
今日のブログは五味さんの動画から、
GTRのランフラットタイヤの是非と、
内燃機の限界、そして電動駆動の可能性を
書いてみたいと思います。
まず、R35 GTRの維持費が高い問題の、
最大の要因である、20インチのランフラットタイヤ!
なんで、工賃込み48万円という恐ろしいタイヤが指定されてるか、という事です。
その理由は・・・
パンクはモチロン、高負荷時のタイヤの変形さえ駆動系にダメージを与える可能性があるという事。
なので、タイヤをランフラットにしない場合、駆動系の保証が切れるという事です。
ウソでしょーって言いたくなりますが、それぐらい各部のクリアランスやバックラッシュに遊びが無い。
それを、うまく表現してるのが、この五味さんの氷上走行の動画です。
GTRのレスポンスに関しては14:00~
そのまま見ると、その角度でスピンしないのか!!!って深いアングルのドリフトも見れますw
キャプチャーすると、こんな感じ。
電気自動車並みにアクセル操作に対しての加減速、
駆動って言うのかな、タイヤの駆動がコントローラブル
私が以前、なんでガチスポーツのメガーヌRSから、どう見ても見た目イマイチな、
初代のリーフに乗り換えても、リーフも運転が楽しいってブログを書きました。
リーフに乗り換えても運転が楽しくて不満が無い理由を考えた
結論は・・・
電動駆動のEVにはトランスミッションが無い、もちろんトルコンも無い。
そして1速しかないギア比は、MTでいう所の2速相当で、回転の起動時にMAXトルクを発生、
でありながら、12000rpmまわるモーターの特性で、気持ち良く走らないはずが無いのです。
それに対して、内燃機の場合、まずエンジンの出力特性は、少なくとも3000回転は回さないと、
必要なトルクは発生せず、エンジン、クラッチorトルコン、ミッション、ペラシャ、デフというように、
とっても長い旅路を経て、エンジンの回転はタイヤに伝わるわけです。
そうなると、どうしても、各部のクリアランスやギアのバックラッシュで、必要以上に、
ガタを生じる事で、レスポンスも悪化に悪化を重ねていくのが、内燃機の宿命です。
それに対して!
日産の水野さんが、内燃機の限界に挑戦したのが、R35 GTRという事なんですね。
何をしたか?
要は、通常ではありえないぐらい、各部のクリアランスを詰めて、内燃機でありながら、
五味さんが、電動駆動並みにアクセル操作に対する、タイヤの駆動がコントロールできる。
こんな評価になるわけです。
そんなわけで、EVの走りがサイコー!ってブログで書きまくってる私も、
GTRはガソリンエンジンで走る内燃機でも、納得して満足して走ってるわけです。
だから、ランフラットでも、しょうがない。こういう事ですw
そんな諸刃の剣になる、アクセルレスポンスを手に入れたGTRに対して、電動駆動となると、
GTRの半額でも、非常に気持ち良く走れるわけです。
これ難しいよね。どっちも気持ち良く走れるけど、片や50万円弱のタイヤを履くことで実現した、
超絶レスポンスのGTRに対して、航続距離に不安はある代わりに、GTRとは比べ物にならない
コストパフォーマンスで、超絶レスポンスが手に入る電動駆動車なわけです。
50万円のタイヤというのも、航続距離に不安というのも、極端な書き方してますけどね。
とは言え、です。
少なくとも日本で自動車の電動化と言っても、なにもバッテリーEVが全てでは無いわけです。
欧州は知らんけどねw
というわけで、やっぱり見れば見るほど、欲しくなるのがe-power 4WDですねw
9:23まで飛んで、ノートオーラのWRCかよ!って走りをどうぞw
これ特筆すべきは、この姿勢の美しさですよ。やっぱりこれは、FFベースの4WDでは無理。
常時、後輪に駆動力を配分できる、電動駆動ならではの走行姿勢ですね。
これもプロペラシャフトが無いのに後輪を駆動できる、e-power e-4orce のメリットなんです。
とは言え、ノートオーラの4WDでは1.2Lなので、やっぱりパワーが足りないのでドライでは、
こんな動きは無理でしょう。
となると、前後のモーター合計が520Nm、5Lクラスのトルクを発揮するエクストレイルの世代の、
VCターボのe-powerなら、ドライ路面でも、こんな走りをするんですかね?w
とはいえ、いまの日産のラインナップ、e-powerにはSUVかコンパクトしかない!
前回、e-power 4WDを書いた時は、NOTEしかない!って不満を述べた気がしますが、
その時から比べると、VCターボのエクストレイル e-4orce が出たので、幅は広がってます。
スポーツ走行派には言葉の要らないブログ e-POWER 4WDがヤバい!
でも、もう一歩・・・カッコ良いスポーツセダンで、出て欲しいですよねーw
というわけで、内燃機関を突き詰めると色々お金がかかるけど、電動化はお安く気持ちの良い、
走りを実現できる、そんな未来が、もう未来じゃなくなってますよってブログでした♪
じゃあ、動画貼りついでに。にわかなので語れないけど、メロコア聞いたクチなので。