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堅雪かんこのブログ一覧

2015年04月04日 イイね!

毒舌を探せ!

毒舌を探せ!  ついにAUTOCARも廃刊になり、沢村慎太朗氏の評論が読めなくなったのは残念なことである。一方、もう一人の毒舌評論家、福野礼一郎氏は「CG」でも連載記事を書いているが、メインの試乗記は書かせてもらっていない。これはおそらく広告主を配慮してのことと思うが、凡人の書く参考にならない記事の影で、檻に入れられた豹の如く扱われているのだろうか。この逆転現象はなんとも歯がゆいことだ。しかし、そういう檻の中でも彼らしいフレーズを読めるのが、「ル・ボラン」で書いている比較三原則という記事である。




 今月号ではポルシェ・マカンとアウディQ5を比較し、そこではマカンのインテリアを酷評している。Q5を100点とすると40点の出来で、「エアコンパネルと各種スイッチをセンターコンソールにだらだら並べたマカンのデザインは、カッコのための操作性を犠牲にするスタイリスト主導型クルマ作りの最悪の事例である」と言い放っている。そして彼の指摘で初めて知ったが、日本仕様はモニター画面が低位置に変更されている。





  海外オリジナル仕様。





  国内仕様。なんか変だぞ。パネルも変更されており、ナビの位置は下げられ大事なところは空洞になっている。



 ATセレクターに関しては「メルセデス・ベンツもBMWも、サプライヤーの提案に踊っておかしげなセレクターを自慢げに採用しているがアウディは唯一まともである」と他メーカーにも言及している。空手の三角蹴りのようにこの際言ってしまえというのが読み取れて面白い。




 走りに関してはQ5よりマカンの方が優れていて、今度はアウディの欠点を暴露している。「どうもアウディは(A8以外)どのクルマに乗っても、乗り心地のチューニングに荒っぽさを感じることが多いが、マカンのサスは入念なチューニングの妙を感じた」
 う~ん、さすが、これには納得である。S3セダンは高速道路で段差を越えた時、体が座席から浮くような煽りがある。段差を通過した時の振動の減衰がクルマ全体として不揃いだが、A8だとそれがきれいに消失し、低速時からふあわの速度に至っても乱れない。カレラ4も同じ。





  今回の記事で一番笑えた彼のフレーズは、そういうマカンの最悪なインテリアデザインに対しても


「ポルシェファンであれば例えどんなゴミでも喜んで食うだろう。それでこそファンだ」  だって。 

 
 あまりに面白かったので、いつもは立ち読みで済ましていた「ル・ボラン」を買ってしまった。


  






Posted at 2015/04/04 22:57:50 | コメント(11) | トラックバック(0) | クルマ
2015年04月02日 イイね!

ルビッツ副操縦士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めてA320を墜落させるようになったのか

ルビッツ副操縦士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めてA320を墜落させるようになったのか  先月南フランス東部の山脈に墜落したジャーマンウイングスのエアバスA320の事故原因は、当初いろいろな憶測が飛び交い、この飛行機ならではのフライトコントロールシステムがパイロットの操作をオーバーライドしたためではないかという意見もあった。そもそもこのA320はデヴュー時の1988年6月26日、奇しくもフランスのアルザス地方で行われた航空ショーで墜落事故を起こしている。




 この時もパイロットは高度を100フィート(約30m)に設定し滑走路脇にいる観客の前を通過するはずだったが、機首が再び上がらなくなり森に突っ込んでしまった。これはパイロットのミスということにされているがA320自体にも問題があった可能性は否定できない。





 ところが今回の事故はそういう機体のフライトコントロールシステムの問題ではなく、それ以前の副操縦士の「心」に原因があったのではないかという状況になりつつある。はたして高度1万メートル上空の個室でルビッツ青年の心に何が起こったのか?
 青年が内鍵のかかった個室に一人でいればまずすることは、手を股間に持っていき・・・・と書くと何をふざけたことをと思われるが、本質的にはそういうことだった。




 その前に除外されるものから見ていこう。ルビッツ青年は統合失調症だったのか?これの可能性が低い。この病気は長期間に渡り妄想言動や幻聴が多くみられ、周囲の人間が気づいているはずである。彼は好青年だったと言う人は多いし彼女もいた。今の所それを疑わせるものはない。
 また、京都の暴走事故のように自動症というてんかん発作も可能性として考えられるが、これもこの時一回だけということはなく病歴になければ除外していい。




  関連があるのは、うつ病の治療を受けており過去に自殺願望があったということだ。しかし、そうだからといって自分だけで自殺するならともかく、149人もの命を飛行機ごと巻き添えにするというのは、通常のうつ病者ではない。乗客には乳幼児もいたし高校生もいた。おのれの個人的な悩みのためにこれからの人生を奪っていいはずはない。ほとんどのうつ病者にはそのくらいの分別はある。




  これはいったいなんなのだろうと考えていたら、昨日TVで逗子ストーカー殺人事件の再現ドラマを放映していた。ストーカー犯罪は今や珍しくない。精神障害の既往がない普通だった人でも陥ることがあり、人が恋愛モードになった時に脳がオーバーライドしてあらぬ方向に本人を向かわせてしまうようなものである。その背景には生育歴や性格も絡んでいる。ジョン・レノンを殺害したマーク・チャップマンも同類だ。




  そしてこのルビッツ青年の心理はこのストーカーに一番近いのではと思うようになった。その恋愛対象は人ではなく「フライト」である。彼の経歴からするとパイロットになるため情熱を注いできたことがわかる。しかし、自らの心身の問題が壁となりその最愛の「フライト」に今は裏切られた状況に追い込まれた。そのため彼は恋人を殺すように「フライト」を殺してみせたのである。
 ボイスレコーダーから聞こえてくる静かな呼吸音は、彼が最後の瞬間を倒錯した支配欲に浸っていたからかも知れない。究極の自慰行為。青年ならではの自己愛性人格障害に近い心理状態であり、そこには他者への配慮は微塵もない。





   しかし、このようなバカを操縦室からつまみ出せないようなドアロックシステムにした方もバカだ。このようにして人は「バカの壁」をなかなか越えられないのである。そして愛情というのは時として異常性を生む。というか愛情そのものがストレンジな現象だ。









Posted at 2015/04/02 15:55:51 | コメント(5) | トラックバック(0) | その他
2015年04月01日 イイね!

アウディ、またすべるジョークをw

アウディ、またすべるジョークをw  今日はエイプリルフールということなんだろうけど、アウディがまたメールをよこして炊飯器搭載のA8を日本限定で販売するだと。ディーラーにこの件で問い合わせした人には特性しゃもじをプレゼントするという。雪道ではすべらない盤石のクワトロでも、ジョークではいまいちのアウディ・ジャパン。とりあえあず地元のディーラーに電話したらしゃもじ一本を確保してくれるとのこと。



























    おいしそうな朝食。クルマもこのように仕上がれば文句なし。





  ★  参考      海外ではこのようなきついものも。これじゃBMW乗りは怒る。









Posted at 2015/04/01 13:11:09 | コメント(6) | トラックバック(0) | クルマ
2015年03月28日 イイね!

アウディS3セダンで行く雫石の春

アウディS3セダンで行く雫石の春   タイヤ交換の終わったアウディS3セダンでまだ路肩には雪の残っている雫石の道を走ってみた。途中の山間道路ではSモードに入れてぶんぶん走ってみる。エンジン音もシフトチェンジ時のバコンという音もなかなか勇ましい。加速は例によって充分過ぎるくらい速い。現代の快適高速セダン。





 だがしばらくそうやって走っていると、これは実車の上に演じられた巧妙な演出効果だと感じるようになる。あたかも精巧なCG画像を見ているような薄まったリアリティだ。アウディはいつも冷静沈着。なので、速く走るのはやめてゆっくり流し、春を迎えつつある雫石の風景を楽しむことにした。







IMG_1796

  シンプルな内装からシンプルな風景を眺む。





IMG_1795

   田には溶け始めているがまだ雪と氷が。






IMG_1792

    クリーンなボディのアウディはこういう風景に調和する。






IMG_1802

 森の中を進んでみよう。





IMG_1798

   しばらく行くと、ここから先は通行止め。





IMG_1804
   
  やむなく引き返す。山の中だが近くに田沢湖線が走っており、秋田新幹線車両も通過する。






IMG_1809

    つなぎ温泉御所湖の湖面もエメラルドグリーンに。




IMG_1811

   気持ちの良い一日だった。

   
Posted at 2015/03/28 20:18:29 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ
2015年03月27日 イイね!

仰げば尊し・・

仰げば尊し・・  小学校4年生の終わりごろ、女性教師がこの一年で思い出に残ったことを書きなさいと国語の作文の時間に言った。私は振り返ってみて思い浮かんだ光景を書いてみた。それは放課後、駄菓子屋で買った焼きスルメゲソをしゃぶりながら、空き地で夕暮れまで友達と遊んだことだった。ところがそれを提出した後日、その女性教師にしこたま叱られた。なんと私と同じようにスルメを食ったという作文を出したクラスメートがいたのだ。




 そいつは山田くんといって、クラスの中でも少し変わり者で勉強は全然できなかったが、セメダインを腕に塗り、皮膚をくっつけて刀傷のようにして、ニヤニヤしながらそれを皆に見せたりしていた。その山田くんが作文の時間、私の隣の席に座っていて私のを真似たのだった。もちろん彼とは遊び友達でもなんでない。女性教師は学校での思い出を望んでいたらしく、私達が共謀してふざけて適当な文章を書いたのだと思ったらしい。




 これとは別な時のテストの時間に「そうだ」という言葉を用いて短文を作りなさいという問題が出た。当時小学校で流行っていた早口言葉をどうしても書きたいという誘惑に負けて答案にこう書き込んだ。これなら文中に「そうだ」が4回も入っており堂々たるものだと。



  そうだ村の村長さんがそうだ食って死んだそうだ 葬式まんじゅうでっかいそうだ



  やはり後から呼び出され、耳をひっぱられて叱られた。前述の女性教師とは別な先生だったが、とにかく女性教師にはよく叱られていた。ここから学んだことは、女は創造性に欠け、冗談が通じにくいという教訓だった。



    今となっては懐かしい我が師の恩である。






Posted at 2015/03/27 21:30:53 | コメント(3) | トラックバック(0) | その他

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「@terry997 人のクルマにのせられる時それを少し意識します。自分の運転の時はしないけど。(^_^;)」
何シテル?   05/02 14:49
  2007年型カレラ4に乗っています。オールシーズン、日常の足として使用し、すでに10万キロを越えました。  カレラ4の乗り味は、ゆっくり走ればメルセデス、...
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