
という事で、脱炭素のPart5です。
前回は水素燃焼カローラのパワーを妄想して、
15年前の技術から大幅に進化していて、
パワーが無いから水素燃焼は使い物にならない。
という状況では無くなったのが分かりました。
直噴の制御にブレイクスルーがあったみたいですね。
そして自動車から排出される炭素というのも、燃料のガソリンに地中に埋蔵されていた、
石油由来の炭素が含まれていて、燃焼の過程で大気に放出されることが原因でした。
ここまで来れば、いまの脱炭素社会という流行りのワードに違和感を感じるようになりませんか?
『脱エンジン、EV化で目指そう脱炭素社会!!!』というスローガンですw
脱エンジンが脱炭素に直結していないのが、分かったかと思います♪
ここまで、しつこくガソリンは炭化水素(HC)、水素(H)の元素記号と化学式を書いてきました。
というのが、注目される次世代エネルギー、水素(H)、アンモニア(NH3)と非常に近いのです。
もちろん普及には、インフラ整備、流通性、そして燃料としてのコストなど課題はあります。
いま、世の中は次世代の自動車はEV一択という報道で、世の中の流れを作ろうとしてます。
ですが、バッテリーのEVが、脱炭素の唯一の回答ではないですね。
Part1でも書きましたが、環境大臣がプラスチックの原料は石油って知られてないんですよ!
って言ってましたが・・・
ガソリンは石油から精製されると知っていても、水素と炭素の化合物と知ってましたか?
ガソリンを燃やすという事は、ガソリンの中の水素と炭素が分かれて酸化反応している。
これを知っていると、水素社会、アンモニア社会というニュースの見え方が変わってくるかも?
意外とガソリンと水素やアンモニアって近いんですよね。
そして水素の直接燃焼だけではなく、水素と大気中のCO2を合成した、e-fuelというのもあります。
これは、既に大気中にあるCO2と水素で合成したガソリンなので、CO2が増えないのです。
まあ、言ってみればCO2のリサイクルですw
そして、これはポルシェが今年からポルシェカップで使用を始めるそうです。
WRCも2022年から、F1は2024年から、e-fuelで脱炭素です。
まあ、これは水素と大気中のCO2化学式は超簡単ですが、コストが問題ですw
まず流通コストを無視して、単純な製造コストで、1Lが1000円を超えているという事なので・・・
いまはEVこそが全て!と全振りしているように見える欧州メーカーも、
数年前まで、ディーゼルこそが世界を救う!脱炭素にはディーゼルだ!!!
って言ってたのを覚えてますか?w
いま、バッテリーイーブイだ!BEV!BEV!って、うわごとの様に言ってますが、
いろいろコッソリと他もやってるのも欧州ですw
VWのパリダカチャレンジも市販してない、e-POWERです。
きっと本音では、e-POWERをやりたいけど・・・ってのも透けて見えますw
そして、ボッシュは燃料電池もやってますし、ポルシェなんかは、e-fuelですし。
海外でも水素燃焼でLeMansを目指している人たちもいて、トヨタだけでは無いですし。
最近、ホンダが三部社長の会見で脱エンジン、脱HVで、全てをEVとFCVにと言ったのが話題です。
ですが、それもESG投資という新しい首輪の中で、言うしかないという側面もありそうですね。
脱エンジン、脱ハイブリッドで環境配慮した優良企業で御座います・・・的なw
なので、いまは脱エンジン、脱ハイブリッドと言うしかない。
でも、ディーゼルで世界を制覇するぜ!って鼻息荒かった欧州が、今はEV!って言ってるように、
やっぱり、水素の流通が実現したから、水素エンジンやるぜ!って言っても良い訳で。
だから、F1にはもう参戦しない!って言った前言を撤回してF1に戻っても良いんです。
どうせ、もうF1から撤退しないって言ったのに撤退したわけで、もう既に嘘つきなんですw
おっと、着地点がブレてきましたw
ということで、脱炭素を目指すにもバッテリー以外の道があると知ろう!
というのが今年のGW、ガマンウィークのお勉強ブログの結論です!
そもそも、いまのバッテリーは中国にタマを握られ過ぎていて、一択全振りは恐ろしいですしねw
そして、何だかんだ言っても、次世代エネルギーは国の政策次第です。
でも、欧州と違い反原発、再エネも地形的に難しいとなれば、水素、アンモニア火力が有力です。
その流れで、程良く水素インフラも整えて、充電環境も整えてもらいたいですね。
いまの、中身の無い脱炭素、カーボンニュートラルと言うだけでは、企業が死にます。
何か1つを選ばなければダメと言う事は無いわけで、バランスよくエネルギーミックスです!
Part1~Part5まで、長々と書いてきましたが、これにて完了です!