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堅雪かんこのブログ一覧

2012年12月10日 イイね!

「あしたのジョー」のような試合

「あしたのジョー」のような試合  昨日のマニー・マッキャオ対ファン・マヌエル・マルケスのウエルター級12回戦は、戦慄のKOシーンで終わった。二人は4度目の対戦だったが、過去の結果はパッキャオの2勝1分け。一度も勝ったことがないマルケスが6ラウンド2分59秒、誰もが予想しないタイミングで右のカウンターストレートを打ち抜き、パッキャオを撃沈した。


 漫画「あしたのジョー」は、ボクシングにおけるカウンターパンチの凄みを描いた作品だったが、それと同等の衝撃を現実の試合で見せられるとは思わなかった。ボクシングもハイレベルの試合になるとガードの技術も完璧に近いので、そこに打っても有効ではない。すると、相手が手を出し攻撃を開始した瞬間に隙ができる。そこを狙うのである。これは剣道や柔道といった武術にも共通することらしい。


 パッキャオは踏み込みのスピードが速く、すっと前に出ると同時に強烈なパンチを見舞う。これを避けるには身を引いてかわすのが常套手段だ。ところがマルケスは足をそこで踏ん張り、左にダッキングしながら右をガツンと当てた。そのパンチがあまりにも強かったため、パッキャオは大晦日の曙のように前に倒れたまま失神して動かなくなった。リングサイドのパッキャオの妻らしい女性がショックで泣き叫んでいる映像も同時に流れた衝撃的なシーンだった。



 マイク・タイソンもそうだったが、今までは相手をこのように粉砕してきたハードパンチャーのボクサーが今度は自分が倒される立場になり終焉を迎える。
 パッキャオにまだ力が残っていたとしても、このような倒され方はだと肉体的にも精神的にも後遺症はしばらく残るだろう。


   一つの時代がまた終わった。そういう寂しさも感じた試合だった。
Posted at 2012/12/10 23:27:37 | コメント(3) | トラックバック(0) | スポーツ
2012年12月08日 イイね!

いろいろな雪道を走ってみる

いろいろな雪道を走ってみる   今日はウインタータイヤに換えて初めて雪の高速道を走った。こちらでは珍しい湿った重い雪質で、ザラメ状の雪は砂の上を走っているようで、グリップがなくなる。特にレーンチェンジではハンドルがとられるので神経使う。むしろもっと冷えると普通の雪になり、こちらの方が安全に走ることができるのに。そういう時に雪煙を上げて走るのは爽快である。クルマとタイヤに命を託して走る冬道では、ことさら両者の性能が問われる。








   曇り空の雪道




   晴天の雪道



 しかし、今回は盛岡付近が鬼門となった。私が青森県に行っている間に大雪が降ったみたいで、帰途、滝沢付近でスピンしてクラッシュしているクルマを3台みた。






 高速道を降りて市内の一般道では、盛岡では珍しいミラーバーンとなっており、渋滞が始まっていた。ソットゼロ・セリエⅡは高速道では無敵だが、実はこういう道は弱い。皆ノロノロ走っていたので、大丈夫だったが。




   ソット・ゼロでそっと走るw
Posted at 2012/12/08 17:17:17 | コメント(10) | トラックバック(0) | クルマ
2012年12月03日 イイね!

そっとビル・エバンス

そっとビル・エバンス  ジャズピアニストと呼ばれる人は多くいるが、いつも立ち戻って聴いていいなと思わせるのがビル・エバンスだ。一人静かにいたい時、この人のピアノは胸にすっと入ってくる。または照明を落とした小さなクラブハウスでグラスを傾けなら気の合う仲間といる時、そういった中でふっと聴こえてきそうな優しい音楽。どうしてこのような音使いができるのか?


 
  彼の美しくも切ない演奏は、彼自身の悲惨な人生とは無縁ではないだろう。夫婦仲が悪く、アルコール依存症で賭け事の好きな暴力的な父親の元で育った。仲が良かった彼の理解者でもある兄がいたが、精神変調をきたし52歳でピストル自殺をしてしまう。キャリア中で最高の演奏をしたトリオのべーシスト、スコット・ラファロを交通事故で亡くし、後に内縁の妻も鉄道自殺してしまう。彼自身もヘロインやコカインの常習者で、最期は肝炎、肝硬変、胃潰瘍で51歳で病死した。病気の治療を拒んだため、「時間をかけた自殺」だったと彼の友人が述懐したという。



  だから、彼の内面には葛藤や暴力性、あるいは狂気を秘めている。そういうものが裏面にあるので、音がきらめくのかも知れない。
 ビル・エバンスの世界は、尽きない悲しみや苦しみの中から生まれた。彼の奏法は多くのジャズピアニストに影響を与えたが、やはり彼のように深く内省に至るような音は出せない。テクニックを超えた表現世界を示した真のジャズピアニストと言えるだろう。










  
Posted at 2012/12/03 21:47:58 | コメント(3) | トラックバック(0) | 音楽/映画/テレビ
2012年12月03日 イイね!

ジャズピアニストがクラシックを弾くと

ジャズピアニストがクラシックを弾くと  フォーミュラカーとラリーカーが違うようにクラシックピアニストとジャズピアニストも違う。以下のビデオは敢えてクラシックにチャレンジした二人のジャズピアニストの映像である。チック・コリアとキース・ジャレットはともに最も人気のあるジャズピアニストで、以前いっしょにモーツァルトのピアノ協奏曲もやったこともある。今回はバッハで勝負!




  これは練習風景なのだが、意外だった。チック・コリアほどのピアニストでも譜面があってもすぐに弾けない。努力の人だなとわかってしまう。でもさすがにタイム感覚はよい。




  






  比較にグールドを持ってくるのは、いきなりF1カーを見せつけるようで反則なのだが、アリアの次から始まる第一変奏がチック・コリアの弾いている曲と同じである。グールドの演奏は左手と右手が緊密に連携している。(9分16秒から始まります)







  



  次が、キース・ジャレット。日本でも大分稼いだ超人気ジャズ・ピアニスト。





  



  若かりし頃のグールド。4分頃から演奏が始まる。揺らぎのない精密な演奏。







  結論から言えば、ジャズピアニストはジャズをやっていればよい。クラシックピアニストは譜面なしてジャズピアニストのように延々と創造力あふれる演奏はできないが、ジャズピアニストがクラシックをやると、ピアニストとしての技量は二流であることがばれてしまう。   





















Posted at 2012/12/03 19:20:51 | コメント(3) | トラックバック(0) | 音楽/映画/テレビ

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「@terry997 人のクルマにのせられる時それを少し意識します。自分の運転の時はしないけど。(^_^;)」
何シテル?   05/02 14:49
  2007年型カレラ4に乗っています。オールシーズン、日常の足として使用し、すでに10万キロを越えました。  カレラ4の乗り味は、ゆっくり走ればメルセデス、...
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