• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

堅雪かんこのブログ一覧

2014年02月17日 イイね!

コース整備あってのクルマの走り

コース整備あってのクルマの走り  今回の記録的な大雪は、各地の交通網に致命的なダメージを与えた。特に雪の備えのない地域は大変なことになっている。これで明らかなように、クルマというのは、それ一台が雪道走破性が秀でていても道路がつまれば走れないということがわかる。頑張ってレンジローバーを買っても無意味。前のクルマが動かなければ車中泊になってしまう。交通システムが円滑に機能してこそ、クルマ一台一台が支障なく走れるのだ。その要となっているのが除雪機能である。






  盛岡は雪国だが、あまり雪のために交通に支障をきたすことはない。それは除雪をすぐやるからである。夜間雪が降り続くと、明け方からゴーゴーとディーゼルエンジンの音が聴こえてきて、住宅街の狭い道も除雪してくれる。除雪のための予算も組んで毎年備えている。大体5億円ほどらしいが、青森市はこれが20億円、雪が多いと40億円くらい使ってしまったこともある。除雪車の保持台数も違う。とはいえ、盛岡も昔はひどかった。今ほど除雪を丁寧にやらず、雪で出来たでこぼこ道を走らせられた記憶がある。おそらく市民の苦情により年々改善していったのだろう。





  それでも、除雪のやりかたは同じ東北地方や県でも自治体によって異なり、八戸はひどかった。今回たまたま八戸にいたのだが、主要道路も充分に除雪を行わず、チェーンを着けたタクシーが尻を振り振り走っている。チェーンを装着すると、雪がない路面ではゴンゴンゴンゴンと振動が出て、大変乗り心地が悪くなる。盛岡ではないことなので初めての経験だった。八戸もまた基本的に雪が少ないところなので除雪に慣れていないのだろう。





八戸市内の道路。これは最悪の路面状況。こまま夜になって凍るともっと大変なことになる。




  やはり、クルマというのは道路があってのものである。気持ちよく走れるのは雪道に限らず、日々道路を整備してくれる人達がいるからだ。
  911は雪道は大丈夫ですか?と時々聞かれる。基本的に得意だと思うが、それは除雪してある道に限ってはというのが正しい答えだ。






IMG_0117

湿った雪はやはりクルマによくない。ご覧のような雪のエアロが勝手に出来てしまう。タイヤハウス内にも雪が挟まってしまいタイヤに干渉する。





IMG_0031

このような雪が着くときはベスト。スキーと同じでパウダースノーの上を走るのは快感である。






盛岡近郊は、車がめったに通らないところも除雪してあるので安心。でも調子に乗るとこんなことになる。
Posted at 2014/02/17 20:41:03 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ
2014年02月13日 イイね!

レーダー探知機の定番!だったゴツイやつ。

レーダー探知機の定番!だったゴツイやつ。    レーダー探知機で思い出した。昔、SUPER PROTECT-1 X-Kという商品名のレーダー探知機があった。大きさが拳ぐらいあり、頑丈な黒の鉄ボディで覆われたその機械は、性能が当時抜きん出ていたことで人気があった。価格も6万円ほどしたが、ダッシュボードやサンバイザーに装着すると、誇らしくかつ頼もしげで満足感があった。発売元も神奈川RD通信機商会というマニアックな名前だった。





  ホンダ・プレリュードに乗っていた頃、これを装着していたが、ある日、高速道路のSAに入った時、後ろから追いかけてきたパトカーから降りてきた交通機動隊が室内のこれを見つけ「そんなもん、つけるんじゃない!」と怒られたことがある。追尾して計測し損なって立腹していたのだろう。しかし、違法でもないから怒られる筋合いでもないが、黙って聞き流した。





  国内では順法でも、海外ではレーダー探知機の使用は違法である国がけっこうあるようだ。フランスやオーストラリア、ドイツ、スイスなどもそうらしい。だとすると、日本のレーダー探知機が一番進化しているのかも知れない。昨日の日記のコメントにもあったが、ドライブ好きにとって、一番必要な運転補助システムは、実はこれだ。だが、そういう諸外国の事情から察するに、これが現行のアダプティブクルーズコントロール(ACC)に組み込まれることはないだろう。むしろ逆にACCが発展するとネットのように中央管理システムに統合され、違反車検出に利用される可能性も無くはない。




         かくして、自動車は自制車となるのであった。







Posted at 2014/02/13 17:43:00 | コメント(7) | トラックバック(0) | クルマ
2014年02月12日 イイね!

クルーズコントロール

クルーズコントロール    インプレッサの点検中の代車でレガシーツーリングワゴンが来た。これには、アイサイトと呼ばれる進化したクルーズコントロールが装備されている。一昔前のクルーズコントロールは、高速道路上に自分のクルマだけしかない場合はいいが、実際は一定速度で走ることはなく使い物にならない無用の長物だった。しかし、最近のものは前車の速度に応じて自分のクルマの速度も変化し追従できる優れものとなっている。




  そこで、このスバルのクルーズコントロールの上限速度はいかばかりか調べてみると、114㎞/hのようだ。国産車である以上、国内法規を守りたい。されど100㎞/hでは遅すぎるという悩んだ末の数値か。おもしろいことに、このスバルでも140km/h以上出すと、クルーズコントロールが解除されるという。114km/hでも140km/hでも、違反速度であることには違いないが、それを想定せざるを得ないところにメーカーの建前と本音の間での苦労がうかがい知れる。





  最新のポルシェにも、アダプティブクルーズコントロール(ACC)として似たようなものがオプションで着く。カイエンの例だと、160km/hまでは設定できるらしい。前車に追従しているうちは、前車の速度に合わせるが、前方がクリアになると俄然160km/hまで加速するという。これだとアウトバーンならよいが、国内では暴走機関車だ。





  はたしてこの技術は広く一般ドライバーに浸透して当たり前のこととなるのか、はたまた廃れるのか。実際、レガシーツーリングワゴンでアイサイトを起動し前車を追従してみたら、信号で前車が停止したら見事にこちらも自動停止した。ほうと感心するが、その時だけのこと。渋滞の有無などの使用環境にもよるが、私には不要なものと思えた。






   ちなみに、911のオートクルーズは前方に赤くて平べったいクルマを認識すると、スリップストリームに入って追従するように設定されているそうです。(嘘)









この自動運転は凄い。ドライバーがただの人形に見える。(わたしたちはうつろなる人間 わたしたちは剥製の人間 互いに寄りかかりながら 頭には藁が詰まっている T.S.エリオット
 
Posted at 2014/02/12 09:29:55 | コメント(5) | トラックバック(0) | クルマ
2014年02月08日 イイね!

涙のファシズム

涙のファシズム    今回の作曲家ゴーストライター事件は鮮やかと言う他はない。よくぞ皆を騙したという点では、彼は天才的だ。そして、またしても騙される方の人々のもつ人間特有の心理があぶりだされたという点でも興味深い出来事だった。人はイイものを自分でイイと感じて判断する以上に、他人がイイと言うものをイイと安心して思い込む生き物なのである。さらに真贋を見極めること、自分の信念を主張することがいかに人間社会では難しいことか知ることとなる。






  音楽作品の優劣なんか聴けば分かる・・・というものでもないらしい。クラシック界では時々これに似た現象が起きる。以前、あるノーベル賞作家の脳に障害のある息子が作曲したら、凡作にもかかわらずその作品が世間で賞賛された。つい最近はコンクールで優勝した盲目のピアニストが、ピアニストとしては優秀だが作曲されたものは凡作であるにも関わらず賞賛された。凡作は時の流れの中で消えていく。今、話題になっていないのがその証拠だ。
 




  こういう現象の背景にあるのは作品以前に、その人物のもつハンディが人々の心に大きな影響を及ぼす。これも大分昔の話だが『一杯のかけそば』騒動というのがあった。貧しい母子家庭の3人の親子が、大晦日の晩に食堂で一杯のかけそばを分け合って食べるという短編小説なのだが、これが大受けし、日本中の人々が涙するという社会現象になった。
 ところが、タモリがこういうことに嫌悪感を表し涙のファシズムと揶揄した。かけそば一杯の値段だったら、当時はインスタントラーメン3個は買えるだろうと。その後、その作者は寸借詐欺で全国を回っていた人物だとわかり、作品もろともブームがほどなく収束した。





 この時も「作品」を絶賛し涙した人々はバツの悪い思いをした。「笑っていいとも」は間もなく終わるが、デヴューした頃のタモリは"反体制派”で、そういう偽善行為の破壊者だった。NHKの儀式ばった言い回しを録音編集してラジオで流したら、NHKから抗議がきて放送禁止になったこともあった。タモリやビートたけしが息の長いお笑いタレントでいられるのは、実は皆涙のファシズムに陥らないように見張っていてもらいたいという大衆の無意識の現れでもある。劇中のピエロこそが真実を語っている場合もあるのだ。





   Amazonではすでに「交響曲第一番HIROSHIMA」のCDは削除されているが、まだ掲載されている時の、CDを購入した人達のレヴューは面白かった。ほとんどが五つ星で絶賛。最低の一つ星をつけた人は、ゴーストライター事件が発覚した後に書かれたものだった。発売された頃に、このCDを「凡作」と評価できた人は専門家も含めて極少数だったことだろう。
  だが、人々の耳なんかそんなものである。信じられないことだが、あのバッハすら没後しばらくは大衆から忘れ去られていたのだから。





    本音でいいね!またはダメだね!と言えるのは、案外難しいことかも。

 

  






 


 
Posted at 2014/02/08 16:58:31 | コメント(4) | トラックバック(0) | その他
2014年02月07日 イイね!

70年代は笑えるか?

70年代は笑えるか?  昨日は70年代のアルバムに触れたが、マクドナルドのCMで最近TVでこんなものが流れている。私の世代だと非常に懐かしいが、今の若者から見ると笑ってしまうのかな?


















  しかし、最近気づいたのだが、新型メルセデスの内装のエアコン吹き出し口のデザインは、実は70年代の焼き直しであったのだ!






  新型Aクラス。出た時はまた派手にチェンジしたなと思ったら・・・・・。




  新型Cクラスも同じ雰囲気だが・・・。








  ところがどっこい、70年代のSLにすでに用いられていた。





    Oh, that's the way, uh-huh uh-huh,

     I like it, uh-huh, uh-huh.
     

   






















Posted at 2014/02/07 15:36:45 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「@terry997 人のクルマにのせられる時それを少し意識します。自分の運転の時はしないけど。(^_^;)」
何シテル?   05/02 14:49
  2007年型カレラ4に乗っています。オールシーズン、日常の足として使用し、すでに10万キロを越えました。  カレラ4の乗り味は、ゆっくり走ればメルセデス、...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2014/2 >>

       1
2 3 45 6 7 8
91011 12 131415
16 171819202122
232425262728 

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

八戸のBMW正規ディラーであるアルファオートさんの試乗会! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/06/22 09:17:07
GT3のような犬 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/05/23 17:29:12
CCDL=Classic Car Driving Lesson by Takumi Yoshida、第3報! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/05/23 14:37:44

愛車一覧

ポルシェ 911 ポルシェ 911
 見てのとおりのキャララホワイト。右ハンドル、Tiptronic。オプションはPASM、 ...
アウディ S3(セダン) アウディ S3(セダン)
A4の後継車です。
ホンダ プレリュード ホンダ プレリュード
私が白、弟が赤。クルマを所有して一番楽しい頃だったかな。
アウディ A4 (セダン) アウディ A4 (セダン)
2014年7月27日に退役しました。盛岡の冬もなんなく走り、非常に頼もしい家族車でした。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation