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堅雪かんこのブログ一覧

2015年01月07日 イイね!

ついにクルマも家電に。

ついにクルマも家電に。  前回ブログにアップしたVWゴルフの大きなモニター画面にラスベガスと表示されていたのは、これがラスベガスで今行われている家電見本市に出展されたものだったからだ。そして、自動運転中の新型Cクラスの運転席で窮屈そうに座っている人を見て、それだったらそこで前を向いている必要はないのじゃないかと思っていたら、さすがはメルセデス。この家電見本市にF015というコンセプトカーを出し、それが4座向かい合わせで座れるという。
 今のクルマを「白物家電」とか冗談で言っていたものが、現実に家電見本市で多くの自動車メーカーが「インターネット・オブ・シングス(IoT)」というコンセプトで出展するようになり、クルマは移動する家電製品になりつつあることを暗示している。








  ドアの内面がタッチパネルになっていて、いろいろなものが表示される。ダッシュボードにおできのようにあるハンドルが惨め。








  こういう状況だと、おつまみにビール? ドライバーも「飲酒モード」スイッチを入れ全自動走行でOKになったりして。








  それでもって、これが未来のクルマの完成形。カール・ベンツも予想外w






Posted at 2015/01/07 15:56:37 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ
2015年01月06日 イイね!

変わりゆくコクピット

変わりゆくコクピット  かつてメルセデスは、ドライバーに不要な情報は与えないというポリシーの元にコクピットのデザインを決めた。そのため極めて視認性がよく、かつ運転の邪魔にならないシンプルなものだった。ところが、最近はどのメーカーでも電子関連の装備が増え、特にそういったものを統合して表示するモニターが重要視されてきている。アウディやVWも次世代のコクピットを提示しており、VWのものはiPhoneやアンドロイドからも操作できるようだ。今や自動車は情報網へのコネクト競争に突入しつつある。







  次期アウディA4のコクピット。新型アウディTTに次いで順次採用される。







   次期VWゴルフの「コンセプト」。






   液晶画面が最大に使われ、タッチパネルとなる。





  コクピットといえば1964年の映画『博士の異常な愛情』でアメリカの爆撃機B-52の内部映像が出てくる。これは機密情報なので当然米国空軍の協力は得られず、映画監督のキューブリックらは航空機雑誌を参考に作り上げたのだという。その正確さに現役の空軍の人が見て真っ青になったとか、後で機密漏えいの疑いでFBIの捜査が入るかもと心配した等の逸話がある。
 この映画は、誤ってソ連に水爆を落とすという過程を描いたものだが、B-52内で暗号コードを入力して着々と水爆投下の準備を進める様子はリアルである。この映画が作られた当時は、実際にBー52が対ソ戦略で、いつでも水爆を投下できるように飛んでいたというから絵空事ではなかった。







    1952年に初飛行して、今でも現役という。







  B-52の内部は『博士の異常な愛情』の見どころの一つ。スイッチの操作まで細かく描かれている。





https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=QSbPqin3L6E








  ところで、この映画で知ったが、一度攻撃態勢になると敵の攪乱情報に惑わされないため周囲からの情報を一切遮断し、暗号コードのみでやりとりする態勢になる。そのため攻撃命令が撤回されても、一機だけ伝わらずソ連の軍事基地に侵入していくことになるのだが。
 このことから逆に考えると、将来のクルマは情報に左右され、管理されるクルマになるに違いない。しかも自動化が進んでいる。







  実際、新型Cクラスでも自動運転の試験が行われており、このように雑誌を読みながらアウトバーンを走ることができる。





  寒い冬の朝、水温計と油温計を見ながら徐々に暖まっていくのを待ち、エンジンの調子をうかがいながら走りだす。こういう「枯れた技術」のクルマの方が味わいがあっていい。今のクルマはそれすらなく、曲名がメータークラスターパネルの中央に表示されたりするから驚きだ。 「ねえ、この曲何ていうの?」と聞かれた時に、即座に答えられることが水温や油温より大事だということだ。
















Posted at 2015/01/06 16:50:53 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ
2015年01月05日 イイね!

戦慄のボクサー

戦慄のボクサー  年末年始はほとんど自宅で過ごしたのでTVを観ることが多かった。番組はお笑いやボクシングが多かったような気がする。その中で、今でも信じ難い映像は、井上尚弥のボクシングだ。普通は前宣伝で必要以上に煽り、キャッチコピーやエピソードなどを並べて人々の関心を惹き、実際試合を観たらそれほどでもなかったと失望して終わるパターンが多い。TBSプロデュースの亀田兄弟の試合が典型例だった。(選手自身に非はないが)ところが井上尚弥の世界WBOスーパーフライ級タイトルマッチは、その逆。こんなことがあっていいのかと思うくらい圧倒的な力で相手を粉砕した。





 相手を粉砕すると言えば、ピーク時のマイク・タイソンがそうだったが、井上の対戦相手は46勝1敗、しかもダウンの経験が一度もないという世界チャンピオン、オマール・ナルバエスである。よほどの自信のためか入場の際に自分の9歳の息子を同行しリングにも上げた。そのチャンピオンを試合開始早々25秒で放った右ストレートで意識を飛ばし、続けて同じ軌道の右ストレートで早くもダウンをさせてしまったのである。井上は相手の固いガードを開くための挨拶パンチのつもりで打ったようだが、尋常ならざる強打で、相手も倒れたが井上自身も右手を痛めてしまったと後で話している。その後もこのラウンドであと1回ダウンを奪った。





 続く2ラウンドめは、ボクシングファンなら痺れまくるくらいの出来だった。井上尚弥は「怪物」という異名をすでにつけられていたが、これもTV用の宣伝文句だろうと思っていた。チャンピオンにするまで弱い対戦相手を選んで連勝記録を作るというのも、ボクシング界では選手を育てる常套手段だからだ。
 しかし、この井上尚弥の動きは普通ではない。ビデオの1・5倍速に見えるくらい異次元だ。野生動物が獲物を仕留めるように無駄がなく迅速に動く。そのため相手の世界チャンピオンが二流の選手に思えるくらい差があった。そして、あの相手の右フックを空振りさせた直後のカウンターの左フック。一瞬の居合抜きのような鋭さで相手はまたしてもバタッと崩れ落ちた。





 驚きはこれで終わらない。仕留めは二発の左ボディフック。二発めがバスッと当たった後1秒くらい間があってからチャンピオンはガクンとマットに膝まづいた。この時「体がもたない」と思ったそうだ。ここで試合は終わり、チャンピオンが入れ替わった。カメラは泣きじゃくる元チャンピオンの息子を捉えていたが、まさかこのような試合展開になろうとは誰も予想しなかっただろう。井上自身も判定勝ちでもよいと考えていたくらいだから。




  リング下の解説者席では俳優の香川照之が興奮しまくっていたが、ボクシングの試合を数多く観戦してきた彼だからこそ、この試合はよけい信じ難かったようだ。もしかしたら井上尚弥は大場政夫や具志堅用高をも超える日本ボクシング史上最高の選手になるかも知れない。
 昨年はいろいろ虚妄な話の事件が多かっただけに、強すぎる井上尚弥の試合は紛れもない真実なのだが、いまだにアンビリーバボーだ。












 
Posted at 2015/01/05 16:38:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | スポーツ
2015年01月03日 イイね!

All About My Mother

All  About  My  Mother  最近のお笑いでどぶろっくが人気である。“もしかしてだけど~じゃないのぉ~!?”と自分の一方的な思い込みを面白おかしく表現し笑える。人には誰にでもある傾向だが、これが強くなり過ぎるといろいろ問題が生じてくる。笑っていられるのは、まだ正しい「標準値」がその人の中にあるからだ。だが、その「標準値」は周囲の状況、他人により影響を受けやすい。







 私が小学生の頃、山形の従姉が仙台の経理専門学校に通うため塩釜の実家に下宿した。私ら兄弟はすごくこの従姉を慕っていたので、しばらくはいっしょに楽しく過ごした。ところが、ある時を境に、母親がこの従姉を批判し始めたのである。最初は母親は過剰に親しくしていた。それだけに不思議だった。従姉のいない時に連日のように私らに彼女の悪口を言い続けた。すると直接はそう感じなくとも、もしかして性格の悪い人なんじゃないかという疑念が子供心にインプットされ、それ以降素直に慕うことができなくなった。





 父親が開業医に転じた時もひどかった。医療事務にこの従姉が入ったのだが、まずそのことに対する不満、雇った看護師に対して父親がデレデレしてこう言ったああ言ったと、母親が連日夕飯時にまくしたて止むことはなかった。そのため私はただ黙って聞き流しながら食事をするしかなく、この時から早食いの癖がついてしまった。そしてまたしても子供心に親父は"ひどい人なんじゃないの~”という疑念を植え付けられることとなった。今の妻と結婚し、妻の実家で皆歓談しながら食事する場面を経験し、初めて我が家の異常さを認識したのである。





 母親の対人関係のパターンはこうだ。最初は必要以上に親しさをもって近寄っていく。そして褒めまくる。ところが相手の中に一つでも気に入らない点、あるいは一言があると、態度は一変し「悪人」とみなして批判を始めるのである。悪意のないところに悪意を読み込んで、自分を馬鹿にしている、ないがしろにしたと。それが実に巧妙に語るので、聞かされる方はさもありなんと思ってうっかりすると信じてしまう。この奇妙な性格傾向は、後に精神医学を学んで「境界性人格障害」の対人関係パターンに類似することを知った。





 そして予想通り、結婚してから3年目あたりに私の妻に対して同じことを起こした。私の父親も兄弟も、母親からの“洗脳”により私の妻が悪妻と思い込んでいた時期があったはずだ。そして後年、同様のことが、弟の妻、程度は軽いが妹の夫に対してもあった。ある時実家に帰ったら、話題は弟妻がいかにひどいか父親もいっしょになって言っていた。このパターンというのは周りの人達にもそう思わせる影響力がある。恐るべし我がどぶろっく母親である。





 母親がそうなった原因はわかっている。幼少期に自分の母親が離婚、再婚し、親の愛情をまともに受けない環境で育った。そのため他人に対する信頼感、そして自己肯定感が不足している。相手の些細な言動が自分のプライドを傷つけたと判断してしまい嫌いになる。他人と程よい距離感を保つことが出来ず、メルセデスではないが「最善か無か」を人間にあてはめてしまうのである。もちろん最善な人なんかいないから、付き合える人はいなくなる。





 そういう母親も今は認知症が始まり施設にいる。昔のような毒は抜けてきて、会えば口論していた頃がむしろ懐かしい。先月、また兄弟家族で集まっての一泊の温泉旅行をした。もうこの母親のフィルターは大分薄くなったのでお互いいい関係に戻りつつあるのではないかなと思ったりもする。
 家族というのは、それぞれに問題を抱え変化していく。そして今ある自分はその影響をひきずりながら生きている。母親には恨みもあるが感謝もある。なぜなら今の仕事の土台を作ってくれたからだ。愚痴を延々と聞き続けるタフさ、人格障害への理解はすでに実家にいた時に鍛えられていた。





  そしてここが肝心なのだが、そういう「歪み」が自分がこの世に生れ出る結果になったということ。人生上の選択や出合いはこの「歪み」の影響を確実に受けている。家族の歴史とは結局そういうことなのだ。
 ということで、正月早々暗い話になってしまったが、今年もよろしくお願いいたします。






IMG_2082
Posted at 2015/01/03 22:58:29 | コメント(5) | トラックバック(0) | その他

プロフィール

「@terry997 人のクルマにのせられる時それを少し意識します。自分の運転の時はしないけど。(^_^;)」
何シテル?   05/02 14:49
  2007年型カレラ4に乗っています。オールシーズン、日常の足として使用し、すでに10万キロを越えました。  カレラ4の乗り味は、ゆっくり走ればメルセデス、...
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