
昨夜のサッカー、惜しかったですね。
モタスポフリーク的には、脳裏に蘇る展開。
2016年の『no power, i have no power』的な・・・
でも、ポーランド戦も含めて勝つ事とは何かを、
意識する。一歩先に進めたんじゃないでしょうか。
サッカーもトヨタTS050のように、いつか・・・
さて、やーまちゃんのブログなので、サッカーはこの辺にしてF1ですよ!
レッドブルリンクのオーストリアGPですが、終盤は悔しい絵が飛び込んできましたね。
ガスリーがアロンソとザウバーの2台に、ボコられてしまうという・・・
そして、ルクレールは、ここ6戦で5回目の入賞です。
ザウバーは昨年が1年落ちの旧型PUで戦闘力も低くて、今年はフェラーリと同一スペックの
PUを得て、今年は飛躍の1年って感じがします。
アルファロメオというスポンサーにルクレールというフェラーリ育成の新人ドライバー。
これがポンポンっと連続ポイントゲットなので注目が集まります。
そんなザウバーと比べると、最強シャシーのマクラーレンのバンドーンですが・・・
一昨年は、こいつはスゲーかも!って思ってたんですけど・・・
もう来年はシートがヤバくね?ってポジションまで墜ちてしまいました・・・
マクラーレンの犬になってホンダ批判を繰り返したので、もう日本には来れないでしょうしw
なんだかんだ言って、やっぱりF1というのはレーシングドライバーの頂点なので、
毎年、数人の新人ドライバーが表れて、そして消えていくのです。
新陳代謝のスピードが本当に早い・・・
とにかく、5戦前のレースは印象から消えます。なのでコンスタントに結果を残す。
そして契約の直前で、ポンっと成績を出す。追い風が吹くのは一瞬です。
では、今回のグランプリ、混戦の中団をギャップチャートで振り返りましょう!
ギャップチャートは毎度の
RACEFANSから。
まずはタイヤ劣化を無視してレース序盤のペースから速さを見てみます。
このグラフは以前紹介しましたが、レースリーダに対して何秒遅れたかを積算したグラフです。
というわけで、下にいる線ほど速いマシンという事になります。
こう見ると、一目瞭然ですね。
緑の□で囲った部分が単純に速さを評価するのに、ちょうどいいと思います。
下から・・・
ピンク:グロージャン
黄緑:オコン
黄色:サインツ
紺:ガスリー
藤色:ルクレール
オレンジ:アロンソ
これ、結構ズバッとダイレクトに速さを表わしてますね・・・
インドとルノーが接戦。そしてトロロッソとザウバーも極めて接戦です。
そして、抜けて速いハース。そして、最強マシン・・・
こうやってみると、データーというのは残酷ですね。トロロッソも、もうひと踏ん張り欲しい所。
では、次に一瞬の速さではなくレースの強さを見てみましょう。
ここでは、ザウバーとトロロッソ、そしてアロンソの5台にフォーカスしてみます。
オレンジで囲った部分、下から・・・
グレー:エリクソン
紺:ガスリー
紫:ハートレイ
藤色:ルクレール
オレンジ:アロンソ
こう見ると、意外にも今回のレースペース、エリクソンが速いんですよ。
ルクレールの連続ポイントゲットにフォーカスしてしまうと、見えてこない真実がここに!!!
リザルトからは見えてこないですよね。
こう見ると、ザウバーのマシンは非常に調子が良く、マシンが良ければエリクソンも速い。
エリクソンというと・・・札束ビンタで可夢偉を踏み台にした印象が悪過ぎますが、
全日本F3チャンピオンなわけで・・・
ルクレールは、ここからシーズン中盤でエリクソンを突き放さないと埋もれます。
ここからフェラーリと契約するまでの数戦、正念場ですね。
ジャンプするときは、イッキに跳ねる。これ鉄則です。
そして、レースに目を戻すと、45周目にエリクソンは急激にタイムが悪化してます。
これは、どのように見るかというと・・・
なるほど。スタートで履いてたソフトタイヤが45周目で崖を迎えたんですね。
そして、レースの終盤、青で囲った部分を見ると・・・
急激にガスリーのタイムが落ちてます。これも完全にタイヤが終わった感じですね。
レース後のインタビューではバンドーンにフロアを壊されたって言ってますが、どうかなぁ。
影響はあったとは思いますけど。
そして、ハートレイも、こうやってみるとガスリーと、ほぼほぼ同じタイムで走れてます。
アクシデントを呼び込まなければ・・・
今回、バーチャルセーフティーカーがあったので、同じタイミングのタイヤ交換が多い。
という事で、同じ条件で走った場合のタイヤの‘保ち’が分かりやすいですね。
この部分から、タイヤにやさしく見えたトロロッソのマシンが、意外にもタイヤに厳しく、
そして、最強マシンに乗るアロンソのデグラデーションを感じさせない、一直線のライン!
タイムは遅いなりにタイヤマネージメントが完璧です。これがアロンソの凄さですね。
レースというのは、全周回の積算タイムが速い順に並ぶんです。
途中のベストラップやファーステストラップなんて言うのは、おまけでも何でもないのです。
途中でタイヤを浪費して最後に減速するなんてのは愚の骨頂、ファイナルラップの
最終コーナーでタイヤを使い切って、TOTALタイムが速い者が評価される世界です。
そんなマシンの速さ、特性が丸わかりになってしまうギャップチャート!面白いですね♪
最後にルクレールをまとめると・・・エリクソンの評価、はっきり言って高くないw
そんなエリクソンと、ほぼ同じペースだった今回のレース。これでは、埋もれてしまいますw
もうひと踏ん張り、エリクソンをぶっちぎってフェラーリを目指しましょう♪