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堅雪かんこのブログ一覧

2009年01月31日 イイね!

今朝の出来事

今朝の出来事  今日は朝から湿った雪が多く降り、道は雪によるぬかるみ状態だった。信号で止まりふと横を見ると商店の店先の歩道を除雪している男がいた。歩道中央にある1メートル四方の下水口の金属の蓋を脇に移動させ、ぱっくりと開いたその口の中にかき集めた雪をせっせと流しこんでいた。
 歩道なので人は往来するし、自転車も通った跡がある。知らないでそこを通れば落とし穴になる。そう思っていたら、帽子をかぶった小柄なオバサンが雪かきをしている男の横を通り過ぎ穴の方向に歩いて行く。男も危ないと思ったのかそのオバサンに注意を促すため声をかけた。だが、それが災いを招いた。振り向いたオバサンはそのまま歩き続けたため、穴の存在に気付かずその中に落ちてしまった。ゴツンと鈍い音がしてオバサンの姿が消えた。男はあわてて駆け寄り、そばを歩いていた人も集まって来たが、信号が変わったのでクルマを発進させ、群がる人々をバックミラーで見つつその場を後にした。



 と言うのは作り話。前半は事実であるが後半の展開は信号待ちの時にオバサンを見て思いついた。
 ヒトが言葉を使用できるという能力は、単にサルや犬と違う言葉をうまく発音できる咽頭や喉頭の構造によるものだけではない。オウムもうまくヒトの言葉をまねらるが言葉を使用しているとは言えない。
 一番の大きな違いは、言葉を介しての「想像力」である。あるいは連想能力と言ってもよい。上記のエピソードを文字を介してあたかも本当にあったことのように思えること、そのものがまさに人間の心の特徴である。
 したがってヒトは実際あるものと同じくらい、実際は無いものも思い浮かべることができる。つまりは余剰空想生産物の中にどっぷり置かれているのである。現実の世界と同時にバーチャルな世界をも生きる。

 現実の出来事は、物理の法則に支配されており、ヒトも一回だけの寿命のある肉体にその行動が制限される。それらが織りなす全世界的なたった一つの現実のストーリーが刻々選択されていくのである。F1チャンピオンはその象徴の一つだ。
 先ほど述べたオバサンの話も、もしかしたら私の空想通りの展開になったかも知れない。それはあくまで可能性で、今朝は無事に時は過ぎた。上で操っている神がいないのだとすると、やはりそれは偶然の確率で起きる出来事なのだが、そこに因果を見てしまうのが人間なのだ。

 人を見上げる犬の表情は実に可愛いが、その心の中はヒトと大きく異なる。犬は明日の心配はしない。想像できないことは存在しないのである。人間にも想像の限界があるから、もしかしたらこの世界の外にもなにかがあるのだろう。そうであっても、テニスの選手のようにコート内のボールを負うことしか出来ない。限界の中で生きている分にはヒトも犬も変わりない。

  さて、911はNewGT3も出したし998の外観もわかりかけてきた。このクルマの限界はどこまで伸びていくのだろうか?想像は膨らみ、現実がやがてそれを裏打ちする。楽しみは“前の膨らみ”も大事なのである。
Posted at 2009/01/31 09:26:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2009年01月29日 イイね!

998の顔は、ほぼ決まり!!

998の顔は、ほぼ決まり!!  NewGT3が突然PorscheAGのホームページで発表された。しかし、くらいつくのは慎重にした方がよい。998の顔もより明確になってきたからだ。予想通り、フロントのエアインテイクの形状を横方向に広げる。これにより911本来の“笑み”が戻った。やはりボンネット開口部の見切り線の延長線上にきちんと合わせてきている。









 フロントはわかったとして、問題はリアだ。リアは大げさなダックテール状の擬装を施している。これがまったくのダミーなのか、新しいリアウイングの試みなのかは依然不明だ。だが、カブリオレモデルにもまったく同じ形状のもが載せられており、その形がほぼ同じであるということは、おふざけ擬装ではなく、本物がその内側にある可能性がかなり高い。
 さらにテールライトの形状が小さな円形を二つ並べている。ポルシェは過去のイディオムをさりげなく用いることが多いので念のため調べてみると、これと同じようなものが実は存在する。356PRE-Aと呼ばれるモデルがそうだ。さらにレーシングモデルでRS2 SpyderやRSK Spyderなんかシングルであるが小さな円形のちょっと飛び出たテールライトを使用している。F430の真似ではないのだ。





 ところで、発表されたばかりのNewGT3は精悍に見える。このフロントマスクをよく見てみると、998へのデザイン上の橋渡しがちゃんとされている。エアインテークの形状は露骨に変更できないから、その上に横に伸びる突起をつけている。これにより水平方向が強調されるのである。さらに中央のエアインテークを前すぼみに少し突き出し正面から見て998ライクにしてある。この辺はあざといと言うしかない。





 かくして911は全てのモデルが過渡期の憂き目を味わう。そうであってもひとつひとつがその時のすぐれた作品となりうる。今度のGT3もなかなかよい♪


Posted at 2009/01/29 22:14:23 | コメント(5) | トラックバック(0) | クルマ
2009年01月28日 イイね!

仙台ハイランド 1分57秒14のGT-RスペックV だがしかし・・・

仙台ハイランド 1分57秒14のGT-RスペックV だがしかし・・・  GT-RスペックVはニュルでのタイムは公表しないのだという。しかし今月号の「ベストモータリング」では、仙台ハイランドでのラップタイムを公表している。昨年の晩秋だというから、私がカレラ4でよたよた同じコースを走っている頃、別な日にせっせとスペックVの調整をしていたのだ。

 で、そこでのタイムは鈴木利男の運転で1分57秒14。ちなみに私がカレラ4で出したタイムは2分19秒32で、その時の最速の人がランエボで2分2秒台だった。素人との比較ではなんだから仙台ハイランドのベストレコードはどんなもんなのか調べてみたら意外な事実を知った。

 GTRのサイトで、1990年に行われた仙台ハイランドでグループA300kmというレースの報告記事があった。そこではグループA仕様のスカイラインGT-Rが1分43秒台で走っているのである。鈴木利男もその中にいた。そしてこのグループA仕様のGT-Rは「車両価格が必要とされるパーツ一式とリース契約となるエンジン1基で4000万円。これに、一切のパーツを利用してのマシン製作費が1000万円という値段。また、スペアパーツを用意するとなるとさらに5000万円が必要になる」のだそうだ。つまり1億かかる。

 ということは、素人はGT-Rはすげぇすげぇと腰を抜かしているが、レーシングカーに乗っているレーサーからすれば、このスペックVはどう見えるのだろう?つまりはどういう人達に売ろうとしているクルマなのかまたわからなくなってきた。

  レーシングカーの幻想はスポーツカーに必要だし、ポルシェもそれを利用して市販車を売ってきた。GT-Rも幻想をまとっているが、ブレーキに500万円というのはグループA仕様車からみれば、むしろ安い方なのだろう。だが、それでも20年近く前のレーシングカーにも及ばないとしたら・・・。

  誰かどういうことなのか教えて??


 (注:仙台ハイランドは1992年に改修され、それまでの一周3.75744kmから4kmに延長されたので、タイムの比較は正確ではない。しかし、延長分の250mを仮に平均時速100km/hで通過すると計算しても7秒前後の差にしかならない))
 
Posted at 2009/01/28 22:38:08 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマ
2009年01月28日 イイね!

アウディにみるセダンの進む道

アウディにみるセダンの進む道  ついに我が家の6年目のアウディA4が壊れた。冷却系の故障で油温が急上昇、すなわちオーバーヒート状態になった。修理に出してウォーターポンプやサーモスタット等をなおすことになり10諭吉オーバーの見積もりが出た。

 代わりに置いて行ったのがNew アウディA4 1.8T。デヴューした時も一度試乗したが、今回はあらためて乗って見ると旧型車との違いに驚かされる。エンジンの始動のさせ方が分からず、数分を要した。走りだすとA6だったかと思うほど大きく感じられ、乗り心地もそのようなコンフォートさが出ている。前方のモニター画面をセンターコンソールにある様々なスィッチで操作するのだが、取説なしで本番に臨むのはクイズの解答あてみたいでおもしろい。

 一番の違いは、「日本車みたいになっちゃったね」と奇しくも妻が言った言葉に集約されている。クルマにさほど興味がない彼女でもそこは明確にわかったようだ。
 まずアクセルの反応が過敏で、スタート時にちょっと踏んだだけでクルマがドーンと前に進む。場合によってはホイールスピンまでする。このクルマはFFだが、これはやり過ぎの感がある。次にハンドルが軽い。特に低速で曲がる時など、ふにゃ~と脱力発作のようにハンドルの抵抗が失せる。

 一昔前は、剛のドイツ車、柔の日本車という対比で国産自虐史観に染まっていたが、ここ数年はドイツ車が日本車のテイストを入れ始めているように思える。ただ、今回New アウディに乗ってみて言えることは、6年前の我が家のアウディの方が好みだということである。911に比べれば軟弱だと思っていたアウディもドイツ車魂をまだ持っていたことがわかった。

  環境問題やコンフォート優先でクルマ本来の野生味がなくなりつつある。新しいものがいつもいいと言えなくなってきたことは、ちょっと淋しいことだ。
Posted at 2009/01/28 13:21:28 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ
2009年01月27日 イイね!

シンネンのお話 その3

シンネンのお話 その3 先日のオバマ大統領の就任式は、自由の国アメリカに抱いていたイメージから離れ、未だ偶像崇拝に頼る某国のイメージがだぶった。もちろん国情は全然違うが昔も今も人類は“王”の出現を期待する習性を強く持っており、その力の背景に軍事は欠かすことができない。式では祝砲もちゃんと打たれていた。

  一方、日本は敗戦の後GHQにより軍国主義的なものが一掃され、それと同時に精神的な求心力をもつものの所在があいまいにされた。映画「時計じかけのオレンジ」のアレックス坊やのように、いかなる場合も手を出しちゃいかんと攻撃性を封じられ、葛藤に苦しめられ続けているようなものである。大相撲でも称えられるべきは戦いを勝ち抜いた勝者なのに、自分らの醜悪な人相を棚にあげて人に説教ばかりしたがる横綱審議会のほうが偉くなってしまっている。言っていることは小姑レベルだ。

 人が本来もっている物事の感じ方、考えの基本は、進化心理学的な見方では長い狩猟採集時代に集団で生きてきた数百万年の間にその萌芽を推定している。もちろん厳密な科学的証明は不可能なので眉唾話も含まれるが、地形の変化と同じでスケールを大きく取ってみて、なるほどと理解できることもある。
 この時でも、勇者は自分の身を顧みずに戦い、同胞を守る者とみなされていたはずだ。獲物を自分のためだけに隠匿するような人物はリンチにかけられ社会から排除されたことだろう。

 やがて社会が大きく複雑になるにつれ、集団がまとまるために絶対者が必要になった。そこに神を置くことがあったとしても、生身の人間で統治する者も必要となった。しかし生身であるがゆえに、屁もすればク○もする。(デカンショ節:美人、美人と威張るな美人、美人屁もすりゃク○もする)そこで大いなる幻想をかぶせるようになった。

   大君の辺にこそ死なめ 顧みはせじ  (「海行かば」より)
 
 とはそういうことだ。

 現在の日本のあり方には意見が分かれる。GHQにより芯が抜かれたとはいえ、国は繁栄し、なにより太平洋戦争以後、二度と戦争をしていないではないか?くだらん幻想など持たぬが身のためだという考え方。もう一つは、それは戦闘行為を米軍に丸投げし、その庇護のもとに平和を享受している犬のような生活に等しいという考え方。

 これは非常に悩ましく深い問題だ。昨日、戦艦武蔵の元乗組員の証言がTVで放映されていたが、いかに彼ら全体、特に軍の上層部が勝つ見込みのない戦争に対して、幻想を持って冷静な判断力を喪失し迷い込んでいったかわかる。というか人類はなぜ戦争をするかと言えばこういったどちらかの誇大的な幻想を現実的な戦いによって壊すためと思ってよい。つまりはシンネンのズレの補正だ。
 しかし、まったく幻想を持ちえず、誇りも待たずして国が危機的状況に陥った時、乗りきれるのだろうか?
 つまりは、ここに幻想の落とし所がある。幻想は強固過ぎると危ないし、まったくないと国民はばらばらになる。


  911も様々な幻想をまとっている。リアのウイングはその象徴である。その話はまたの機会に。
Posted at 2009/01/27 11:45:43 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

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「@terry997 人のクルマにのせられる時それを少し意識します。自分の運転の時はしないけど。(^_^;)」
何シテル?   05/02 14:49
  2007年型カレラ4に乗っています。オールシーズン、日常の足として使用し、すでに10万キロを越えました。  カレラ4の乗り味は、ゆっくり走ればメルセデス、...
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