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堅雪かんこのブログ一覧

2015年03月25日 イイね!

ついにTopGearにハルマゲドンが!?

ついにTopGearにハルマゲドンが!?  TopGearのジェレミー・クラークソンがとうとうBBCから解雇されることが決定したようだ。理由は番組収録後に滞在先のホテルで温かいステーキとフライドポテトを食べることができず、番組プロデューサーに怒りをぶつけ暴行にも及んだということらしい。
 このことに対して当然、番組のファンからの反発があり100万件に及ぶ署名やBBCに戦車(自走砲?)で乗り付けて抗議する人もいて話題となっている。














  この番組の魅力はその逸脱さ、どんちゃん騒ぎにあり、その首謀者はジェレミーである。もっとも、番組はスタッフ全員で周到に制作されるからほとんどは予定された筋書通りのはずなのだが、オフの時にもやらかしてしまったということだろうか。確かにこの人が抜けたらTopGearの面白さは失せてしまうだろう。1977年にスタートした長寿番組で、ジェレミーは1988年から出演し、途中1年のブランクがあるものの現在に至っている。





  イギリスはお隣の中国が清国であった時に、アヘン戦争を行っている。対清貿易が輸入超過になり、時計や望遠鏡を売りつけてもたいした儲けにならないので「だったらアヘンでも売りつけてやるか!うわははは」と無理やりインド産のアヘンを清国に輸出したのである。清国はもちろんアヘンは輸入禁止品なので猛抗議をしたが、イギリスは全然意に介さず逆に戦争をしかけ香港を奪ってしまった。このエピソードはなぜかジェレミーやTopGearの背景にある彼らの「狂気」に通じるものを感じる。





 だが、それが笑えるのはかつての宗主国であったそのイギリス自動車産業自体が沈没し、あろうことかジャガーランドローバー社がインドのタタ・モータースに所有されていたりしている。そういう状況だから彼らは道化役になれるし、反感より共感を持たせるお笑い番組となっている。際どいバランスだが。
 ちなみに、イギリスは世界で最初に鉄道網が発達した交通先進国であり、明治時代の日本の国交省にあたる役人が学ぶための留学先だった。そのため、あなたはいまだに世界の少数派として右ハンドルを握って左側通行をしているのである。




  ジェレミーはBBCを解雇されてもアメリカの番組からのひき手があるようだが、でもあのイギリス人ぽい三馬鹿トリオが面白かったのに。あのような味はアメリカの番組では出せないだろう。惜しいといえば惜しいが、マンネリになってきたのも事実。
  さて、どうなることやら。















Posted at 2015/03/25 23:54:32 | コメント(5) | トラックバック(0) | クルマ
2015年03月23日 イイね!

ハルマゲ丼の想い出

ハルマゲ丼の想い出  アンサイクロペディアによるとハルマゲ丼とは「終末の戦いだの最終戦争だの中二病患者の好きそうな意味に取られているが、実は『油揚げ丼』の聞き間違えで出来た言葉である。」とある。私がハルマゲドンという言葉を聞いたのは中二ではなかったが、精神年齢がそう変わらない高二あたりではなかったかと思う。小学・中学と仲がとても良かった友人がエホバの証人の信者になって、私を勧誘しに来た時だった。





  だから40年くらい前の話になるのだが、この時のこの宗教団体の落とし文句が「後数年でハルマゲドンが来ますよ」だった。入信して心を入れ替えれば、ハルマゲドンの時に救済され理想の世界で暮らせるというものだった。だからオウム真理教と部分的に似ている。いろいろなパンフレットや本を勧められ読んでみた。私はハルマゲドンはにわかに信じ難かったが、彼らが進化論を否定している記事には興味を持った。「進化論と言うのは時計の部品をバラバラにして箱に入れて、何億回か振ってみたら自然に時計が組み上がっていたというものです。そこに創造主がいないというのは絶対おかしいでしょ!?」というのが彼らの主張だった。





  最近の進化論関係の本は読んでいないのでどうなっているかわからないが、「創造主」がいなくても、偶然で今いる生物の存在を説明するのが進化論だ。それが自然淘汰により勝手に生じたのだというよく考えれば乱暴な話で、その中には後付的な仮説も多く含まれ宗教とどっこいどっこいな印象を受ける。ただし、現在では遺伝子が解明されそれにより生物の機能や形態がなりたっていることは疑問の余地がなく、この遺伝子間の「妙技」にどれだけ科学的に迫れるかが精度の高い進化論に必須のこととなっている。ノアの方舟などを出す余地はない。






 ただ、例えば犬などは人の手により従順で可愛いものを選んで交配させる「育種」という方法で遺伝子操作し、進化を加速させたのが現在の姿となっている。だから一般の進化も、人格神としての創造主がいなくても、そこにはなんらかの見えざる手、不可知な力があるのでないかと思ってしまう。偶然に進化したのなら佐々木希の顔がトカゲの顔であってもよいはず。





  話をエホバの証人に戻すと、その友人や信者の話を何度か聞き、集会にも行って見た。彼らは想定問答にも長けていて、私が出す反論にもほとんど答えを持っていた。それでも「そのハルマゲドンの後、救済された人達はすでに年老いて死んだ過去の人も蘇ると述べていますが、何歳として蘇るのですか?」と聞いたら「そうですね、大体35歳前後ですね」と真顔で答えていた。んなアホな。




  こういう宗教をやっている人は、皆礼儀正しくていい人だらけである。私が最後まで馴染めなかったのはそこだ。以前のブログ「All About My Mother」で母親の性格的欠点を書いたが、だがあの性格は、他人の虚構の悪意を察知する創造的センサーでもある。簡単に言うと意地悪に人を見ると、他人の中に、本人自身も自覚していない害毒が見えてくるのである。私は母親の直観力は大したものだなと折に触れて思うことがある。父親は学問的には秀才だったが逆にそういうことには鈍感だった。あのような宗教をやっている人達は相手によかれと思って勧誘する。善人には要注意なのである。





  もっと単純化していうと、彼らはプリウスの集団だった(当時はプリウスはなかったが)。人間をプリウスのような善行の価値観に統一する。ポルシェなんかに乗る奴が神の国に入るよりラクダが針の穴を通る方が易しい。プリウスであれば生老病死のないパラダイスが待っていると。プリウスはシティユースにはいいクルマだが、クルマってそれだけではないでしょ。人間の精神性の深さが何によってもたらされているのか?
 あの当時彼らが言っていたハルマゲドンは40年経っても未だに来ず、その友達とも音信不通だ。





   真贋を見抜く力というのは、やはり若いうちに本物に接することだと思う。そういうものが心のどこかにスタンダードとしてあると「胡散臭い」とか「安っぽい」ということが直観的にわかり、いい人による言葉にもだまされなくなる。
Posted at 2015/03/24 00:56:59 | コメント(4) | トラックバック(0) | その他
2015年03月21日 イイね!

駐車場管理人の嘆き

駐車場管理人の嘆き 市内の大手デパートの駐車場で働いている男の話である。最近は高齢の女性でこんなトラブルが多いのだそうだ。



「あのですね、最近アイドリングストップがついているクルマ多いですよね。するとですね、発券機の前で止まるとエンジンがかからなくなるんですね。それで後ろがつまって大変なんですよ」
「あとですね、リモコンキイー。奥さんが運転していて発券機の前で、助手席のダンナさんが先にそのキイーを持ったまま降りて行ってしまい、やっぱり、発券機のところでエンジンが再始動しなくって、携帯で呼び出してもらうということがありまして。時間がかかったもんですからね、そのうち上からポールが降りてきまして。この時も大渋滞になりました」



私は笑いながら聞いていたが、実は私もやってしまったことがある。別な駐車場で帰りに精算機に500円玉を入れようとしたらポロリと地面に落としてしまった。そこで、シートベルトをはずしドアを開けて拾おうとしたら、管理人さんがかけつけて拾って精算機に入れてくれた。ところが、スタートしようとしてアクセルを踏んだらエンジンがかからない。こういう時は焦る。シフトレバーをPに入れ直し、最初からの手順を踏む。と同時にバックミラーに映る後続車に心の中でゴメンチャイと謝ってスタートした。
アイドリングストップやキイーレスエントリー、ボタン式のエンジンスターターは便利なようで、その操作が直感に反するので思わぬトラブルになる。






バックモニターを使っての車庫入れもなかなか慣れない。991に乗っている妹はバックする時、亀が甲羅から首を出すように滑稽なくらい窓から首を出して行う。ポルシェ歴20年ならではの習慣だ。特に911はボディがいたるところ湾曲しており、まっすぐ駐車場の枠に停めるのが難しい。アウディもやはり窓から首を出して停めるとうまくいく。警報音も邪魔だ。




しかし、これからのクルマはスマホをいじるように操作に慣れていくことを必要とするんだろうな。








男の作業場





アプリの作業場
Posted at 2015/03/21 19:11:03 | コメント(6) | トラックバック(0) | クルマ
2015年03月17日 イイね!

牛乳ヒゲの起源

牛乳ヒゲの起源   今度の911のフェイスリフトでスモールライト付近のデザインが変更される可能性が出てきたが、現行991の「牛乳ヒゲ」がなぜあのようなデザインになったかは、911の過去の歴史を振り返るとよくわかる。ここの部位のデザインはポルシェの他の車種との兼ね合いもあり、デザイナー泣かせで、革新と過去の呪縛の中で彼らはもがき苦しむのである。
 では、写真でその流れをみていこう。







 
  実は991の牛乳ヒゲは997前期型をモダナイズしたものと気づく。これを見ると、デザインの大元の流れはいっしょだ。





 この角度からだと997と991のスモールライトとエアインテークの“ズレ”の類似性がよくわかる。 


  
  




 ところが997後期型はそこをいじり、小さ目のスモールライトを枠内に収めるという萎縮したデザインにした。








  そもそもここの部位にスモールライトを置くことにしたのは、初代911だった。しかし後のType930、964、993ではバンパー埋め込み型になり、996に至ってはヘッドライトと一体型にしてしまった。だから997が出た時は「あんれ、まぁ!」と懐かしさに多くの911ファンが飛びついた。(実際997のスモールライトもバンパーに埋め込まれているが、ヘッドライトのすぐ下にあるため初代のイメージを連想させる)





 この頃の911のスモールライトの内側にあるのは、ホーングリルと言ってクラクションの音を前方に逃がす目的でついていた。そのためユニット全体として横長の形になっている。







一方、911で初めて穴のようなフロントエアインテークを両サイドに二つ大きくとったのが2001年に発表された996ターボで、インタークーラーを冷却するために設けられた。これが後にターボモデルに流用されていくことになる。








  だから991ターボでも、そんなもんだと違和感なく見られる。









   それを今度は991全般に用いるようだ。これは、まだ予想図の段階だが結局ターボモデルとの差異が小さくなる。(というかダウンサイジングターボエンジンを搭載する噂もあるので、これもターボ車かも)








  そして他のケイマン、ボクスター、カイエンと同様、スモールライトとエアインテークのデザインは同じものに収斂していく可能性が出てきた。








  結び

 991の「牛乳ヒゲ」は、初代911のデザインを久しぶりに復興させた997前期型の残滓であった。伝統と革新のせめぎ合いから生まれたヒゲ。そう考えると偉く見えてこないかな。エッヘン。











      356。ポルシェらしさのすべてはここから始まる。



  








Posted at 2015/03/17 14:55:44 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマ
2015年03月14日 イイね!

世界はラッスンゴレライ

世界はラッスンゴレライ   ラッスンゴレライが流行っている。私も遅まきながらTVやYouTubeで観てみた。ビートたけしには「バカ大学の文化祭」と言われたりして、確かにお笑いのテクニックとしては大学生でもやれそうなものなのに、なぜか爆発的なヒットをしている。なぜこんなに流行っているかの本当のところはわからない。そこでその謎を考えてみた。




 まず「8・6秒バズーカー」の二人の出で立ちがよい。シンプルで清潔感がある。そしてこのネタを他の芸人などが真似てやっているのを見ると、改めてこの二人の動きが優れていることがわかる。特に背が高い方の田中シングルは、切れのある動きと語りがコンマ何秒か精度が高い。声質もよい。あの横山やすしの「ちょっと待ちいな」を彷彿させる。




 しかし、何と言ってもお笑いの肝は「ラッスンゴレライ」という意味不明な言葉だろう。人は常に意味に支配されているため、意味のない言葉に一瞬解放されるのである。もう知っている人は少なくなったと思うが、昔大橋巨泉がパイロット万年筆のCMでこのような歌を詠んだ。



   みじかびの  きゃぷりきとればすぎちょびれ すぎかきすらの  はっぱふみふみ



  これは当時けっこうインパクトがあった。ただし、これはジャズマンがよく使ってたバンド仲間で通じるおふざけの「ハナモゲラ語」が由来で、部分的には意味が通じる。短めのキャップをとれば、すぐペン先が出て、すらすらとすぐに文章が書けますよ~くらいの意味だとわかる。




 しかし「ラッスンゴレライ」はまったく他の言葉を連想できないものだ。「ソーラン節」のヤーレン・ソーラン・ソーランも、「風雪ながれ旅」のヨサレ・ヨサレやアイヤー・アイヤーなど、意味不明な言葉というのは気持ちを開放するのにものすごく大切な働きをする。イマジネーションがそれにより無限大に広がる。ヤーレン・ソーランがヘブライ語に由来するなんて無理に解釈する必要はない。


 
 実は統合失調症の患者さんでもこれをやらかす人がいて、学術用語では「言語新作」と呼んでいる。だから「ラッスンゴレライ」のやり取りは、まるで精神科の診察風景を戯画化したみたいに見える。
精神科医の仕事って「ちょっと待って、ちょっと待って患者さん、○○○○って何ですの?」こういうことを日常の仕事としてやっている。




  世界というのはもともと意味など存在しなかった。人間がそこに意味を与えるのである。ダニエル・デネットは「恐竜が生きていた時代に、山がどういう色をしているかは言えない」と著書に書いている。つまりどのような色に見えるかは人間の脳にある色覚が構成するものだから、もともとの山の色など存在しないのである。最近の青のドレスの例もそうだ。意味付けは色覚より高次の脳機能だが基本は同じである。




  「ラッスンゴレライ」は早くも今年の流行語大賞候補に挙がっているが、この急峻な立ち上がりだと飽きられるのも早いだろう。インフルエンザと同じようになぜに流行って、なぜに終息するかの本当のところ誰もわかっていない。





Posted at 2015/03/15 11:22:45 | コメント(3) | トラックバック(0) | その他

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「@terry997 人のクルマにのせられる時それを少し意識します。自分の運転の時はしないけど。(^_^;)」
何シテル?   05/02 14:49
  2007年型カレラ4に乗っています。オールシーズン、日常の足として使用し、すでに10万キロを越えました。  カレラ4の乗り味は、ゆっくり走ればメルセデス、...
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