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堅雪かんこのブログ一覧

2014年11月30日 イイね!

同志、イヴォーク!

同志、イヴォーク!  中国の自動車メーカーが、イヴォークそっくりのクルマを発表した。LandWing X7という名前からして怪しい。今までもBMW X5などのコピーと思われるクルマもあったが、今回の似せ加減は凄い。しかも価格はイヴォークの3分の1の270万円である。これにはさすがにジャガー・ランドローバー社も中国当局に異議申し立ての準備をしていると報じられている。



















  どちらが本物かわかりますか?





日本でも80年代は部分的にパクリはあった。

















     「NAVI」より





Posted at 2014/11/30 14:38:30 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマ
2014年11月27日 イイね!

991型GT3、あの人に斬られる。

991型GT3、あの人に斬られる。  アウディS3セダンの加速は自分のカレラ4より速いかも知れない。アクセルを踏むと知らずに速度が上がっていく。しかし飛ばしているという実感がない。この妙な浮遊感の正体を沢村慎太朗氏があるクルマを評しての文章の中の一節を読んでよくわかった。(AUTOCAR今月号)
 引用すると「巧みに仕立てた作為性の中でもたらされる驚異の加速性能である。いやもう本当にダウンサイズ過給エンジンみたいな振る舞いなのだ」。なんとこれは991型GT3エンジンへの評価なのである。彼はアクセル開度に対して過剰に反応するこのエンジンを演出過剰なフラットシックスと呼び、高性能NAユニット独特の清廉性のカタルシスはそこにないと言い切っている。





 マイルスが自分の演奏する音楽に対して深い愛情と執着心を持っているのと同じように、彼は911を同様に思っている。そして最もピュアな911であるはずのGT3が堕落した原因を遠慮なく言うようになった。それは新参者の911ユーザーであると。「本来はサーキットで本気で踏むことを主眼にしたはずのクルマを、“一番高いの持って来い”の人種が、公道で他のカレラを見下すために上位機種としてGT3を買い始めたのだ」と。するとポルシェとしても商売を考えるとそういう人達向けに仕様を変更せざるを得なくなる。





 そして彼はアマチュアドライバーがサーキット走行をする場合の本来の目的は結果としてのタイムより、鍛錬による技量の磨き上げであり、それには「物理の本質を覆い隠して夢のような走りを勝手にもたらしてくれる厚化粧の運動性に何の意味があるのか」と問うている。
 これは目から鱗の鋭い指摘だ。911の進化の矛盾点を見事に浮き彫りにしている。991型GT3は、基準車の991よりは薄化粧だが方向性は同じだと突き放す。





 今回の沢村慎太朗氏の評論を読んで、911というクルマがより理解できるようになった。私もヘタレの新参者として乗りやすいカレラ4を7年前に買った。普通に街乗りができ使い勝手も非常によいと感じた。ところが本気でアクセルを踏む場面になるとクルマも本性を現し感動的な走りに転じる。そしてさらにビルシュタインにサスを変えたら、純正のPASMが一般ドライバー用の緩いセッティングであることがわかり、奥がまだあったのかと思い知ることとなった。
 また、991カレラ4を試乗して思った違和感は、まさにより厚化粧となったことによるものだった。




  911のこうした矛盾もまた魅力の一つであり、結局ユーザーは好みの911を求めればよいということになる。商売上手なポルシェならGT3で不満なストイックなユーザーには次なるGT3RSが控えているだろうしね。



  



  
Posted at 2014/11/27 23:21:00 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ
2014年11月26日 イイね!

ジャズな人、怒りはあるか?

ジャズな人、怒りはあるか?  ヨルタモリという番組で、久しぶりにタモリらしい芸を見た。タモリはこれを30年以上前にやり、世間にインパクトを与えた。彼はヨルタモリの中で「ジャズという音楽があるんじゃない。ジャズな人がいるだけ」「ジャズをやっていてもジャズじゃない人もいるわけですよ」と言った。これは彼の芸風の核心でもあり、長らく芸能人を続けられている理由でもある。つまりは型にはまらず、偶発的に生じる面白さの追求、規範から自由に逸脱できる人がジャズな人なのだ。ところが、そこからさらに高みに達するには怒りが根底にあるかどうかが大事なポイントになる。






 今、米国では白人警官が黒人青年を射殺した事件で、大規模なデモや暴動が起きている。現在でもこういうムーブメントが生じることに驚く。実はマイルス・デイビスも白人警官に正当な理由もなく暴行を受け流血騒ぎとなったことがある。1959年の8月の夜、クラブ『バードランド』の前で白人女性をタクシーに乗せるため見送った後のことだ。路上に立っていたマイルスに白人警官が「そこをどけ」と言いがかりをつけた。「おれはマイルス・デイビスだ」と彼は名乗り指示に従わなかったら抵抗したものとみなされ、暴行を受けたのである。彼は当時はすでに有名人で、この事件はすぐに多くの新聞の一面に載ったが、彼のプライドは大きく傷つけられ、米国社会や差別主義の白人を憎悪した。







  カーキ色のスーツに血がしたたり落ちたという。日本だと北島三郎に警察官が暴行するようなものだ。
  





 ジャズが1950年代から60年代にかけて最もパワーがあり優れた演奏家を多く輩出できたのは、まさにひどい人種差別があり、社会が騒然としていたあの米国の環境の影響が大きい。あの時代の黒人のジャズに勝るものはないのである。ヨーロッパや日本のジャズマンはそれをうわべだけ真似たに過ぎず、実はジャズじゃない人がやっていた。日本ジャズ界の第一人者とされる渡辺貞夫だって、見るからに人柄がよく真面目な印象を受ける。素直で聴きやすい音楽だが、ぐっと内面に迫るものではない。





 同じ頃、あのモハメド・アリも同様な仕打ちを受けていた。まだカシアス・クレイという名前だった彼はローマオリンピックでライトヘビー級のゴールドメダリストとなり地元に凱旋した。そしてその金メダルを首から下げてあるレストランに入店しようとしたら、黒人お断りと言われ、その金メダルにはなんの価値もないと怒り、川に投げ捨ててしまったというエピソードがある。彼のその後の人生の対戦相手はボクサーだけでなく、人種差別主義者やベトナム戦争をしかける米国となった。だから世界中を熱狂させるほどの偉大なボクサーとなったのである。今のヘビー級戦は見る影もなくつまらないものとなっている。それは選手のせいというよりは、時代背景が大きい。





 1964年の写真。下に寝転がっておどけているのはビートルズ。911が初めて発売された年でもある。




  マイルスはフェラーリも何台か乗り継いでおり、275GTBを所有していたことがある。しかし街で乗っていると、薬の密売人と思われて警官に停められることがあったという。
 そういう日常の怒りが音楽に昇華されていったと言ってもいい。だから彼の音楽はピーンと張りつめたテンションがいつもあり、スポーツサスペンションのような硬度を保っている。
 頂点を極めるには、もしかしたら怒りも必要ではないかな。そう言えばセナも怒りをいつも秘めていたような気がする。
Posted at 2014/11/26 23:12:46 | コメント(5) | トラックバック(0) | クルマ
2014年11月24日 イイね!

小さな巨人

小さな巨人  駐車場に停まっているカレラ4をホテルの窓から見下ろすと、両脇にあるプリウスとスイフトよりも小さく見える。乗っているとそんなに小さなクルマという意識はないのであらためて驚いた。大きいのはお尻だけ。
 先週の土曜日に冬タイヤに交換のため仙台のディーラーまで高速道を久しぶりに往復したが、その走りにもまたまた感銘を受けてしまった。最近、遠出はアウディに乗ることが多くなり、こちらはこちらでいいクルマだと思うが、やはり911は別格な走りを披露する。




  どこが違うか?肝は後ろに置かれたフラット6エンジンの重量下にある太いタイヤが、アクセルを踏むと瞬時にトラクションがかかりシートと共にドライバーを前に押し出す感覚。そして黒沢元治が言うように手のひらで路面をなぞるかのようなステアリングインフォメーション。これで持ってシャキーンと前へ突き進んで行くのだが、少し速度が出過ぎたとアクセルを緩めると、Tipのギアは安易にシフトアップすることなくドゥルルルとエンジンが歌いながら次の加速のため待機する。そういうことも含めてクルマとの濃密な会話が可能なのが911だ。





  今後クルマがいかように進化しようと、この911の味わいは他のクルマでは再現できない。まさに小さな巨人だと思う。







IMG_1957

     天気がいいので、散歩に連れ出せとせがむカレラ4。






IMG_1967

    気温は5度前後と低かったが、気持ちの良い秋日和。






IMG_1972

   昔、ウインダムヒルというレコードが流行ったが、こういう景色をよくアルバムジャケットに使っていた。
Posted at 2014/11/24 16:31:31 | コメント(9) | トラックバック(0) | クルマ
2014年11月21日 イイね!

架空の犯人をでっちあげる。

架空の犯人をでっちあげる。  人間の思考障害において、よくある定番の故障が「被害関係妄想」である。これは自分の周囲で起きていること、例えば人の言動などが自分に対しての嫌がらせ、あるいは危害を加えるものだと確信してしまうことを言う。統合失調症と診断する上で最も重要な症状であるのだが、病気にならずともこれは誰でもそのような傾向を心の中に持っている。昨日のブログで盲導犬の怪我でも、皆いとも簡単に架空の犯人を妄想してしまう・・・ということを書いていたら、突然みんカラへのアクセスができなくなり、下書きの後半3分の1が消えてしまった。




 すると同時刻にみんカラ事務局からメールが届いており、私のブログの「セクシーなものはどれかな?」で写真の無断転載の指摘を受けたからそれの転載許可を得るか対応してほしいとのことだった。あの女医でもないモデルの子に白衣と聴診器を持たせてクルマに侍らせるしょうもない写真だが、無断転載には変わりはない。そこで即削除しようとしたら、今度はログイン不可になってしまっていた。そこでスマホの方から試み、ブログを修正した。




 しかし、みんカラにはその後もずっとアクセスできない。そのため問い合わせのメールを3度にわたってみんカラ事務局に送ったが返事がこなかった。そこで思い浮かんだ可能性が、①自分のパソコンの不具合、②みんカラ事務局からの意図的な遮断 ③レクサス関係者からの圧力。一番考えられるのは①なのだが、メールの返事も来ないし、あまりにレクサスの悪口を書いたから、レクサスがみんカラ事務局に圧力をかけ②と③になったのかとか、いろいろ考えてしまった。





  こういう時の対処法をネットで調べ、cookieの削除とか訳も分からずやってみるも依然として不通のままだ。もうみんカラも潮時かと思っていたら、夕方にみんカラ事務局からメールが届いていた。その内容はパソコンのセキュリティカテゴリーであるSSL3.0の脆弱性に対する対応で、これを変更せよとあった。と自分で書いてみたもののこれも本当のことはよく理解できず、ただ指示された手順に従ってやってみると、あら不思議!無事ログイン出来たのである。





 実はこれより半月前にも治験データを入れるあるページが突然アクセス不能になっていたので、すぐに「みんカラこのやろ~!!」とならずにいられた理由の一つでもあったのだが、なんとこちらの方もこれにより無事復旧したのであった。
 人はイマジナティヴ(想像的)であるがゆえ危険も伴うと利根川進が言ったとおり、自分もそのようになりかけた出来事だった。







 


 
Posted at 2014/11/21 20:33:56 | コメント(4) | トラックバック(0) | パソコン/インターネット

プロフィール

「@terry997 人のクルマにのせられる時それを少し意識します。自分の運転の時はしないけど。(^_^;)」
何シテル?   05/02 14:49
  2007年型カレラ4に乗っています。オールシーズン、日常の足として使用し、すでに10万キロを越えました。  カレラ4の乗り味は、ゆっくり走ればメルセデス、...
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