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堅雪かんこのブログ一覧

2008年09月27日 イイね!

やはり官能的なカレラ

やはり官能的なカレラ 今朝、ふと岩手山を見たら雪がついていた。初冠雪である。観測史上3番目に早いということを後で知った。

 いつもと違うドライブコースをとるべく、高速に乗り北を目指す。途中白いコルベットを追い抜くと、少しばかりカレラ4の後をついてきてすぐ近くのインターから降りていった。

 天気は雨がぱらついたり晴れたり、風が強く吹いたりやんだりと落ち着きなく、行く手には虹が突然出現したりして刻々変化する。「どっどど どどうど どどうど どどう」と宮沢賢治の「風の又三郎」を連想させる、あちら側に風神がいるかのような神秘的な空間の中を突き進む。

 松尾八幡平インターで降りると早朝割引で半額の料金だった。安比スキー場に抜ける道を走る。雨で路面は濡れているが、幸い通るクルマもほとんどないのでほどよいスピードで走ってみた。
 去年もそうだったが、カレラ4はこのような状況が一番長所を発揮する。吸いつくように路面を捉えながら、コーナーの手前で軽くブレーキを踏むと自動的にシフトダウンし、エンジン音が高鳴る。コーナーの出口でまたアクセルを踏むと気持ちの良いエンジン音とともに背中を押しだされる。後ろを見ると、水しぶきにも虹が生じている。

 帰りは滝沢から小岩井農場を走ってみたが、初冠雪の岩手山は生憎また雲で覆われてしまい、よい写真が撮れなかった。


 いつもカレラ4でこのようなドライブをすると超気持ちイイ♪ ガソリンが高騰する中、無目的に走りまわるのは一見無駄のようであるが、この味わいの価値はそういったものに換算できない。

 走りの感動は、一年経っても色あせない。





Posted at 2008/09/27 14:36:19 | コメント(5) | トラックバック(0) | クルマ
2008年09月25日 イイね!

AUTOCARを変説させたGT-Rの威力

AUTOCARを変説させたGT-Rの威力  職場の壁に、タイソン・ゲイの写真のカレンダーがあった。今やウサイン・ボルトの出現ですっかり影が薄くなり、カレンダーそのものが虚しく見える。
 100m世界最速という栄誉は、その記録が塗り替えられた瞬間から別な者にいとも簡単に移ってしまう。

 今月号のAUTOCARが手元に届いた。その中の記事で目を引くのはやはり911関連のものである。今回はROAD TESTとしてのポルシェ911カレラPDKと、さらに911カレラSとアウディR8とGT-Rの三台を比較した記事があった。

 この雑誌はもともと911に関しては最大級の賛辞を贈るのが慣例であったが、今回は少し違っていた。
 特に3台を比較した記事では、GT-RがカレラSもR8も圧倒的に凌駕し、もはや比較にならないと言いきっていた。それを下記のような比喩で描写している。


 「GT-Rはこの2台を破壊しつくし、屈服するまで圧倒し、プライドを完全に引き裂き、側溝に脱輪するまで容赦なく攻め立て、そして地平線のはるか向こう側へ悠然と去っていった。」

 GT-Rがデヴューした頃は、その直線でのとんでもない加速が強調されていたが、さらに煮詰められ、今やコーナリングでも超一級になってしまった。記事ではカレラSとの比較であったが、実際GT-RはサーキットではGT2より速いラップで走れるのである。
 確かにクルマには味わいとかスタイルの洗練さもあるが、ラップタイムの速さというのは、スポーツカーにとって究極の洗練さであろう。

 それから、新しい911に関して御祝儀記事が一段落して、若干批判的な指摘も出てきた(もちろんトータルでは最良であることにはかわりないが)。

 それはエンジン音である。新しいエンジンになってからカレラもカレラSも音が小さくなっている。カレラは4000rpmでは特徴的なサウンドは消えてしまい、それ以上回せば聞こえないことはないがロードノイズにかき消されるのだという。カレラSも同様の傾向のようだ。
 そして、例の批判が集中しているPDKのシフトボタンはすでにポルシェが変更を進めているという情報があり、次期モデルでは確実に変更される。
 また、ステアリングフィールが前期型に比べて落ちていることも気になるところだ。これもカレラ、カレラSともにこの雑誌のテスターが指摘している。

 いずれにせよ、GT-Rショックはまだまだ続くということで、ウサイン・ボルトみたいに最初はへんちくりんな野郎が出てきたなと思っても、圧倒的な速さでトップで駆け抜ければ世界はその瞬間尊敬のまなざしに変わる。

 そうそう、GT-Rの記事は、この雑誌恒例の0-100-0にも載っている。シングルシーターの軽量級のクルマに混じって総合で5位。驚くのは制動がケンターハムR500についで2位というこれまた信じがたい記録を作ったことだ。これに関してAUTOCARは「新型GT-Rにはなにか不思議な力が備わっている」という西欧合理主義者にはふさわしくない表現を用いている。

  と、ここまで書いても自分としてはこれ以上速いクルマを欲しいとは思わない。誰ですか?「お前は酔い止めでも飲んで、ちんたら運転してろ」なんて言うのは?

   確かにそうでござる。
 

 
Posted at 2008/09/25 22:37:22 | コメント(6) | トラックバック(0) | クルマ
2008年09月21日 イイね!

体の記憶

体の記憶   昨日、待ちに待ったBELLのオープンフェイスのヘルメットが届いた。さっそく被ってみる。おお、普通の感じだ。視界も良好。音も聞こえる。
 鏡に自分を映してみるとドラえもんみたいに滑稽だ。若い人と違い、とてもかっこいいとは言えないがそれはさておく。

 しかし、首を左右に回旋させると、わずかだがイナーシャを感じる。先日のサーキットでも、私の経験上、ヘルメットの着用という体験が体にデーターとして残っていないため、それが普通にしている時でも“めまい”を感じた理由であったことがよくわかった。

 さて、それではとそのヘルメットを被ってクルマに乗りこんでみる。昼間なので人目もあるため近所の住宅街をそのまま一周してみた。これだけではよくわからないので、意を決してドライブに出た。途中、パトカーともすれ違ったが、ヘルメット着用は道交法違反ではないだろう。しかし狭い地域なので「白いポルシェに乗っている変人」とマークされる可能性はある。
 30分くらい走って帰ってきたが、クルマ酔いがなかった。使えるかもしれないと安堵した。
 

 頭で記憶する以上に、体はいろいろなことを記憶する。ヘルメットを以前から常用されている方からみれば何の問題もないことが私にとっては障壁であった。「慣れ」を生じさせるためには、体がデーター収集して、それに対応する神経系のネットワークを再構築する必要がある。
 そのため、今日も家の中でしばらくヘルメットを被って生活してみた。家人の笑いものではあったが。


 実は、来月もサーキットに行く予定を立てた。捲土重来になるかどうかわからないが、少なくともコーナーの進入で、アクセルを戻す代わりにゲロを戻す可能性は著しく減ったと思われる。
Posted at 2008/09/21 15:33:37 | コメント(10) | トラックバック(0) | クルマ
2008年09月16日 イイね!

ヘルメットの恨み

ヘルメットの恨み  あまりにあまりなので、先ほどヒゲヲヤジさんご推薦のBELLのオープンフェイスのヘルメットを注文した。
 最初、巻き尺で頭をいい加減に計測して56cm。ネットで見つけた兵庫県の業者さんに電話したら、それだったらSサイズですと言われ、それにした。
 もう一度、鏡を見ながら丁寧に計測したら58.5cm。再度電話したら、Lサイズと言われた。危うく昨日の二の舞になるところだった。
 ついでに手袋も頼んだ。

 まずは、ここからである。

 ところで「酔い」予防のため視線の注視ポイントを先ほどハンバーグ屋さんから教わった。ホント、日常の平穏に浸っていた小市民も、サーキットに出ると右も左もわからない若葉マークになってしまう。

  でも新しいことを学ぶというのは楽しいものだ。
Posted at 2008/09/16 16:16:39 | コメント(14) | トラックバック(0) | クルマ
2008年09月15日 イイね!

サーキットで玉砕

サーキットで玉砕  ショボーン。以上報告終わり。

 ではつまらないから、もう少しお話しよう。みんカラのハンバーグ屋さん、MODEOさんの紹介で伊達車倶楽部の走行会に本日初参加してきた。
 前々から予告していたSUGOサーキットである。

 走行開始は12時を予定していたが、前のグループでのバイクがコースにオイルを撒いてしまうというアクシデントがあったっため、30分遅れとなった。
 そのため、コースインの前に昼食としてカレーを食べた。これが悪夢の始まり。

 スタート10分前から例のヘルメットを被る。やはり慣れないため普通に歩いていてもふらふらする感じがする。視野と聴覚が一度に制限される。これが悲劇の布石。

 いよいよ、コースイン。SUGOサーキットはあらかじめビデオなどで予習していたが、アップダウンとコーナー、そしてストレートが二つと三次元的なコースになっている。しかも公道と違い、周囲の細かな目印がない広い道路なので、いきなり大海に放り出されたような、めまいを感じた。
 「めまい」これが惨劇のとどめとなった。

 二三周まわる頃には、車酔いが始まっていた。先ほど食べたカレーがこみあげそうになる。これはまずい。さらに冷汗が出て、意識が遠のきそうになる。
 ハンバーグ屋さんが、5周くらい走った後、ラインを教えてくれると言ったので早々ピットインして待っていることにした。
 私は車酔いなどめったにしない男だ。よりによって自分の運転するクルマでなるとは!

 その後、ハンバーグ屋さんの後を追ってゆっくりとラインを学習。この時はいくらか気分が落ち着いてきた。
 が、次にハンバーグ屋さんが運転席に座り、私は助手席でお手本を見せてもらう。すばらしい走りであったが、また胃の調子が悪くなってきて、このままだとカレラ4の中で嘔吐する可能性も出てきたため、もったいなかったがハンバーグ屋さんにお願いして二周でピットインしてもらった。
 この時も、かなり速く走ってもらったように感じたが、ハンバーグ屋さんは「半分の走りですよ」と後で言っていた。

 もうこの時点で戦意喪失。嫌なヘルメットも脱ぎひたすら回復を待った。残り30分でまた出走してみたが、やはり気分が悪くなりすぐに戻った。

 という、最も情けない結果に終わった。

 この車酔いの原因は、昼食を直前に食べたというより、サーキットに自分がまったく不慣れであったことによる。なぜなら他のメンバーも同じに食べたが誰も気持ち悪くなったりしないで、平気で走っていた。(一人私と同じビギナーがお茶を飲んだだけだが気持ち悪いと同じ顔をしてうろついていた)慣れていれば問題はなかったのだが、私にとっては突然の感覚遮断でGセンサーが狂いを生じた。
 さらに、カレラ4はまがりなりにもポルシェなので、加速、減速のGは強烈である。私の撹乱されたGセンサーとの齟齬をきたし、もはやクルマを適切に駆るどころではなくなったのである。

  クルマは無傷だったが、私は沈没であった。

 しかし、ハンバーグ屋さんにも会えたし(これがまた男らしい男で、ガウチョさんと同じ元バイクのレーサー。筋金入りなところも似ている)、MODEOさんには、なにからなにまでお世話になり、非常に感謝している。

 今後サーキットにはまるかどうかは、即断できないが、少なくともフルフェイスのヘルメットでないものを今度は用意しないとまた車酔いするかも知れない。

 帰りの夜の高速道路はわずかな光の中を片目でも楽に運転できるし、どんなに走っても車酔いもしない。もしかしたら私はコウモリみたいな聴覚ドライバーなのかも知れない。

 という屁理屈をこねても、結局サーキットをうまく走るにはスキーと同じで、練習を重ねるしかない。ということがよくわかった。


  でも満足感の高い一日でした。皆さんありがとうございました。

(写真は、もうかまってもらえずピットロードに佇む哀れなカレラ4。ゴメンネ、ヘタレで)
Posted at 2008/09/15 19:51:07 | コメント(14) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「@terry997 人のクルマにのせられる時それを少し意識します。自分の運転の時はしないけど。(^_^;)」
何シテル?   05/02 14:49
  2007年型カレラ4に乗っています。オールシーズン、日常の足として使用し、すでに10万キロを越えました。  カレラ4の乗り味は、ゆっくり走ればメルセデス、...
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