寝ている間に雨があがり、薄曇りな空模様の朝を迎えた。
冷房を切らずに寝たせいで体が冷えてしまっていた、ホテルの部屋は冬の北海道よりも体感温度が低い室内だった気がする。
時計を見たら朝6時過ぎだったので朝御飯を食べに行く準備を始める、さぁ、どんな1日になるのだろうか!
ホテルでの朝食は100香港ドル(1400円程)の値段、楽に美味しい物を食べる事が出来るのだが、ここは香港だ、近所のレストランへ朝の飲茶を食べに行く事に決めた。
7時過ぎ、朝の空気が気持ち良い、ホテル前のバス停には早くも大勢の人が並んでいる。天気予報は曇りで気温もあまり上がらない様で日中を快適に過ごせそう。
向かったのはホテルと同じブロックに有る飲食店ビル。
ひと通りの飲食店が入居している、昨晩の内に目をつけておいた11Fにある新新酒樓。良くある飲茶レストラン。
言葉が通じずに身振り手振り、何とか席に案内してもらう。
メニューたての中から朝用の注文用紙を見つけて記入。少し時間が経ち7:50分ころにおばちゃんが各テーブルの注文用紙を集め始める。適当なフィーリングと漢字を頼りに何を食べるかを決めた。春巻きと饅頭と飯の文字のある品をチョイス。、
さぁ、何が出てくるか。
キター!!
ワゴンのおばちゃんが近づいてきて無言で蒸篭と料理を置いていく。
プリプリのエビがぎっしり詰まった春巻き、一皿$12.8(180円程)
少しミニサイズのチャーシューまんが3個、これも$12.8(180円程)
熱々を頬張る、幸せである。
焼鳥ご飯と理解して注文したのがこれ、$12.8(180円程)
ん?
これは
もしかして、ここか!レシートを良く見ると「鳳爪排骨飯」とある爪ってこういう事か。プルプルゴリゴリな食感、んー。
最後にちょっと度肝を抜かれた朝御飯。この3品でお腹いっぱい美味しいジャスミン茶も付いて日本円で約540円で満足です。
取りあえず計画を持たずに最寄りの駅から地下鉄で中環へ移動。
朝の出勤時間と重なり地下鉄はぎゅうぎゅう。しかし、次々と列車がやってくるのでそれほどストレスを感じません。
駅から取りあえずバスターミナルへ移動、ヴィクトリアピークかスタンレーのどちらかを目指そう。
ちょうど山頂行きのバスが出そうな雰囲気だったのでヴィクトリアピークへ移動。
料金は$9.8=¥140くらい。
バスの2階部分の最前列は人気が無いのだろうか、結構な確率で空席だ。何故人気が無いのだろう。僕が前に乗りたがるお子様なだけ?
展望の良い最前列で街並を走る車や行きかう人々を眺めながら過ごします。
香港では日本車とドイツ車が人気っぽい、最近はアルファードやベルファイアが爆発的に増えてますが、相変わらずエスティマも香港の地で頑張っていました。
11:10頃山頂に到着、冷房MAXなバスだったので体が冷えまくり、ホットコーヒーを売店のテラスで飲む。
平日の午前中だがピークトラムは満員であった。有名な乗り物だから当然だろう。
高所恐怖症なので有料のピークタワー展望デッキには入らずに少し離れた場所にある展望スペースへ。決して$50程の入場料が勿体なかった訳ではない。
夜に来ると綺麗な夜景が見れるのだが、中年男1人で来ても面白くない筈。
景色を眺めていると、下りのピークトラムはまだガラガラだった、時間を節約する為にここはサッサと山を下る事に。
ピークトラムの山麓駅からバスで中環に戻り、ヒルサイドエスカレーターへ。
エネルギーが凝縮された路地を歩き、エスカレーターを目指します。
ここは欧米人も多く、毎度の事だが1人で歩いていると現地人と間違われて質問される事が度々ある。そう言えば観光地でバスやお店の客引きが誰も声をかけてくれない・・・・
エスカレーターで頂上に着いたので散策がてら数百メートル離れた文武廟を目指します。
ちょっと修理中。地元の参拝客が大勢。
入ってすぐ正面には有名な眺めが。
奥では線香を抱えた人達が熱心に参拝。神秘的な眺めにおじさんの汚れた心が少し洗われる。
文武廟を後にしてトラム乗り場へ歩いていると、前期エスティマGグレード発見。去年まで乗っていたので親近感MAXです。
トラムでスターフェリーのり場の近くへ移動、時間は14時近い、お腹がペコペコだ。
海事博物館を見学、館内にカフェが有ったので軽く何かを食べる事にする。
この店には日本語の出来る女の子が1人いたので注文には困らなかった。
ラザニア+アイスクリーム+サラダ+スプライトで$145=¥2000程。
この旅で一番高額な一食。
食前にアイスが出て来た事が誤算であったが、朝から動き続け疲れた体にはとても良い休養であった。
スターフェリーに乗り九龍に戻る。
この光景に旅情を感じるのは僕だけだろうか、暇なら3往復程したい位である。
乗船中に雨が強く降り始めた、空は明るいのですぐに雨はやむ筈だ。
前回の香港旅行で残っていた700$位しか香港ドルの持ち合わせがな方ので両替を。10分ほど雨足がおさまるのを待って有名な重慶マンションへ向かう。
年々爽やかになってきた内部、僕が初めて訪れた2001年頃は内部は薄暗く、インド系の大きな人がたむろしていて恐かったのに。
あまり奥に入らずにその中でおねいさんの居たお店で両替。レートはまぁまぁで、¥20,000=$1410。
あっという間に夕方近く、地下鉄で移動。
香港の秋葉原とか電脳街など呼ばれる場所へ。
駅の出口から出た瞬間に広がるこの光景。テンションが上がりまくりです。
下町なので昔ながらのエネルギーを感じるごちゃまぜ感。
歩いているだけで楽しい路地裏。
香港の至る所で見かける鳥、一口だけ食べてみたいのだが、言葉の壁がそびえたち中々ハードルが高くて手を出せません。
深水埗の鴨寮街という通りに沢山の出店が並びます。特にデジ物のお店が豊富。
電気小物
コード専門店?
LEDの店
他にも、リモコン、磁石、雑品、sim、電話、USB関係、他にも沢山の種類の店が軒並み並んでます。
ちょっと高めの価格設定、多分交渉有りきなのでしょうか?
USB小物を数点買って撤退。
次に向かったのは、昨夜の雨で残念な結果となったテンプルストリートへ。
地下鉄、佐敦駅を出てネイザンロードを歩きます、途中で見つけた雑居ビルの饅頭屋さんでちょっと休憩。
馬拉糕$6=85円位。山○パンの物よりズッシリ重くて上品な甘さ。うまい!
通りがかりのケーキ屋さんには鳥山明風のうん○ケーキ。$380=¥5300位。
持って帰ったらジナン君が喜びそうなのだが・・・・
夜が始まったばかりなので、空いている感じ。冷やかしながらテンプルストリートをぶらぶら。
数年前にここにある様なチャイナドレスをヨメ子さんに買って行ったら怒られたので我慢・・・・
真心のこもったお土産に対してセンスが悪いと。
アヒル隊に制服が有るのなら採用して欲しいネクタイも有ったのだが、これもヨメ子さんに怒られそうなので我慢。
歩きまわった所為でお腹もぺこぺこになった。
名物の1つワンタン麺を食べたくなったので探して入ったお店。
鮮蝦雲吞麺(エビ入りワンタン麺)。$34=¥480。
シンプルなスープにプリプリノ海老ワンタンが4個、麺はコリコリ気味だが味わいが有り美味しい。器が小さいが満足。
出がけに写真を撮ってから気付いたが、ミシュランガイドに掲載された店だった。ラッキー。
そして香港の夜と言えば夜景。
恋人たちが集まるベイエリアにカメラをぶら下げた1人のおっさん。好きでここまで来たのだから文句も言えない・・・・
この景色を堪能した後に迷子になった事は内緒にしておこう。
ホテルへ戻る途中、裏路地のベーカリーで買い物を。
まぁ、迷子になったお陰で安くておいしいマンゴープリンを買えたのだから満更でも無いか。