
今年のルマン24H耐久レースは荒れましたね!
天気に恵まれず6時間ほど、SCがあったようで・・・w
レースの開始早々にも、GT3のアストンマーティンが
濡れた路面でスナップ、吹っ飛ばされてクラッシュ。
マシンはモノコックも変形するほどの大破してしまい、
残念ながらドライバーが亡くなりました。
GT3のマシンですが、国内のSGTにも多数参戦していて
特徴としては、とにかく直線番長!ですよね。
これはレースを盛り上げる為、ジェントルマンドライバー(金持ちの趣味によるレース)に
多く参戦してもらいたいので、誰でも金を払えば手に入るレーシングカーである事。
GT3のマシンには、そのような存在意義が根底にあります。
そうすると、おのずとコーナーリング性能を高めたピュアなレーシングカーであるよりも、
エンジンパワーにゆとりを持たせた、直線スピードを高めたコンセプトになります。
そして、シャシーもカーボン化などは認めず(市販状態がカーボンモノコックであれば可)
鉄なりアルミなりのモノコックを使い、車両重量も重めの設定になっています。
今回の事故は、今のGT3はストックのモノコックを使用する市販車をベースに改造する
レーシングカーの安全な限界速度を越えてしまっているって事じゃないんでしょうか。
JAF-GT300のマシンが直線でGT3のマシンに置いていかれる速さを見せているのは
国内のレースファンならご存知のはずですw
そのJAF-GT300は、もはや箱のマシンと呼べるのか?という、恐竜的進化を遂げました。
その方向性に、ずっと疑問を感じていたのも事実ですが、安全性が高いと言う事実は、
間違いないでしょう。
カーボンモノコックで準LMPとも呼べるようなJAF-GT300よりも、重い車重でストックの
鉄orアルミの市販車モノコックを残してロールバー+αでサバイバルセルにしている
GT3が大パワーで速いって、安くて速いのは大歓迎ですが、そして危ないのでは・・・。
質量が大きいほど、クラッシュの衝撃も大きくなりますしね。
SGTの事をコレが箱のレースか!?って言い続けてきましたが、これも仕方ないのかなと。
今回の事で思いました。速度低下がイチバンですが、速さを追い求めるのもレースですし。。。
まあ、それもコストとの兼ね合いなんですけどね・・・。
安くと、軽く安全には反比例の関係ですが、GT3のBoPを見直した方が良いかもしれませんね。
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SGT&FN | 日記
Posted at
2013/06/23 23:46:51