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堅雪かんこのブログ一覧

2014年01月30日 イイね!

クルマの旨み その2

クルマの旨み その2   アウディA3に興味を持って、試乗記などを読み漁っているうちにまた愚かなことをしている自分に気づいてしまった。雑誌でもネットでも、そういう記事は無難な内容に終始し、誰かさんのようにゴミだとか、買う価値なしなどとは間違っても書かない。いわゆる試乗会に招待されたジャーナリストとして自覚した予定通りの提灯記事に終わり、それで皆めでたしめでたしということになる。読者はそれを読んで、幻想に包まれたクルマを買わせられる。最新が最良、そう思いこんで新車に夢を投影するのだ。




  ところが、さきほど“誰かさん”とぼかした極少数の自動車評論家は、場の雰囲気なんか無視して本音で語る。彼らにとっては最新の991やメルセデスのSクラスでさえ、自分の味覚に合わなければ切り捨てる。彼らはメカニズムについても驚くほど精緻な知識を持っており、最初はその語りに翻弄されるが、でもよく耳を傾けるとすごく大事で素朴なことを言っている。それは


          そのクルマは本当に美味しいの?



   ということに尽きる。彼らにとって本当に大事なことは、グレードや価格、カタログを飾る最新式のメカニズムや数値ではなくて、走った時にきちんとドライバーの琴線に触れる造りこみをしているかどうかなのだ。そして、それこそがいいクルマ、長く付き合っても飽きずに愛着がもてる要素となる。走り出した時のシートやハンドルから伝わってくる路面からの感触、ボディの確かさ、コーナリングした時の気持ちのいい挙動、加速した時のトルクの出かた等々。こういうものがバランスよくきちんと描写されドライバーに伝わっているのか。ここを語らずしてなんのクルマ評論なのかということなのだろう。





  彼らはこういったものを正確なメカニズムの知識で裏付けながら説明できるが、それを知らない私達も味わい手として立派に参加できる。それは出された料理を誰でも味わうことができるのと同じだ。料理人や料理評論家の言説をただ鵜呑みにせず、自分の「舌」で判断する。そういう感性を自分でも磨いておく必要はある。それには名車と呼ばれるものに触れることが一番だ。おいしいものを食べると舌が肥えるのと同じ原理。





    「まいう~!!」と叫びたくなるクルマ、そういうクルマとの出会いは幸せだ。








 
Posted at 2014/01/30 16:46:24 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマ
2014年01月30日 イイね!

カオスを買おうとしてカオス?

カオスを買おうとしてカオス?   最近、朝方氷点下の気温のせいかエンジンのかかりが悪くなってきた。バッテリーが弱っているかもしれないので、ディーラーに行って、点検と交換をしようかと一時考えた。しかし、わざわざそれだけで仙台に行くのもなんだから、自分でバッテリーを買うことにした。クルマは好きだが、中身はなんでも他人任せなので、もちろん自分のクルマのバッテリーなど見たことも触ったこともない。どれがよいかわからなかったが、以前997にパナソニックのブルーバッテリー“カオス”がよいと書かれていたブログがあったのを思い出し、それを買おうとした。




  まず、通販の尼損で調べてみると18200円で出ていた。意外と安い。バッテリーは漠然と3万円くらいはするものと思っていたから。そこで、近所の量販店でそれを扱っていないかどうか電話して聞いてみた。まずは超自動後進という店。カオスは扱っているが、輸入車用は取り寄せになるという。それで価格は40500円!なんと倍以上する。最近は通販で安く買えるものが多いが、これほどまでに価格差があるのは初めてだ。




  それでは同じく量販店の黄帽はどうかと尋ねてみたら、やはり取り寄せで価格はさらに高くて44800円。尼損よりも26600円も高い。う~ん、驚いた。同じ品物なのにここまで価格差があるとはどういうことなのだろうと、少し混乱してしまった。



  で、もちろん尼損にした。損ではなく得したけど。






  
Posted at 2014/01/30 09:24:26 | コメント(8) | トラックバック(0) | クルマ
2014年01月20日 イイね!

ああ、クルマ選びはやっぱり難しい

ああ、クルマ選びはやっぱり難しい    先日、ゴルフⅦに乗って予想外によかったという話をした。結局、妻が運転することになるので、感想を聞いてみると走りもスタイルもいまいちだという。それだったらGTIがよいと言い始めた。試乗車はなかったがカタログを見て顔が引き締まっていてよいとか内装のタータンチェック、赤のステッチも悪くないとか。できれば、四駆の方がいいとまで言い出した。




  そこで、試しに同じプラットホームを持つA3スポーツバックを試乗してみることにした。ディーラーにあったのはあいにくクワトロではなく普通のA3スポーツバック1.4TFSI。これもあまり期待しないで乗ってみた。ところがこれがまた予想外だった。このクルマも「いい人」のくせに裏切り者だったのだ。しかもゴルフⅦより走りは本格的にいいのである。素性がよいというか走りのピントがあっている。試乗コースは氷点下の凍結路で、警告灯が頻回に点いてタイヤは滑っているのだが安定している。これでクワトロだったらさらにいいのかという期待が膨らむ。




 しかし、A3とはいえクワトロまでいくと支払い額が四百諭吉を超える。カーナビとかオプションを含めるとゴルフⅦGTIより高い。そこで、再び見た目で比較するとGTIの方が魅力的だ。普通の家族車なら、安くてそこそこのがいいと最初は思っても比較検討するうちに迷いが生じる。そもそもA4クワトロに乗っていて、なんでA3なのという声も家族からあがった。アウディファミリー内の序列も半端じゃない。上には上がある。




 A3 1.4TFSIは ポルシェの中でケイマンがいいという意味で本質的によい。でも、デザインや装備といった付加価値もクルマライフの楽しみだとすれば、物足りなくうつる。ここまできたら、6月頃に出る新型Cクラスだって候補に入れてもいいくらいだ。でも4MATICは最初から出ないかも知れない。
 結局、迷ってわからなくなった。普通のゴルフじゃダメなのか、知らぬが仏とはよく言ったものでクルマ選びは難しいとあらためて思った。






   さすがアウディ、普通のゴルフより足をマジに作ってある。しかし見た目は普通。

Posted at 2014/01/20 23:58:25 | コメント(11) | トラックバック(0) | クルマ
2014年01月16日 イイね!

いい人だったのに裏切られたw

いい人だったのに裏切られたw    数年前、長男のクルマの購入に悩んでいた時、ゴルフⅤにも試乗してみた。よくできたいいクルマではあったが刺激がなく、二十歳の男の子のクルマとしては物足りない感じがした。それ以来ゴルフには関心が薄かった。
 ところが、ふと先日の吹雪の日にゴルフを見に行った。うちの家族車のアウディA4はもうじき10万キロを迎えようとし、オイル漏れや、アンダーカバーの脱落などのトラブルを直し直し乗ってきた。これ以上重篤なトラブルが生じるようであれば買い替えのタイミングとなる。




  あまり期待しないで乗り込んだのはゴルフⅦのハイライン。ん?内装がよくなっている。以前はどよ~んと弛緩したVW独特の雰囲気だったが、これは違う。スイッチ類も誇張なくシンプルにまとまっている。何よりボリューム調整が回転式のつまみになっているのがよい。
 走り出しての道路は吹雪の中の雪道だが、なんか走りもいいように感じる。そしてクルマ全体がいいモノ感を漂わせている。



  しかも、カタログを見て後で知ったが、中身も今はやりの運転補助システムがいくつかちゃんとついている。見かけ以上に賢い。価格を考慮すると、このゴルフⅦは最も密度が濃く、バランスよくまとまっているクルマじゃないかと思えた。現代のテクノロジーを盛り込み、かつ虚飾を排した清楚さは大いに好感が持てる。




  思えば、我が家で最初に買った輸入車がゴルフⅡだった。原点回帰・・・・そんな言葉が浮かんだ一日だった。







       今度はドライ路面で乗ってみよう。





Posted at 2014/01/16 17:57:04 | コメント(7) | トラックバック(0) | クルマ
2014年01月14日 イイね!

ず・ずい~と見栄を切るタルガ!これぞ991の目指す道

ず・ずい~と見栄を切るタルガ!これぞ991の目指す道  新型991タルガが正式発表された。これまでの911タルガは993タルガからの流れをくむ、ガラスルーフを用いたもので基本的には996、997もそうだった。それが991ではなんと1966年に初めて出たタルガに用いられた固定式ロールバーのデザインを復活させたのだ。







 これを見ると、タルガってこうだよなとあらためて思ってしまう。それだけ1966年の初代タルガのデザインは魅力的だった。知っている人は少ないと思うが、同時代にサンダーバードの前身みたいな人形劇で「スーパーカー」というのがTVでやっていて、それを連想させるこの初代タルガはすごく未来的に見える。







   空も飛べ、水中にも潜れる文字通りのスーパーカー。  





  もともとはオープンボディの補強のために考案されたロールバーだが、これがなかなかおしゃれなのである。






 わ~い、子供の頃見たタルガにそっくりだい。




  そして下のビデオを見て欲しい。メカニズムの動きは、サンダーバードの世界のような未来的、あるいは歌舞伎役者が見栄を切るような鮮やかさがある。991はこういう派手な仕草が似合っている。

  これで991も真の千両役者になれるかも知れない。(価格が千諭吉超えているし・・)














Posted at 2014/01/14 18:05:25 | コメント(12) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「@terry997 人のクルマにのせられる時それを少し意識します。自分の運転の時はしないけど。(^_^;)」
何シテル?   05/02 14:49
  2007年型カレラ4に乗っています。オールシーズン、日常の足として使用し、すでに10万キロを越えました。  カレラ4の乗り味は、ゆっくり走ればメルセデス、...
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