
ガスリーは結果を残してますね!
トップと
同一周回の6位入賞、これ重要。
ここ数戦のザウバー、ルクレールの躍進も今回は不発。
そして、トロロッソが息を吹き返したところを見ると・・・
やっぱりホンダのPUは、いま一歩のパワー不足。
そして、ルクレールの躍進はフェラーリのPUの後押しが
大きいというのが見えてきますね。
では、ハートレーのレースをコメントと共に振り返ります。
『・・・スタートの蹴り出しはとてもよかったが、(ピエール・)ガスリーのインに飛び込むことを避けたため、(ケビン・)マグヌッセンにポジションを奪われる結果になった。』
確かに、ハートレーの蹴り出しは素晴らしいですね。ガスリーに並びかけてる。
ここで重要なのは、その後ろにいるケビンのポジション取り。
ハートレーはケビンをブロックする形で、1コーナーに対して最内へと・・・
ハートレーに進路を塞がれたケビンは、イッキに中央へと。
事故を呼ぶ事が非常に多いですが、思い切りの良いライン変更です。
おかげで、1コーナーへのアプローチがラクになったケビンに対して、最内で隣には
チームメイトのガスリーという最悪なポジションになってしまったハートレーです。
せっかく、この瞬間は8番手までポジションをアップしてたんですけど・・・
この後、1コーナーのライン自由度で有利なケビンに前に出られました。
この状況で、ガスリーに当てるわけにもいかないので、まあ及第点なスタートでしたが・・・
せっかくの蹴り出しが生かせず、残念でした。
でも、この1コーナーまでのアプローチ、ガスリーをケビンから守ったとも言えます。
では、次のコメント!
『レース前半を通して、硬い側のタイヤを履いていた(カルロス・)サインツに引っ掛かり、彼の後ろを走り続ける羽目になった。あれで僕のレースは台無しになったと思う。その後、(ニコ・)ヒュルケンベルグに合わせてピットストップを行ったが、そのタイミングは早すぎたし、装着したミディアムタイヤのパフォーマンスはあまりいいとはいえなかった。』
というわけで、毎度のギャップチャート登場!
見るべきところをフォーカスしてみます。
まず最初に見て欲しいのは赤い四角の部分です。
下から順に・・・
ピンク:ケビン
少し間が空いて・・・
黄緑:サインツ
紫:ハートレー
になります。
これを見て分かるのは、ケビンとサインツの間にはギャップがあり、サインツを先頭にした
トレインができたいたというのが、このギャップチャートからも確認できます。
ハートレーのコメントの堅いタイヤを履いていたサインツに引っ掛かり・・・という部分。
そして、次に見るのが①の部分
黄土色:ヒュルケンベルグ
紫:ハートレー
黄緑:サインツ
この順に、タイヤ交換をしたのが分かります。
今回の、中団グループで勝負があった瞬間は、まさにココなんです。
ハートレーのコメントの、ヒュルケンベルグに合わせてピットストップしたけどタイミングは
早すぎた・・・というのが、この部分です。
ヒュルケンベルグにアンダーカットを仕掛けられ、ハートレー陣営は反応してしまった。
これ、アンダーカットされたくない!!!という脊髄反射なんですよね。
チーム側が、誰と戦うかというのを見切れてないと、こういう失敗を招きます。
レースは前後の±1と戦っているのか?というと、そうじゃない場合も多いですね。
このアンダーカットへのカウンターで、ヒュルケンの前という順位を確定させちゃった。
それにより何が起きたかというと・・・手書きの緑の矢印です。これ、オコンです。
集団の後方を走っていたオコンが、ハートレー、ヒュルケンベルグ、サインツの前に!w
何の苦労もなく、ペースの無いマシンでグループの先頭に出た瞬間です!
というか、前が勝手に居なくなって隊列の先頭になってしまったというねw
こうなると、遅くても抜けないハンガリーGPなんですよねぇ。
なので、結局タイヤ交換後にオコンに抑えられてしまった。
それに対して、面白い線の動きがオレンジの手書きのラインです。
これ、マクラーレンの2台です。こちらも、ハートレー、ヒュルケンベルグ、サインツに対し、
遅かったにも関わらず、タイヤ交換を遅らせた事で、オコンの蓋から逃れられた。
トラックポジションを重視という感じですかね。
これによって、ポイントゲットなんですよねー。アロンソ流石です。
って言っても、もう流石な走りでも8位が精いっぱいってのも、あれ?目から汗が・・・
というわけで、このように見ると、ハートレーの戦略ミスによってレースが台無しになった。
その通りだったというのが、今回のブログです。
ハートレーのレースをまとめると・・・.
ヒュルケンベルグにアンダーカットを仕掛けられた時点で終わったんです。
カバーしても、オコンに塞がれて、アンダーカットを受け入れたとしても、前は塞がれる。
でも、オコンの蓋よりはヒュルケンベルグの蓋の方が怪我は浅かったかも。
自分だけがパフォーマンスランをしているわけではない、レースの面白さです。
う~ん、深いですね!!!
結局、ハートレーはイマイチ論がありますけど・・・
FPや予選では速さを見せているんですよね。
で、失敗の数々は、そもそもピットから教えてやれよ!ってことを聞かされずに、
しでかしてしまっているように見えるのです。
トロロッソと言っても、まあミナルディなので、こんなモノなのかもしれませんけどねぇ。
わけのわからん、ザックブラウンの肝いりを載せるぐらいなら、絶対にハートレーが良い。
だって、ドライバーを交代させても、スタッフはそのままなんだしw
トロロッソって、2台をまともに走らせた実績が無いしねw
というわけで、ギャップチャートは状況が良く分かるなー!ってブログでしたw