に付き合わされた。今のエレクトーンは昔より進化して、見かけはコンパクトに簡素化されているが機能は多彩で、演奏者は演奏をする前にメモリースティックを用い、セッティングしてから始める。
 曲目もディスコメドレーやウェザー・リポートの「バードランド」、ラフマニノフの交響曲などジャンルも様々で、一人で演奏しているにも関わらず、フルバンドやオーケストラの音が出せる。

 しかし感動は薄い。というのは、機械が演奏をアシストするので、どこからどこまでが本人の実力か判別し難いところがある。ここが生ピアノとの大きな違いである。今の電子制御の効いたクルマと同じことが言える。
 何人かの演奏をボーっと聴いていたら、一人だけ際立った演奏をする女の子がいた。エレクトーンのリズム(ドラムス)は機械が担当する。そこにビタッとオンビートでぐいぐい弾きまくるのである。さらに音のダイナミックスがすばらしく曲想を上手に表現していた。

 このリズム感というのは天性のものがあるのではないかと思う。ジャズはリズム命の音楽で、ここがダメなものはすべてがダメだ。
 カウント・ベイシー楽団をライブで初めて聴いた時は衝撃を受けた。たかがブラスバンドみたいなもんだろうと思って会場に行ったら、体を芯から揺する強烈なスウィング感と、適切なタイミングで音を炸裂させる豪快なブラス群、一瞬の静寂な中をコツコツとリズムを刻むフレディー・グリーンのアンプ無しの生ギター。そして朴訥ながらも味わいのあるカウント・ベイシーのピアノ。
 特に、スウィング感はものすごく、会場の床がドンドンドンと地響きが鳴るくらい皆惹きこまれて自然と床を足で鳴らしているのである。

  やはり一流どころは、このプレシジョン(正確性)が違う。ここに差が出る。
 エレクトーンという自動演奏的な電子制御の楽器も、人の介在するところは残されていたということだ。

  結果発表で、うちの子も金賞を取ったが、先ほどの女の子は昨年も東北ブロックに出場経験のある腕前だということがわかった。実はうちの子もその大会に去年その子と初めて出させてもらったのだが、今回の演奏はいまいちで、金賞を取った本人も神妙な顔をしていた。
 さぞかし可愛い女の子だろうって?いやこれがレーサーになると戯言を言っている高一の男の子で、「F1はズリィ~。ATだから」と練習用のぼろいFJ1600のマニュアルシフトと悪戦苦闘している。

  ま、大事なのプレシジョンだから修行したまえ。オヤジはTipで頑張るから。






Posted at 2008/06/30 13:50:36 | コメント(4) | トラックバック(0) | 音楽 | クルマ
2008年06月28日 イイね!

聴け!!これがNew997のエンジン音じゃ(涙)

シュミ


 今回の997のMCで一番ずしーんときたのが外見やPDKなんかじゃなく、まったくエンジンを新しくしたことだろう。大分詳細が明らかになりつつあるが、例の壊れるかも知れないインターミディエイトシャフトも廃止したし、前期型より部品点数を40%減らし剛性を20%あげ、エンジン高もより低くし、重量が6kg軽くなった。さらにエンジンオイルを電子制御によりオンディマンドで細密にエンジンに送れるようになったのだという。

 なんか今月号の自動車雑誌のポルシェ特集は晴れ晴れした気分では読めなかった。

 ビデオは、エンジンのテストを実際にクルマやコースを使わなくてもできるという機械の紹介で、ニュルのコースをシミュレーションしている。
 こうやってGをかけながらこねくり回して、エンジンを試しているのである。

 サーキットなどで走らせている方は耳になじみの音かも知れないが、街を、しかもTipなどで流してしか走ったことのない人は、後ろのエンジンがこんな音がするのをあまり経験されたことがないのではないだろうか?

 このような音を響かせながら走った時こそ911の本領発揮。重ねて言いますが、よい子はサーキットでやってくださいね。
Posted at 2008/06/28 12:26:07 | コメント(11) | トラックバック(0) | 日記
2008年06月28日 イイね!

ブレーキパッドガ マモウシテイマス

ブレーキパッドガ マモウシテイマス 今朝、カレラ4を運転していたら突然警告灯がついた。土屋圭市じゃないんだから走っている途中でサイドなんか引いていないよと思い、よく見たら「ブレーキパッドガ マモウシテイマス」という文字とブレーキディスクのアイコンが出ている。
 もし、このセンサーがなければ直接見ない限り、パッドの消耗はわからないわけだ。

 人の体も、この警告灯のように具合悪い箇所を伝えてくれる。それが症状だ。「症状」を自覚するのは私という意識である。

 この意識がどうやって誕生したかは謎である。警告灯がつけば私が気付く。そこにはモニターを監視する私という存在があることは疑う余地はない。
 ならば、病状やそのほか様々な知覚をまとめて感じるところはどこにあるのか?脳であると即答できる。だが、問題はそこからがややっこしくなる。

 脳に入力される様々な情報は、どこで一手に監視しているのであろうか?これが今もって難問なのである。デカルトの有名な心身二元論は、要するに脳で得られたものが脳の中心にある松果体を通じて精神とつながっていると考えた。精神とは脳(体)と別個に存在するという考えである。(霊魂みたいにね)
 それで神経哲学者のダニエル・デネットは「デカルトの劇場」と揶揄して、脳の中心となるどこか一点で、いろんなモニターを監視している小人みたいなものが脳の中に存在すると多くの素人や神経学者も知らずに想定してしまっている、とこれを批判した。

 脳の中に小人、あるいは総司令官を想定すると、今度はその小人や総司令官の脳はどうなっているのかとう疑問が生まれ、写真のロシアのマトリョーシカという入れ子人形のように、無限に後退していってしまう。
 脳の前頭前野に人間性の中心があるらしいという仮定も似たようなもので、重要な働きをしてはいるが全てではない。実際に神経線維の結合を調べても一か所に配線が集中している部位は存在しないのである。あるいは一部をヘラで削り取れば人格が消滅するという場所もない。

 結局、意識というのはあることはわかっているが、蚊柱の如くなんでまとまっているのか本当のところはわかっていない。

 それがあなたというわけだ。


  ココロガ マモウシテイマス というメッセージが届いたら、911に乗ってどこか遠くに行こう。その前にパッドを交換しないと・・。
Posted at 2008/06/28 11:15:06 | コメント(7) | トラックバック(0) | クルマ
2008年06月26日 イイね!

ジャニスのポルシェ

ジャニスのポルシェ ジャニス・ジョプリンの歌に「Mercedes Benz」という曲がある。歌詞の内容は

  ああ、神様 あたいにメルセデス・ベンツを買っておくれよ
  友達はみなポルシェに乗っているんだからさ
  あたいは違うものがいいの

 実はこのときジャニスはポルシェに乗っていた。1965年製356Cのカブリオレ。1600cc、75馬力だった。ジャニスはこれを1968年9月に3500ドルで、ビバリーヒルズの車屋から買った。おそらく中古だったのだろう。
 この歌詞の内容を今聞くと逆ではないかと思うけれど、当時はメルセデスの方が圧倒的に高級車だった。この1965年という年は356とデヴューしたての911が併売されていたころである。

 写真のようにサイケデリックにペイントされているが、これはジャニスのバンド仲間の男が描いたものだという。もともとはオイスターホワイトで売られていた。ジャニスはどこに行くのもこれに乗って歩いたが、一度ステージをやっている時に盗まれたことがあった。泥棒はそれをスプレーで灰色にした。しかし戻ってきた時またジャニスは同様のペイントをした。

 1970年、ジャニスが27歳で夭逝すると、このクルマは持ち主を転々としたが結局ジョプリン家に戻った。エンジンとボデイのほとんどはオリジナルのままで、シートのカバーを替え、トップの布を新しくしただけである。
 1994年、オリジナルのペイントのデザインに近づけるべくデンバーのペイントショップで塗り直しを受けた。


  どうですか?このペイント!!この時代の意気盛んなロックシンガーの魂が伝わってきますでしょ。リアガーニッシュがどうのこうのと言っている我々が、矮小な存在に思えてきますね。







Posted at 2008/06/26 13:51:53 | コメント(5) | トラックバック(0) | クルマ
2008年06月25日 イイね!

出た~New カレラ4&4S !!

  







これは一年以上前にすでにSILVERFOXさんがCGを使って予想していたものそのままで、カレラ4系は、ごらんのようなリアガーニッシュとなる。
 言うまでもないが、目新しいデザインではなく昔の911にも使用されていた手法。
SILVERFOXさんは、こういうデザインが良いか悪いかは次のモデルが出たときわかるだろうと鋭い意見を書いていたが、現時点での私の印象は、MCのためのMC的な細部のいじくりはどうかなと思う。見慣れれば変わるかも知れないが。








 
Posted at 2008/06/25 09:20:05 | コメント(11) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「@terry997 人のクルマにのせられる時それを少し意識します。自分の運転の時はしないけど。(^_^;)」
何シテル?   05/02 14:49
  2007年型カレラ4に乗っています。オールシーズン、日常の足として使用し、すでに10万キロを越えました。  カレラ4の乗り味は、ゆっくり走ればメルセデス、...
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