
前のブログの続きです。
前振りが非常に長くなり過ぎ分けましたw
ここからが今回のブログの本編です!
最近のホットな話題は原発由来の処理水の放出です。
これを見ても、本当に踏み絵になってるなって思います。
放射能は怖いという方も多いと思いますが、なぜ怖いかというと、何物か分からない恐怖心。
コレだろうなって思います。この朝日新聞系のAERAの表紙とかね。こんなの見せられたら怖い。
で、F1GATEと、どんな繋がりが?ってなりますよねw
というのが、情報を発信する責任って、どう思うか?って事なんです。
今のマスコミのジャニーズ叩き、ビッグモーター叩き見ても、メディアに期待するだけ無駄って、
それもその通りなんですけどね。
今まで散々、ジャニーズとビッグモーターに忖度して、グルになって悪事を隠して儲けてたのに、
風向き変ると、あっさり裏切る変わり身の早さ、これも何とかしなきゃだと思うけど、
今回のブログは、そこに関しては踏み込みませんw
じゃあ、何をテーマにすんだよ!って言えば、タイトル画像のブログの話です。
キジも鳴かずばで有名な自動車ジャーナリストのブログなんですけど、非常にヤバいんです。
まあ、人によっては、この通りだよって人も居るとは思いますけど。
まとめると・・・
①処理水の放出は許せない!中国様のメンツが丸つぶれ!日本の大本営発表は信じない!
②トリチウム以外のセシウムなどの放射線がどうなってるのか全く報道されない!
③セシウムに汚染されたクロソイが獲れてるのに怖くて魚が食べられない!
というわけで、順に説明していきます。
①に関しては、もう完全に個人の感想なので、どうでもいいかw
重要なのは②と③なので、順番に②から行きます。
トリチウム以外がどうなってるか報道されないのは日本政府の責任って言ってますが・・・
散々、過去に説明してきたのに聞かないのは誰?って話でしか無いですね。
そもそも汚染水処理のALPSは、トリチウム以外の放射性物質を除去する為に稼働させてます。
その大前提なので、いまさらセシウムは?とかストロンチウムは?って騒ぐのは、
話をぶり返したいだけで、
セシウム、ストロンチウムは安全なレベルに処理したけど、
トリチウムが処理できないので希釈して放水・・・というのが今回の話です。
ALPS処理水に関しては、処理水で魚を飼って安全性を確認してます。これ見てないだけ。
処理水ポータルサイト

ここまでしてるのに、いまさらトリチウム以外は?とか言うのは、この方々への冒涜です。
説明しても聞かない人に、どうやって説明すれば良いの?って話ですね。
次に、放射能に関して様々な単語が出てきますね。
シーベルトをはじめ、山本太郎がこの弁当はベクレてるから食えないって言ったベクレル、
そして、東海テレビで流れてしまった怪しいお米セシウムさんのセシウムとか。
これをハッキリさせないと、何か分からない恐怖から逃れられないですね。
というわけで、説明していきます。
シーベルトは何?って言うと、被ばくする側の単位、被ばく量です。
ベクレルは何?って言うと、物質側の放射線を出す強さの単位になります。
セシウムは何?って言うと、核種の1つで今回放出のトリチウムなんかと同じです。
なるほど!!!
受ける側の単位がシーベルト、出す側の単位がベクレルという事です!
シーベルトとは?ベクレルとは?と言うのが、これでスッキリしたと思いますが、どうでしょう!
次に気になるのは、じゃあ何シーベルトの被ばくがダメなの?ってなりますね。
というわけで
環境省のサイトにある、こちらの画像を貼り付けます。
良く分からんw
簡単に言えば、基準は1年間で1ミリ シーベルト以下の抑えるのが望ましい。
でも、レントゲンで5~6ミリ シーベルト、CT検査で10ミリ シーベルトの被ばくがあるよ。
東京-ニューヨークの往復で0.2ミリ シーベルトの被ばくがあるよ。
日本に住んでると、原発事故は関係なく1年に2ミリ シーベルトの被ばくがあるし、
地域によっては、イランとかインドは10ミリ シーベルト位被ばくするよ。って感じ。
難しいのは、個人差や環境によって変わるし、日常で何シーベルトが上限というのは言えない。
1年とか2年じゃなく、10年とか長いスパンで考えて。こんな感じですね。
じゃあ、それがベクレルとの関係はどうなってるんだってなります。それが
コレ。
100(ベクレル)×1.3×10-5※2=0.0013mSv(ミリシーベルト)
というわけで、100ベクレルが、0.0013ミリ シーベルトというのが分かりました。
ここまで来たら、やっと③のセシウムに汚染されたクロソイが獲れてるって話が出来ます。
福島第1原発港湾内で放射性物質の基準値を超える魚
話は、基準の180倍の1万8000ベクレルの汚染されたクロソイが獲れたと。
じゃあ、上で勉強した通り、1.8万ベクレルは何シーベルトかというと、0.2シーベルトです。
東京-ニューヨークのフライトと同等の被ばくになるという事です。
このクロソイを食べたとして、国際線のパイロットの1回のお仕事と同等の被ばく量なんです。
結局、これも1.8万ベクレルという数字の大きさで、ビビらせてるだけですね。
シーベルトに換算したら、その程度なのねってなる。
っていうか、報道ならそこまで書いて報道だろって思うよね。
そもそも、年間1ミリ シーベルトを超えたからって、すぐに病気で死ぬわけじゃないしね。
しかも、この魚が獲れたのは原発内の
K排水路というクローズされた港内です。
事故後に除染前に雨と流れ込んだ放射性物質もあり、ここの生物は網で隔離されてるみたいです。
だから、出荷される魚では無いという事です。汚染は分かった上でチェックしたって話。
他にも、漁業するなかで獲れた魚もありますが・・・
「スズキから自主基準超えの放射性物質」はミスリード。
この件に関しては、1キロあたり85.5ベクレルという事なので・・・
シーベルトに換算すると0.001ミリ シーベルトです。
この記事内にもある通り、100ベクレルが日本の一般食品の基準値です。
記事から拾い出した基準がいかになります。
福島:50ベクレル
日本(福島以外):100ベクレル
アメリカ:1200ベクレル
EU:1250ベクレル
なるほど、国とは別の基準が福島にはあるのねって言うのが、この記事から分かります。
ちなみに、このハフポストも朝日新聞系で問題にすべき記事が多くて有名ですけど、
この記事に関しては非常に中立的で素晴らしいですね。報道とはこうあるべきだと思う。
そして、ここまで読むと、セシウムに汚染されたクロソイというのも、印象が変わりますよね。
ということで、もういちどキジも鳴かずばで有名な自動車ジャーナリストのブログを見ると・・・
このブログの最初に読んだ印象と、いまもう一度読んだ印象、全く変わったと感じませんか?
調べりゃすぐ分かる事も調べないで、福島の魚は放射能で汚染されてるって書く神経です。
そもそも
トリチウム以外は処理されたのが前提なので、いまさら言わないだけ。
しかも放出する処理水から基準以上の放射線が検知されればメディアが騒がないはずが無い。
クロソイは記事になってるんだし、記事にならないという事は安全に放出されてるのよ。
セシウムで汚染されたクロソイも、出荷されない特殊な場所で獲れたクロソイであり、
食べても飛行機に乗るのと変わらない程度の被ばく量でしかないし、沖で獲れたクロソイは、
そもそも安心安全の福島産の自主基準の厳しさをアピールした格好になるわけです。
キジも鳴かずばで有名な自動車ジャーナリストは、左翼脳で10行の記事を書いただけです。
でも、この記事をエビデンスを並べて反論するには、これだけ長い文章が必要になるわけです。
それも、一次ソースまでは辿り着けず、新聞記事でお茶を濁してる所があっても、この長さ。
だから、書いたもの勝ちになって、恐怖をあおられる事になるわけです。
結局、情報を発信する責任ってなに?って答えは、嘘を書かないという事ですね。
私の今回のブログも、
脱炭素のブログも、かなり下調べして幅広いソースから書いてます。
そして、極力私の感想にならないように、元ネタも記事内に残すようにしています。
もちろん、間違いは誰にでもあります。私のブログだって間違いがある前提で読んで下さいw
私は放射線に関して専門家じゃなく、ど素人なんでねw
でも間違いと嘘は違います。
F1GATEにしても、キジも鳴かずばで有名なジャーナリストにしても、信頼性はどの程度?
それ考えれば、ムキになって反論する事ないじゃんwってのも、その通りです。
でも、デマを広げるって簡単に出来るんだって事を、今回の事で知る事が出来る良い題材だなと。
試しに、X(旧Twitter)で『角田 リザーブ』で検索すると、記事の影響の大きさが分かります。
情報を取捨選択するのは、生きてく上で非常に重要です。
というわけで、くっそ長いブログで読む気を無くす内容だったと思いますが・・・
ここまで読んで頂いた方、ご苦労様でした!
とりあえず、ベクレルとシーベルトの違いは人生の役に立つかと思いますw