• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

堅雪かんこのブログ一覧

2009年07月29日 イイね!

あらためて思う、ドイツ車とは

あらためて思う、ドイツ車とは  最近時々行っている三沢の病院で、20年ぶりに以前自分が隣町の日赤病院で担当していた患者さんに廊下で会った。彼女は驚くべきことに20年前とほとんど同じ風貌だった。いやむしろ病気が軽快して優しい笑顔をしていた。時間が停滞しているような不思議な感覚に一瞬なった。

 その彼女が「先生、私たちが小川原湖にピクニックに出かけた時、ご自分のクルマでいらしゃいましたよね」と話かけてきた。
 あ、と思い記憶が突然よみがえった。患者さんたちが野外レクレーションで近くにある大きな湖である小川原湖に出かけたので、診療の合間をみて自分もクルマで後を追った。

 当時乗っていたのはグレーの初代ホンダ・レジェンドだった。日本ではまだ珍しい「高級セダン」の登場で注目度は高かった。彼女は色まで正確に記憶していた。私が会場に乗りつけると、男性看護師も興味深そうに寄ってきて、運転席に乗り込んだりして見ていた。という光景が夏の湖を背景に思い出された。

 ホンダ・レジェンドはとても気に入って乗っていた。もともとメルセデスのSクラスに憧れていたから、大きめのセダンということで満足度は高かった。
 ところが、現行BMW5シリーズより二つ前のモデルが発表された時、ひやかしで試乗させてもらった。色はゴールドだったが、まるで装甲車のような堅牢なボデイに驚いた。その時は買える経済的な余裕がなかったが、その数年後5シリーズに乗ることになった。このクルマが自分の中でスタンダードになって以来日本車は一気に色あせてしまった。モノが違うことがわかったからである。


 あれから時が経ち、日本車もレベルが上がりもはや国産、ドイツ車に差はないのではないかと思いたかったが、先日SUGOサーキットの往復に息子のインプレッサを運転してみて、ポルシェの優越性が依然として高いところにあることがわかった。インプレッサも国産車の中ではレースに関わりながら磨きあげられてきた芯のあるよいクルマだが、簡単に言うとクルマとのコミュニケーションの深さが違うのである。ハンドルをコーナーに合わせてスーッと切っていく行為の中にも、その精度や安心感が違う。

 今日も豪雨の中、カレラ4で走ってきたが高速道路の一部は川のような水が流れていたりとかなり危険だった。しかしクルマと自分の距離が緊密であるため、クルマの状況がよくわかる。クルマからのメッセージを読み取りながら運転を調整すれば雨の中も矢のように走れる。したがって嫌な感じやいらぬ緊張感が生じない。

 今月号のベスモに、プリウスやインサイトの比較試乗があった。そこにハイブリッドではないが新型ゴルフも持ちこんだら、服部尚貴がゴルフのハンドリングが別格であることにショックを受けていた。徳大寺氏が初代ゴルフをほめちぎってからもう何十年にもなるのに、ゴルフもまた依然としてその優位性が揺るがない。それは結局、彼もちらっと言っていたがニュルやアウトバーンを延々と走ってなんぼのクルマ造りをしているからだろう。高速で長距離をストレスを最小限で走れるクルマとはどういうものか?そこにドイツ車は焦点をビシッと合わせている。

  特にポルシェは、長距離を走り自宅に着くたびに今もって「大したもんだ」と感服してしまう。このクルマの正しい走り方はがんがん走ることである。そうすれば素顔が見れる。その素顔は人間のとは違いけしてがっかりするようなものではないことは保証できる。
Posted at 2009/07/29 23:08:16 | コメント(8) | トラックバック(0) | クルマ
2009年07月20日 イイね!

おお、Sクラス!!

おお、Sクラス!!  昨日までは大雨のひどい天気だったが今日は一転、夏らしい快晴となった。
 いつもの八戸道を北上していると、横をすっ飛ぶように追い抜いていったクルマがあった。ポルシェで高速道路を走っていてこのような速度差で抜かれたのは初めてだ。おそらく200km/h以上は出ていたと思われる。

 追い抜いていったクルマは白のSクラスだった。迎撃する気が起きる前にクルマの姿は見えなくなっていた。Sクラスは昔から私の憧れのクルマである。昔といってもW116あたりからで、よく学生時代に通った喫茶店のマスターが中古の錆ついた280SEに乗っていた。店に行くたびに“ベンツ”がいかに他のクルマと違うか繰り返しそのマスターから聞かされ、ベンツ信奉者に洗脳されていた。

 W116の次がW126で、CGにこのロードインプレッションが載った時はむさぼるように読んだ。熊倉重春氏の文章で「ウンターテュルクハイムの灰色の脳細胞は休むことなく・・」という表現が印象的だった。
 このW126は今でもいいデザインだと思う。もちろん今朝追い抜いていったのは最新のSクラスだ。現行のデザインはちょっと違和感がまだあるが、BMWの7シリーズよりは平凡でないところがいい。

 今はより高級なサルーンが多く出て、Sクラスも昔ほどの威光はないがやはり911と同様無条件に好きなクルマである。
Posted at 2009/07/20 19:25:24 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマ
2009年07月17日 イイね!

今日はコレ

 

  もう知っている人も少なくなったと思うが、今日はジャズのジョン・コルトレーンの命日である。

 彼岸に逝ってしまいそうな音楽があるのだと知ったのもこのコルトレーンを聴いてからだ。

 演奏は1962年のストックホルムでのライブ。画像は悪いが彼独特の音色が捉えられている。この次の年に911が誕生したことを思うと、コルトレーンの音楽は時空を超えた逸品だということがわかる。

 彼のアップテンポの激しい演奏もよいが、バラードがまたすばらしい。このような深遠な演奏は彼にしかできない。


    I want to talk about you !
Posted at 2009/07/17 21:40:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | 音楽/映画/テレビ
2009年07月15日 イイね!

豪雨なれど視界良好

豪雨なれど視界良好  ちょっと前までは、高速道路でも路肩に速度計測機を設置して、次のパーキングにクルマを引き入れて捕獲していた。まぬけな私は、車線規制の矢印の看板が路上に転々と置かれているのを見て初めてやられたことに気づき、あとは憂鬱な気分でパーキングに入っていくと、案の定、旗を持った高速交通機動隊員がこちらを指さし入れと合図を送る。この繰り返しであった。

 だが、この方法は警察官も身の危険にさらされるという理由からか廃止され、今は高速道路ではオービスとパトカーによる取り締まりが主流になった。となるとオービスは固定されていて位置を覚えておけば問題ない。残りはパトカー、特に覆面である。

 そういうわけで危険区域を通過すると時は、6:4の割合で前方と後方を注意して見て有視界戦闘に備えるようにしている。PAやSAに潜み、スクランブル発進してくるパトカーも要注意だ。自分のクルマの前後数百メートル以内のクルマ群をひとつの動きとして捉えられるようになるとしめたもので、ちょとした不穏な動きに敏感になる。

 そのためにも後方の視界は重要である。911の後方視界はすこぶる良好だ。雨の日も、ワイパーなしでもきれいに水滴が掃けてしまう。写真はまだ速度が遅い時で、水がこのように流れることがあるが、さらに飛ばすと豪雨でもまったくクリーンに後方を見ることができる。ただし路面によってはジェット気流のようなウォータースクリーンを後ろに張ってしまうことがあるが。
 ついでに言えば、ミシュランのPS2のウエット性能は申し分ない。後輪は残り溝があと5㎜しかないがまだいけそうだ。


 今日で私のカレラ4は走行距離が五万キロを越した。あと二カ月で購入二年目となる。この間夏タイヤは3セット、冬タイヤ1セット使用、オイル・エレメント交換9回。ブレーキパッド前後交換1回、前輪ブレーキローター交換(来月2回目交換予定)、ATF交換。そのほか水温計の故障に伴いコンピューターの交換などを要したが、クルマはますます快調である。

 それから奇跡的な記録を更新中で、それはこのクルマにしてからまだ一度も速度違反で捕まっていないことである。願わくば、これからもそうでありたい。
 (今日も豪雨の中、覆面が一台捕獲していました。天候は関係ないようです)
Posted at 2009/07/15 22:41:45 | コメント(7) | トラックバック(0) | クルマ
2009年07月14日 イイね!

あ、危ないー!!

あ、危ないー!!  本当に人生は一寸先は闇だ。今日外での会議があってその帰り、細い路地を前のクルマの後を低速で走っていたら、突然クルマの3m先を女子中学生の乗った自転車が猛スピードで横切った。その子は横を一切見ないで通り過ぎた。宇宙一のポルシェのブレーキ(しつこい?)を踏みクラクションを鳴らしたが、無視された。

 通過する時間が1秒ずれていたら女の子の乗った自転車は間違いなくカレラ4の側面に衝突し、私はクルマのダメージを考える前に女の子の救護と救急車を呼び、その後警察官と長い実況見分が始まったことだろう。

 実は先週、同僚の義母が交通事故に遭い亡くなったばかりだ。犬の散歩中、雨が降ってきたので横断歩道でないところで道を横切ったら、時速80㎞/hで直進中の女性ドライバーのクルマにはねられた。

 都会ではあまりないことだが、田舎では道路に飛びだしてもクルマの方が止まってくれるものと思い込んでいる人がいる。前方をいくら注意していても防ぎきれない場合もあるのに。

 そういう意味では公道はサーキットよりはるかに予想困難な危険に満ちている。クルマのドライバーの技量もまちまちだし、心臓発作、脳出血、てんかん発作などを運転中起こしあらぬ方向にクルマを突っ込ませる人もいる。対向車線にはみ出して正面衝突で死んだ人を知っているが数日前より自殺願望があったとのこと。相手はいい迷惑だ。

 富士山からの落石で、キャンピングカーの中にいた男性が死亡したが、これだって夢想だにしない死に方だ。

 世の中、映画の「デッドコースター」ではないが、危険なことはすぐ身近にあるのだということをあらためて知った出来事だった。

Posted at 2009/07/14 18:15:43 | コメント(8) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「@terry997 人のクルマにのせられる時それを少し意識します。自分の運転の時はしないけど。(^_^;)」
何シテル?   05/02 14:49
  2007年型カレラ4に乗っています。オールシーズン、日常の足として使用し、すでに10万キロを越えました。  カレラ4の乗り味は、ゆっくり走ればメルセデス、...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2009/7 >>

   1 234
567 891011
12 13 14 1516 1718
19 202122232425
262728 293031 

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

八戸のBMW正規ディラーであるアルファオートさんの試乗会! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/06/22 09:17:07
GT3のような犬 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/05/23 17:29:12
CCDL=Classic Car Driving Lesson by Takumi Yoshida、第3報! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/05/23 14:37:44

愛車一覧

ポルシェ 911 ポルシェ 911
 見てのとおりのキャララホワイト。右ハンドル、Tiptronic。オプションはPASM、 ...
アウディ S3(セダン) アウディ S3(セダン)
A4の後継車です。
ホンダ プレリュード ホンダ プレリュード
私が白、弟が赤。クルマを所有して一番楽しい頃だったかな。
アウディ A4 (セダン) アウディ A4 (セダン)
2014年7月27日に退役しました。盛岡の冬もなんなく走り、非常に頼もしい家族車でした。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation