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堅雪かんこのブログ一覧

2014年08月29日 イイね!

30年ぶりのドイツ

30年ぶりのドイツ    今、ベルリンにいる。約30年ぶりのドイツ訪問である。昔、最初に空港に降りて驚いたのは、あのベンツがタクシーに使われていたこと。ミディアムクラスが多かったが190EやSクラスのタクシーもあって、皆ベージュ色に塗られていた。今もそれは同じだったが、たまにプリウスのタクシーが走っている。





ベンツのタクシー。



それよりも変化に驚いたのが、街を走っているクルマのほとんどがステーションワゴンで、セダンは稀であることだ。前に、青森県三沢市のホテルに泊まって駐車場を見下ろしたら、ほとんどワゴン車だったことを日記に書いたことがあったが、なんと、自動車先進国のドイツでも事情は同じだった。










Posted at 2014/08/29 14:54:23 | コメント(9) | トラックバック(0) | クルマ
2014年08月25日 イイね!

ポルシェの足、クラシックミュージックの如く

ポルシェの足、クラシックミュージックの如く   アウディのオーディオにイージーリスニング系の音楽ばかり入れ、クラシックはあえてはずしていた。しかし、このクルマは室内が静かでオーディオの音もいいのでクラシックもいけるかも知れないと、試しにクラシックのオムニバス盤を入れてみた。
 するとどうだろう、クラシックはやはり次元の違う音楽であることを再認識させられた。まず音色が他のジャンルの音楽と全く異なる。モーツァルトのクラリネット協奏曲第2楽章、ショパンのピアノ協奏曲第1番第2楽章、バッハのラルゴ等々・・・、皆聴きやすい曲ばかりだが、その楽曲の美しさや音の深さにあらためて聴き惚れてしまった。今まで何度も聴いている曲なのに。




  昨日は、カレラ4の3回目の車検とサスペンション交換のため、久しぶりに高速道路を仙台まで走った。そして思った。ポルシェの走りはクラシックミュージックのようだと。クラシックの音楽家は、一つの生音を出すためにとてつもない修練を積む。ポルシェ、特に911は誕生以来その物理的矛盾と戦ってきた執念みたいなものが足に宿っていて、電子制御による「走行加工」が全盛の現代でも、その底にあるアナログのレベルは相当高いと思われる。




 もう何度も書いたことだが、ある速度域からクルマの挙動が澄み渡り、路面をきれいにトレースしていく。それは上級セダンにみられる無感覚で曖昧なコンフォートさではなく、情報を正確に伝え神経を覚醒させつつ気持ちよく走るのである。この領域は普通のクルマなら「もう危ないからやめれ」という挙動をドライバーに伝えてくるのに、ポルシェは「ようこそ!」とほほ笑む。走行距離が15万キロを超え、サスペンションも二度目の交換する前の状態であるにかかわらずそれは同じ。やはりポルシェは深い。




  いろんな音楽があってそれぞれに楽しめるように、クルマも様々あってそれなりに楽しみを見つけることが出来る。でも、そこには明らかな質の違いがある。
 何度聴いてもいい音楽、何度乗っても感心するクルマ、そういうものに出会えることは幸福なことである。






  助手席のお伴は、ビルシュタインのサスペンション。これを持って仙台へ。











  オムニバス盤には、これの23:30あたりから始まる曲が入っていた。





Posted at 2014/08/25 23:10:00 | コメント(7) | トラックバック(0) | クルマ
2014年08月24日 イイね!

やっぱり引っ込めたかったんだ。

やっぱり引っ込めたかったんだ。








  「このモニター画面、いつも出ているのね。」
   










  メルセデスAMG GT ではこのように解決される。デザインはNew Cクラスを手掛けたチームと同じであろう。センターコンソールは寿司屋でタコの足を食べている時、思いついたという(嘘)









Posted at 2014/08/24 22:41:43 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ
2014年08月23日 イイね!

お前の本音は?

お前の本音は?  昨日の雷鳴と豪雨とは打って変って、今日は快晴となった。そこでアウディS3セダンで久しぶりに夏の日差しの中、ワインディングを走ってみた。以前にも記したが、このクルマは4つの走行パターンが選べるが、その他、従来のアウディ車にも装備されているシフトレバーのところでDとSの切り替えスイッチがあって、手前にシフトレバーを引くと簡単に変更できる。これでシフトタイミングが変わるようだ。これに先ほどの4つの走行パターンが組み合わされるわけだが、いずれでもSにできる。




 そうやって走らせると、このクルマはブリッピング音ばかりでなく、シフトアップすると時もバフッ、バフッと音がして、まるで鼻息を荒くして走るようになる。このサイズで280馬力もあれば充分で過不足ない加速でぐんぐん走る。今度のS3は285馬力になったそうだが、世間では458スペチアーレが話題になっている時に、このクラスの5馬力アップなんかどうでもいい数値。




 問題なのは、この走りのパターンの変数の多さである。最初は「ダイナミック」がいいかなと思ったが、街乗りでは「自動」にして走るのがこのクルマらしい。ハンドルの軽さもじきに慣れてしまう。そして空いた山道などでスポーティーに走るには、「ダイナミック」でも「自動」にしてSでもお好きなようにとなる。まだ不慣れなせいもあるが、トッピングメニューの多いラーメンみたいで、どれが一番美味しいのか迷う。これがお勧めの味ですというのがない。




 つまり、このクルマはあくまでご主人様のお気に召すままにということで、自分の本音は語らない。自分は本当はどういう走りをしたいのかという主張はない。まして足はクワトロだから、ドライバーの知らないところでせっせと仕事をしてくれている。こういう本音を語らずに人に合わせてばかりいる女は実はDVの対象になりやすい。


       「殴ったろか!?」



 実際、殴ってみて逆に手痛いしっぺ返しをくらうスポーツカーもあるが、アウディはそれを好まない。前のA4も結局10年以上付き合っても、密接な関係にはならなかった。もちろんそれがアウディのよさでもあるけど。
 スポーツ走行時のS3セダンも息を荒くして感じている振りをしているが、実は不感症だったりして・・・。






















 
Posted at 2014/08/23 21:00:54 | コメント(6) | トラックバック(0) | クルマ
2014年08月18日 イイね!

心の闇を覗きたくはありませんか?

心の闇を覗きたくはありませんか?  先日、NHKの「日曜美術館」という番組でバルテュスという画家の作品を観た。この番組はいつも観ているわけでなく、単に“バルテュス”という名前がかっこよかったから興味を持ったまでである。それまでは彼のことはまったく知らなかった。そして、この『夢見るテレーズ』という作品は特に印象的だった。これを観て、あなたならどう思うだろうか?




 私は正直に言うと、この少女のパンティーに目がいってしまった。案の定、バルテュスの作品に関しては猥褻云々の論争を引き起こしていたようで、特に少女のエロテイックな絵が多いので社会からの反発が相当で、しばらくは売れない画家だったらしい。
 現代ではさらに、児童ポルノの規制が厳しくなって、こういう類のものは禁忌扱いにされつつある。




 人の欲望は限りなく深い。クルマでも制限速度が最高100km/hの国であっても、数百馬力のクルマが欲しいと思う人もいる。エロスの世界でも、表向きの「標準」以外にアブノーマルな世界があることは皆知っている。殺人行為にしても佐世保の女子高校生の事件は皆衝撃を受けたが、太平洋戦争時のペリリュー島での日米の戦いでは、敵の兵士を木に縛り付け銃剣の練習に用い、ペニスは切り取られ、それを口に入れるという凌辱行為までしていた。それを見た米兵は日本兵を皆殺しにしてやると誓ったそうだが、その後の東京大空襲、広島・長崎の二度の原爆投下は民間人の大量虐殺であった。




 人は社会で平和に暮らしていくには、様々な規制やこれだけはやってはいけないという禁忌事項を決めなくてはならない。そしてそのルールを守るということは大事だが、一方人には欲望の負の部分、ダークサイドがあるということに目を瞑るということは別だ。狂気から目をそらすということは、一方では別な狂気を生み出す。芸術というのは絵でも小説でも、批判覚悟でそこを回避してはいけないのである。バランスをとるために。




  バルテュスは『夢見るテレーズ』の前に、これとほぼ似た構図で『若い娘と猫』という作品を描いている。これはナボコフの小説『ロリータ』の表紙にも使用され、そのためバルテュスはロリコンと同一視されるようになったのだという。彼は自分自身のそういう性向を否定していたらしいが、どこかの府議と同じで少女が好きだったことは間違いない。







 
  ところで、これが『おばあさんと猫』だったらどうだろうか?これも最近TVで知った伊原美代子の撮った写真集『みさおとふくまる』の中の作品である。これなら安心して見れるし、心が癒されることだろう。アマゾンでポチッとしてから、ネットで写真を何枚か見ていたら買うまででもないと慌てて購入を取り消した。こういう写真は自分の中にある良いものが投影され、気持ちが和む。万人受けし批判する余地はない。それはそれでいい。



    イイね!




   これもイイね!



  一方、バルテュスの作品は、自分が抑圧したい邪心、性欲を誘発してしまう際どいものだ。だから表面的で偽善的な人間には批判されるが、真実を知りたいという好奇心旺盛な人間には評価される。というか、こういうものがむしろ時を経て後世に残され評価が確立していくのではないだろうか。
 TVで北野武、宮根誠司、みのもんた、有吉弘行、坂上忍らが人気があるのは、そういう人間の邪心をどことなく匂わせているからで、結局人々は24時間テレビのマラソンに涙しながらも、他方そういうものにも大いに惹かれるのである。




Posted at 2014/08/18 22:32:38 | コメント(5) | トラックバック(0) | その他

プロフィール

「@terry997 人のクルマにのせられる時それを少し意識します。自分の運転の時はしないけど。(^_^;)」
何シテル?   05/02 14:49
  2007年型カレラ4に乗っています。オールシーズン、日常の足として使用し、すでに10万キロを越えました。  カレラ4の乗り味は、ゆっくり走ればメルセデス、...
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