
日曜日の朝、スキーのテスト最終日。この日は閉会式と合格発表が行なわれた。
予定通りに進んだ検定会は、土曜日で実技全種目を終えてやっと一息。温泉でたっぷりとくつろいだり、ささやかなディナーで飲んだお酒が良かったのか、グッスリと休むことが出来たので目覚めは悪く無い。
しかし、窓の外はからは風が吹きつける轟々と言う耳障りな音が聞こえる、そろりと窓から外を眺めるとなかなか素敵な猛吹雪。今年は悪天候の間を縫って実施された感。
理論検定というペーパーテストはマークシート式で簡単に思えたが、結構引っ掛け問題が多くて評価も絶対的、合否をふるいにかけて落とすには最適な方法。周りの受験者の話を聞いている間に不安に取り憑かれてしまい、事前学習の真剣さが足りなかった事を少し後悔。
滑りを見る実技検定は、なる様になれ!と言った感じ。
冒険せず積極的な滑りをほぼ封印、実践系は相当抑えた滑り、低速系はより丁寧に。といった所を心がけて滑ったつもり。
全種目を終えた次点でヨメ子さんが動画を見せたくれたのだが・・・
スピード感の無い高速系の滑り、カチカチに固まってる低速系。
こんな心細い時に
当てにするのは、
困ったときの神頼み。
それと、
「カツゲン」を飲んでゲン担ぎ!
他力本願に心の安寧を求め、いざ閉会式へ。

ドキドキ、喉はカラから、膝がガクガク、足取り重く向かう。

新型コロナ対策で濃厚接触をなるべく避けるために、簡素な閉会式と合格発表。
淡々と淡々と進み。
今回受けた検定の合格発表、事前に発表のあった合格率は予想より低い・・・・
そして、いよいよ合格者のヒブ番号が読み上げられはじめる、番号飛びまくりで焦る、焦る、焦る。
平常を装うも、心臓はバクバクバクバクバクバク!
さて、
さて、
さて、
そろそろ、どうだ。
番号キタァァ
Σ三(;゚;ω;゚;ノ )ノ

修行の成果が実り晴れて、合格。
ご指導してくれた先生達、師匠、先輩。
一緒に練習してくれた受検仲間、フリー練習を見てくれた仲間。
励まして下さったスキー関係の大先輩、先輩の皆さま。
ナイター通いのおっさんを支えてくれた家族の皆様。
そして、付かず離れず何かと支えてくれたヨメ子さん。
ありがとう!
とりあえずホテルのロビーへ、デカビタCにて祝杯を。

ほっと肩の荷が下りて、スキーでも楽しく滑ろうと思ったが、外は悪天候。
札幌へ向かい一泊休憩することに。何かあったら困ると用意した過剰な荷物を車に積み込んで3日間お世話になったホテルを出発。
小樽から札幌へ向かう国道5号線はベタ雪で運転しづらい。
ウキウキ気分を抑えて慎重に車をすすめる。
途中でちょうど昼時に、「ごちそうするから肉くおうぜ」とヨメ子さんが言う、ありがたく1500円のお得なカットステーキを馳走になった。
元気出た気分。
そして、DMを送ってきたスキー用品店に寄り道。
「合格祝に何か買おうか?」といったヨメ子さん。
何故か僕のではなく、自分のスキーウェアとゴーグルを購入。
あれっ・・・・僕のは?
結局寄り道しながら走り、ホテルに付いたのは夕方過ぎ。
フロントで聞いてみると、国内外問わず団体客のキャンセルが多いらしい。
今年の観光産業に深い霧が流れはじめて来た様子を間近に見ることとなった。
新型コロナの事がしきりに報道されているのだが、札幌市中心部は大勢の人が行き来している様子、やめればいいのにお土産を買うためにオノボリさん夫婦は近所を散歩。
「そういえば、これアンタの大好物だねぇ、お祝いに買ってあげるか?」
どうやら、「とうまん」と言うお菓子でお茶を濁すようだ。
おかしい。
おかしい。
お菓子だからおかしい・・・・
両手にお菓子やお土産を抱えて、ホテルに到着。
流石に申し訳無いと思ったのか、ちょっと豪華な晩御飯をごちそうになった。
ヨメ子さん、あんた案外といい人じゃないか。
と思った一日。
Posted at 2020/02/25 12:13:02 | |
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