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2017年03月12日

Nurburgring 24H SUBARU WRXの謎

Nurburgring 24H SUBARU WRXの謎 2日連続のブログです。
ネタは温めていたものの、書く余裕が無くw

前回のF1新車レビューは、結構な力作なので
新ブログで埋めちゃうのは惜しいのですがw

←今回のネタはコレ!
GarageKさんのお友達のブログで見た写真。

と、その前に!この写真はNurburgring24H仕様のWRXのリアのサブフレームです。
この車です。2014年仕様ですね。


この写真からも、もうNurburgringのWRXは市販車とは別物になってますね。
まず、リアのサブフレームが市販車のプレス溶接構造のモノから、パイプ材で組んだ、
ワンオフ品に置き換えられているのが一目瞭然です。
ロワーアームの取り付け部分の高さも調整代があり、シャコタン乗りには羨ましい!!!
そして、そのロワーアームも、ゴムブッシュはピロに置き換えられターンバックルで長さ調整が
可能なモノになっています。
白くペイントされたロワーアームに青のマーカーで書かれた、L:454というのは基準長さ、
S/ABSの下側のボルトの120や、スタビコネクティングロッドの45は締め付けトルクでしょう。
誰が作業しても間違いなく規定トルクで締め付けられる、原始的でも実戦的な方法です。


あと、車体で、おぉーここまでやってるのかと思ったのが、青□で囲んだ部分です。
この構造物は、モノコックボディのサイドメンバーと呼ぶ背骨になる構造体なんですが・・・

参考に、2011年にNurburgring24Hに参戦のインプレッサ時代のマシン。


こいつの裏側を見てみると、こんな感じ。サブフレームもロワーアームも市販品のままです。
スタビも、クランプを見比べると2014年のWRXと同じように見えます。
という事は2014年のWRXはサブフレームは作り変えてもスタビは純正のままかも。


まあ、この写真だけだと分からないと思うので、断面図を追書いてみました!

上側が2011年モデルの、市販車スペックの車体です。
それに対して下側が2014年モデルのサイドメンバーを予想した断面です。


通常の車体は2011年モデルのようにプレス部品なので、角が丸いはずです。
この断面図にも書き込みましたが、2014年モデルは市販車スペックの車体に、赤い板を
重ねて溶接して、板厚を増していると予想できます。角に溶接ビードが見えます。
まさに強靭なボディですね。


車体まで手を入れてるんだねーという話は、これぐらいにして・・・いよいよ本題に!

これです。
サブフレームのブッシュに付いた、白いスプリングです。非常に謎です。

ストッパーに対して、白いスプリングがあって、サブフレームの固定ピンは非常に太く、
車高調のようなネジが切ってあり、これまた車高調のようなアジャストナットでスプリングの
プリロードを調整する構造になっています。うーん、本当に謎だw

ちなみに、サブフレームをパイプ材で作り直しているにもかかわらず、車体とのマウント部分の
直径が非常に大きく、リジット固定ではなく、ブッシュを介したソフトマウントになっているのが
やはり、この写真から読み取れます。

何を言っているかというと・・・
R35GTRのソフトマウントのリアのサブフレーム。赤丸の部分がブッシュです。


それに対してリジット固定とは・・・
S2000では、このリアサブフレームがリジット構造になっています。
赤丸の部分、骨格に穴を開けて、直接ボルトで固定しているのが見えると思います。
ブッシュを介さずボディ直付けになった構造ですが・・・後輪駆動のリアとしては非常にレア。
あまり見た事のない構造です。前輪駆動のリアでは一般的なんですけどね。



そのR35GTRや2014ニュル仕様のWRXでも使っているブッシュの構造を絵にしました。
手書きの絵と下のR35の写真を関連付けて見て欲しいのですが・・・
ブッシュの内筒が中央部分の赤で、ここはボルトで車体と締結されています。
その周囲にある青がゴム部分で、防振構造になっていて、緑のサブフレーム骨格部を
繋いでいるのです。なので、リアサスペンションは、ゴムに吊られているんです。
(R35GTR、S2000のサブフレームの写真は、どちらもJUN AUTOから)

R35GTR


緑のサブフレームは、黒い上側の車体と、黒い下側のストッパーに対して、
バッファクリアランスが設けられており、青いブッシュが突き出た分で、たわみ量を制御します。

その事から、ソフトマウントになっている2014ニュル仕様のWRXも、コントロールしづらい?
ゴムだけでなく、コイルスプリングも併用してサブフレームの動きをコントロールしてるのかな・・・
それにしても、そんなバッファクリアランスが広がるほどガバガバで良いはずもなく・・・

2014年ニュルWRXの想像図(3/13 手描きの絵を更新)


うーん、やっぱり分からないなw

というブログでした。期待してしまった方、スミマセンw

2017年仕様のWRX、シェイクダウンしたようですね!今年も、Nurburgring24Hが楽しみです♪
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Posted at 2017/03/12 19:28:49

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この記事へのコメント

2017年3月12日 20:24
こんばんは☆

白いスプリングはきっと詳しい方が解説してくれますな( ̄▽ ̄)b

何歳になっても足回りが理解出来ていないポンコツよっしぃさんには宇宙語でした。笑
でもやーまちゃんさんの解説で0.01歩くらい理解が進んだ気がします(*^^*)

市販車ベースとはいえ、ボディ強化やパイプ化で、もはや別物のクルマですね。名車再生で以前観たTVRサーブラウを思い出しました。

今年のニュルはトヨタや日産はどうなるのか楽しみです♪
コメントへの返答
2017年3月12日 21:14
こんばんは!

白いヤツ、海外のフォーラムでも油圧バンプストップじゃね?止まりで、みんカラでも謎が解けてないようです。これは、もうSTIの関係者のリークを待つしか無いのかもw

今回のブログで重要なのは、ニュルを走るWRXもスタビは純正、リアのサスペンションはゴムでぶらぶら浮いた状態なので、駆動系の振動が室内に入ってこないので、V36の室内に居るよっしぃさんは快適にデートできるという内容を、専門用語を使って、できるオトコ風に書いてみましたw

生産台数が少ない、TVRなんかはプレスの金型を作る費用の方が高くなるので、逆にパイプで組んだ方が安くなったりします。
よっしぃさんがニスモフェスで乗ったS耐仕様のZ34も、このWRXほどじゃないですが意外と裏側は凄いですw

今年もニュル、楽しみですね!エイミーは今年も現地レポなんですかね。いいですねぇ、現地生観戦!
2017年3月12日 20:40
男は黙ってリーフスプリングΣ(・□・;)←?
コメントへの返答
2017年3月12日 21:17
ケイマン納車、おめでとうございます!

んー、でもケイマンはリーフスプリングじゃないような・・・。男は黙ってジムニーですね!
2017年3月12日 22:25
わたしも白いバネ、何だろうと思いました。必ずしも油圧シリンダーは組まれていないようにも見えます。

ゴムブッシュのたわみ量を制御するためか、ゴムのバネレートに対してプリロードを掛けるのが目的ではないでしょうか?

このマウントの床面挟んだ反対側をロールケージ(スペースフレーム)でガッチリ受けてリジッド化するのが競技車両の王道でしょうが、市販車へのフィードバックを意図してあえてそれは避けているのでは?と思いました。
コメントへの返答
2017年3月12日 22:55
ストッパーの黒い円盤と、白いサブフレームの外筒下端の隙間に、マットな黒いモノが見えていて、これは質感的にゴムっぽいですよね。

プリロードを掛けているように見えるのですが、市販車でさえバッファクリアランスを調整する構造になっていないし、白いスプリングが触れているシルバーの十字に爪が出ている部品にもネジが切ってあるようにも見えますしね。
それにリアのサブフレームが動きまくっては腰が抜けたような車になってしまいそうでw

もはや、このレベルまで手を加えたシャシになると市販車へのフィードバックが役立つのか微妙ですが、フローティング構造にしているのはニュルならではなのかなと。以前、シフトがニュルに出てた頃、GT選手権のスープラではダメでS耐のR34に切り替えてた時も、ボディ剛性の話があったような。

ですが、床面挟んだ反対側という所は、良い目の付け所かもしれませんね!!!
アンダーフロアの裏面のみ考えていて、室内側との繋がりは考えてませんでした。もう少し妄想して、閃いたら続きを書くかもしれませんw
2017年3月12日 22:58
おおっと!!
この難問の世界に入りましたね(笑)

私の調査ではラリーのR4規定で使われてる
サブフレームです。
なんでSTIで購入できます。

同じサブフレームを使うラリーでは
スプリングはしようされてません。

ただ白いスプリングが何をしてるのかがわからない。

私全然わからなくなって、スバルに聞いたんです
そしたらSTIの人に回されそこでもわからず
STIの森さんに直接聞きました。
http://www.sti.jp/product/keypersons/vol1.html

そこで説明してもらったんですが、正直理解(納得?)
できずブログに上げられずです。
まぁSTIの人に聞いたんでそれで正解なんでしょうが
まだブログに纏められるとこまでいってません。

や~まちゃんさんの考察勉強になります。

また理解できたらブログに上げようと
思います(^^♪



コメントへの返答
2017年3月13日 0:09
お待ちしておりましたw

そうなんです、数日前にナインツさんのイイねで、この写真のブログが掘り起こされいて、思い出したんで数日考えましたが、やはり答えは見えずです・・・w

おぉ、R4規定のキットパーツなんですね!検索したら、すぐに出て来て驚きました!!!
なるほどですねぇ。ラリー用のキットパーツという事なら、サブフレームがリジット締結構造になっていないのも納得です。

R4規定のラリーでは、スプリングが使われていないとなると、やはりラリーとサーキットの用途の差によるスプリング構造の追加なのか・・・

しかも、STIに凸って直接、説明を聞いておられるとは、さすがとしか言いようが無いです!

でも、GarageKさんが調査を継続されていたことが分かり、安心しました!

是非是非、WRXの白いヤツ完結編のブログをお待ちしています!!!
2017年3月12日 23:18
スゲー、観察ですね!
面白いです。

白いバネがなんでよりによって「白い」のかも興味あります 笑
コメントへの返答
2017年3月13日 0:12
写真1枚で、これだけ遊べるので、車という趣味も悪くないなって思いましたw

白いバネが白い理由は・・・白いサブフレームを背景にしているので光学迷彩的な感じでしょうかw

やはり存在は主張したくないのかとw
2017年3月13日 21:54
我が愛車のS2000をネタに使って頂き、あざーす!!w

しかし、さすがのやーまちゃんセンセーの観察力。相変わらず、勉強になるしその情報量の多さに、頭からHondaF1のPUの様に湯気がでますよ・・・。


しかし、このバネを見る限りスプリングレートはそんなに高く無いし、スプリング自体が等長じゃないので、何かの固有振動の吸収を狙ったナニじゃないでしょうか?スプリング的には、圧縮がかかると急激に荷重が立ち上がる形状に見えるので、ブッシュのたわみを利用しつつ、そのたわみによる振動を制限する、名付けて『バイブレーションキラースプリング』みたいな!!

私、コレが精一杯です(汗)
コメントへの返答
2017年3月13日 22:59
リジットマウントのサンプルが欲しくて、後輪駆動のリジットと言えば、S2000ぐらいしか思い浮かばずw

しかし、S2000の構造は、まさにサブフレームという構造ですね。屋根が無い分アンダーフロアで剛性感を出そうという感じなんでしょうが、エッジのスリル感なコーナリングになってしまいそうです。これは、運転が難しいというのも納得ですw

たしかに、プリロードという意見で納得したい所なんですが、スプリングの力が伝わる経路が無いんですよね。
絵をアップデートしたんですけど、スプリングはピンクの部品で挟まれていて、上方向は赤いブッシュの内筒で上には上がらないんじゃないかと。

上で、室内側に繋がってるかもというコメントをもらって、今日は仕事しないで考えていたんですが、やはりスッキリせずですw

まあ、こんな市販車ベースのレーシングカーだと題材が身近なので、いろいろ妄想するだけでも楽しいですね!

プロフィール

「ちなみに、私がNurburgringを走った時にレンタカー屋で案内してくれたドライバーが今年も、このマシンで走ってました。フランクフルトへ帰るのにナビのセットの仕方が分からなくてセットしてもらったりお世話になったので活躍が見れて嬉しいですw」
何シテル?   06/22 23:26
車は純正がイチバンと思っています。 ですが、ナゼだか残念な事に、愛車スカイラインはノーマルとは、 程遠い姿になってしまっています・・・w ブログは、も...
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