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やーまちゃんのブログ一覧

2023年06月25日 イイね!

GTワールドチャレンジ・アジアのグリッドを歩く

GTワールドチャレンジ・アジアのグリッドを歩く今日のブログは、GTWC・ASIAの完結編ですw

ピットウォークとグリッドウォークを
中心に、写真メインのブログになります。

992のGT3も複数台ありましたし、
何度も書いてるように296GT3も見れたし、
コスパは間違いなく最高なレースでした♪

まず、思ってたより華があったぞ、マクラーレン720S GT3です!
ダブルヒンジのディヘドラルドアが、迫力あってカッコ良かったですねー。
運転席サイドのカーボンの構造物、クラッシュボックスが見えます。


お次は、今年でカスタマーサービスが終了してしまう、AUDI R8 GT3です。
F1参戦するからって、LMDhもGT3もGT4も、ぜーんぶ捨ててしまうAUDIですけど、
まあ、AUDIの事なので、遠くないうちに戻って来るんですかね?w


この、R8 GT3で特徴的なのは・・・リバース スワンネックのリアウィング!
翼の下面を重視するので、上面で吊り下げるのがスワンネックです。
それだと、ウィングの前にステーが存在して結局エアフローに邪魔になるって事で、
翼の後ろ側から、ステーを延ばして翼を吊り下げる、それがリバース スワンネックです!
やっぱり、これはカッコ良いです!効果は置いといて、いかにも、考えてますってのがイイw


お次は、レースの翌日にペナルティが大量に出て結果が変わり、優勝したトリプルエイトです!


前から見ると紺色のKFCカラーですが、後ろから見るとクリーンに白ベースというカラーです。


こちらはDTMチャンピオンのゴッツがドライブする、クラフトバンブーのもう1台です。
でも、AMG GT3ってEVOになってますけど、フロントタイヤ周りのデザインが最近の
GT3のトレンドからすると、ちょっと古くなってきてる感じがする。


やっぱり、GT3と言えばコレだよね。今年から走り始めた、992 GT3です。
フロントタイヤの後ろ側が、オープンになってるのが991 GT3から変わった部分です。
かなり、迫力が増してますよねー!やっぱり、こう見ると・・・992が欲しくなるねw


同様に、今年デビューの最新の296GT3です。
こちらもフロントタイヤの後ろ側が、大きくカットされていて992 GT3とコンセプトが似てるような。
でも、この富士でもCAR GUYは苦戦してましたし、BoPがイキナリ厳しい状況みたいですねw
この辺は、速いマシンを作っても勝てるわけでは無いという、GT3の難しさですかね。
それを考えても、今年のニュルの制覇というのは、いろいろ幸運が重なった結果です。
LeMans24Hを見ていても、クラス優勝したドライバー、LMDhに乗るドライバーを集めたわけで。
このように、BoPが厳しくなると、来年のニュルは296GT3の連覇は難しいんでしょうね。


ここからは、レース後のピットウォークです!
SGTファンにはお馴染みの、スタディのピットで踊る「オネーサン」が仕事してるw


GT300でお馴染みのRUN UPです!こう見ると、R35 GT3のフロントタイヤの後ろ側って、
まあ、古いマシンの割にトレンド追えてる感じがしますね。
もう1回、バージョンアップしてMY24顔と併せてEVO2に進化して欲しい所・・・


撮ってあったよ、優勝マシンw


アブソリュートのR8と992です。


今回、こちらのエンドレスGTR GT3を観に行ったのに、1周目の1コーナーで撃墜されてしまった・・・


ヒットマンは、こちらのAUDIらしいけど・・・


っていうわけで、いろいろ写真撮りましたが、一番のお気に入りは・・・
最初のブログでも使った、この車両保管での1枚です!!!
992 GT3のお尻のカッコ良さ、そしてやっぱりヴァンテージGT3がカッコ良いですよね!
Posted at 2023/06/25 22:47:29 | コメント(2) | トラックバック(0) | 海外レース | 日記
2023年06月20日 イイね!

GTワールドチャレンジ・アジアのパドックを歩く

GTワールドチャレンジ・アジアのパドックを歩く今日はパドックを歩いて目についた写真です。

もうねー、パドックの空気が完全に日本じゃないw
ドイツ行ってもタバコの吸い殻が凄いし、アジアもね。
日本って本当にスイッチ入ると凄いんですよね。
改めて、日本の喫煙環境って20年前との違いを実感です。
私が会社に入った頃は、まだまだ喫煙に大甘な時代で、
残業中とか自席で吸ってたもんね。図面焦がしたりw

そんな、タバコの煙でアジアの風を感じた、富士スピードウェイのパドックです!
これねー、まじで何回でも言うけど、入場料のみで、ここまで見れて良いの!?って感じw
こんな輸送コンテナが、オペレーションルーム、簡易ファクトリーになってます。
カバー被せてもらって、ぱっと見コンテナ感は無いですし、雰囲気アップですw


このコンテナはAMGのパーツセンターです。
この手のサポートがあるから、レーシングカーが極東でも売れるんですよね。
今回は296GT3をデビューさせたCAR GUYにはフェラーリからエンジニアが派遣されてたみたい。
やっぱり、GT3のビジネスって、クルマを作れば勝手に売れるってもんじゃないんですよね。
その辺は、以前もブログを書きましたけど。
富士24時間でも、関係者の自家用車のドアが部品取りされてしまったとかあったけどねーw
スペアカーは別にしても、やっぱりGT3を売るには、この辺が重要なんだなて実感です。


我らの日産ゾーンは、S耐やGT300のチームなので、いつもの光景ですね。落ち着くw


ピットの奥に見える、エンドレスのR35 GTR GT3です!
残念ながら日曜の決勝では、AUDIに突撃食らって、1コーナーでレース終了。
私の目の前を通ったのは、フォーメーションラップのみでした(悲)


KCMGも国内レースに参戦しているので、立派な機材がw


アブソリュートのピット側。ちゃんとボードを立ててピットが立派に設営されてます。


通路挟んで反対側のコンテナは、ガソリンにバンパー、ワークショップですねw


こんな氷を見ると、夏場のレースなんだなって実感しますw


お、なんか懐かしぞ、ファイバー貼ってパテで成型したバンパーw


このカラーリングは・・・


AMAKのポルシェですね、オーストラリアのチームです。


もちろん補修パーツもあると思いますが、修理できるパーツは修理するようです!


本当に、レーシングチームが丸ごと旅してる、サーカスのような感じですねー。


パドックという事は普通にドライバーや関係者も居るわけです。
ホンダからトヨタに移籍してフォーミュラに返り咲く笹原右京‘監督’もいましたw


CAR GUYの296GT3のリアバンパーもありますねー。


そうそう、欧州のGT3と言えば、ホイールのペイント、気になりますよね!
これ法則解明しましたよーw
位相合わせする為に、エアバルブ位置のスポークをペイントしてるようです!


そして、フロントタイヤは325幅の18インチで・・・


リアタイヤも325幅の18インチという事で、リアは赤、フロントは黄色に決めてるようです!
なので、ペイント位置はエアバルブ位置、カラーは前後識別という事のようでした!
これも、パドックを無料で歩けたからこそ、気が付けたわけですねーw


そして、カス取りが終わったタイヤ。走行履歴を残してるので、まだ使うんでしょうw


歩くジュンカデラ。ふつーに歩いてますw


フェラーリのGT3のホイールはrotiformになったんだよねー。欲しいw
何か、このテプラで管理してるのって、日本のチームって感じがしたwww


レース後、大量のペナルティで大幅な順位変動があって優勝したトリプルエイトのAMG GT3です♪


メカニックも多国籍です。


鈴鹿10時間でも、こんな写真を撮った気がしたけど・・・w
右に居るのがインペラトリで、GT300などで走ってたようですね。
青いテントの下には、上で載せた、赤白のフロントバンパーが補修の最中ですねw


ワンスマの澤さんドライブのマクラーレン。


そして、私もポルシェを試乗させてもらった、みなとみらいのポルシェセンターの、
SKYグループのゾンタが!w
他にも前澤コレクションの、最高速を出す時には新品タイヤに交換が必要なスーパーカーとか、
なぜか、R33のCRSとか、すごーいクルマが、いっぱい見れました♪


というわけで、パドックを歩いた写真ブログです♪
まじで、これがスピードウェイの入場料1200円のみで見れるなんて、鼻血レベルです!!!

次、もう1本、グリッドとピットを歩いた写真編の予定ですw
Posted at 2023/06/20 22:15:50 | コメント(5) | トラックバック(0) | 海外レース | 日記
2023年06月18日 イイね!

このレースが無料!?GTワールドチャレンジ・アジアを観て来ました!

このレースが無料!?GTワールドチャレンジ・アジアを観て来ました!タイトル通りですが、今日は富士スピードウェイに!

なんと、ニュル24時間を制したフェラーリの新型GT3、
296GT3がCAR GUYにアジア1号車がデリバリーされて、
アジアのレース初参戦という事で、行って来ました♪

しかも!!!なんと、レースチケットは無料!!!
駐車場も無料!!!グリッドウォークが1200円!!!

FSWの入場料のみで、フリー走行枠を見に行く値段で、世界のGT3レースが観れちゃうんです!

まじで、バグってる!!!
1周目の密度感、無料のレースで、この光景は有り得ないってw


296GT3、488GT3、AMG GT3、911 GT3、ヴァンテージGT3、R8 GT3、GTR GT3、M4 GT3、
NSX GT3、720S GT3、コルベットC7 GT3、RCF GT3、そしてGT4が数台・・・
これが入場料だけで観戦できるレースに見えます?まじで完全にバグってますw


GTワールドチャレンジという事で、ワークスドライバーが派遣されてます。
クラフトバンブーのAMG GT3に乗るAMGワークスドライバーのジュンカデラ!
香港って、ここ数年、色々政治的に激動だったと思います。
ですが、返還前はイギリスだったわけですよね。
という事で、非常に多くの欧州人が香港をベースにレースをしてるんだなーって感じます。
鈴鹿10H耐久の時もそうでしたけど、クラフトバンブー、アブソルート、香港籍チームが多いです。
いまはNSX GT3を走らせていて、少し前はR35GTR GT3を走らせてたKCMGもそうですね。
イギリス人が、香港にレースを根付かせたんだろうなーって感じます。


レースは荒れに荒れて、高額なGT3がボッコボコになっていく展開・・・!
そんなわけで、トップ争いはKCMGのNSX GT3と、DステーションのヴァンテージGT3の一騎打ちに!


ここでは決着つかずも、結果はヴァンテージGT3に軍配です!


先週のLeMansでは、マシントラブルで不完全燃焼でしたが、鬱憤を晴らす活躍でした!


星野社長と藤井選手、非常に良い関係ですねー!


コロナ禍が終わったのを実感する、この光景!!!やっぱりコレが無きゃですよねw


そんな輝かしい表彰台の陰には、こんな痛々しいコルベットの姿も・・・昨日は優勝から一転です。


しかし、車両保管さえもカッコ良いです!!!カッコ良すぎて、変な汁出るw
こんな距離で写真撮れるのに、眺められるのに、入場料だけで観戦無料なんです!


タイトル画像のCAR GUYの296GT3とZOZO前澤の488GT3です!最高過ぎですw


というわけで、こんなバグったレースはそうそうないので、オススメです!!!


まだまだ写真はあるので、整理して続きを書きたいと思います♪


最後は今日の富士山とリーフ!いやぁ、なんかGT3見た後だと・・・比較するモノじゃないかw
Posted at 2023/06/18 18:59:33 | コメント(6) | トラックバック(0) | 海外レース | 日記
2023年06月12日 イイね!

LeMansウィークなので、GT-R LMの動画を翻訳したブログの、補足の補足

LeMansウィークなので、GT-R LMの動画を翻訳したブログの、補足の補足15分の動画で何本ブログ書くんだって話ですが、
もう1本、ブログを書きたくなってしまいました・・・w

コメント頂いて、フロントにユニットを寄せる構造は、
ロジカルではありつつも、メリットを得た分、デメリットで
性能がスポイルされるのでは?という疑問です。

確かに、その意見は非常に理にかなった感想です。

私も専門家ではないので、定量的な事は言えないのですが・・・
これに関しても、LMP、LeMans Protoというカテゴリーを追い掛けていくと、
また少し違った見え方がするのかなと思うので、書いてみます♪

ブログPart1から引用します。

後輪駆動のミッドシップの為、重量配分が後方に偏った車両になります。(青○)
スピードに応じてハンドリングが変化しないように、エアロバランスも後方寄りに設定。(黄色○)
その結果、LMP1マシンがスピードを出しすぎることを避けるために、レギュレーションは
リアウィングの効きを制限する厳しいものでした。要はリアウィングが小さい(赤○)


日産チームは、フロント ダウンフォースにはそれほど制限が無い事に気づきました。(緑○)



重要なのは、太字にした部分です。
リアウィングの効きを制限する厳しいものでした。要はリアウィングが小さい(赤○)

これは何を言っているかというと、LMPの先祖であるGr.Cのマシンを見てみましょう。
上の動画の説明に出て来る、ポルシェ919と見比べると、リアウィングが全く違う事に気が付きます。
まず、リアウィング位置がリア側にオーバーハングしています。
そして、幅も広いし翼長も長くて、明らかにウィングの効きが強そうなのが見て取れます。
ちなみに、この時代、ダウンフォースは3.5t 近い数字が出ていたそうですw


そして、LMPが復活した、2000年代のLMPマシン。これは私が大好きなEXP SPEED8です。
これを見ても、Gr.Cに近いサイズ感です。
しかし、速すぎるので危ないという事になり、どんどん空力面の制限が厳しくなります。


そして、LMP1の時代、ポルシェ919を見ると・・・遠近法効きすぎじゃね?w
ってぐらい、リアウィングは低い位置、幅も狭く、そして翼長も短くなっています。


ホイルベースに合わせて、リアのオーバーハングの差を見てみましょう。
ちなみに、このリアのダウンフォースは、どこに掛かるかと言えば、リアタイヤになります。


リアタイヤに掛かるモーメントは、上の比較写真を見る限り、長さLは半減してます。
長さLは半減、翼長&幅によるFも半減なので、旧LMPとLMP1のリアウィングから生じる
ダウンフォースは、半減以下になってると想像できます。
ここまでリアウィングが小さくなってくると、もはやリアウィング以外に活路を見出そうという
そんな、GT-R LM NISMOのコンセプトも、1つの可能性という事かな・・・w



リアのダウンフォースの発生源は、上に書いたリアウィングと、床面ディフューザーで生じる、
ダウンフォースの合算になります。
ディフューザーは、だーいたい容積で性能が決まります。
なので後端の高さ、リアの車軸からの距離が前後方向に決まると、その三角形です。
なので、LMP1のリアの性能を縛る制限が、かなりの厳しさというのが伝わったかなと。


ちなみに、Gr.Cのダウンフォースは3.5t ぐらいでしたが、最近のF1は1t 程度です。


そして、ポルシェがWEC撤退後に、LMP1で縛られてた性能を解き放って、オールージュのある、
スパフランコルシャンで、F1のラップタイムを超えた、919 EVOを見てみましょう。
LMP1とは全く違う、Gr.Cのような立派なリアウィングに置き換わってます。


スパフランコルシャンのタイム
メルセデスW08(F1) :1分42秒553
ポルシェ919 (WEC)  :1分54秒097
ポルシェ919EVO   :1分41秒770

空力的な縛りで、10秒以上ラップタイムが向上したという事からも、リアの空力制限の
縛りが、いかに厳しかったかというのを物語っているのかなと。

というわけで、レーシングカーが速く走るにはタイヤという要素も大きいですし、
GT-R LM NISMOが机上計算通り、トヨタ、ポルシェ、AUDIと競えたかどうかは・・・
信じる、あなたの心次第です♪


数字を追いながら、こんな妄想するのも楽しいですよね!?ってブログでしたw
Posted at 2023/06/12 23:53:42 | コメント(3) | トラックバック(0) | 車について考えた | 日記
2023年06月11日 イイね!

LeMansウィークなので、伝説のGT-R LM NISMOの動画を翻訳します 補足編

LeMansウィークなので、伝説のGT-R LM NISMOの動画を翻訳します 補足編動画の翻訳は終わりました。
せっかく自分で見るのに翻訳したので、
記録も兼ねてと始めたら大仕事になったw

でも、その中で不親切かなーって
部分があったので、レーシングカー的な
用語を知ると、より深く楽しめるように
なると思いますので、もう1本書いてみます♪

まず、Part1の前半はLMP1のレギュレーションの説明でした。
エンジンに関しては制限無しで、組み合わせるハイブリッドのモーター出力に対応して、
エンジンのガソリン流量を制限する。
このレギュレーションって、非常に面白い試みでしたよね。まさに実験室という感じ。
ただ、数年経てば最適解が出て、バッテリーで最大8MJという所に収束したのは、さすがですw

次に中段の部分で使った、この絵の説明です。


ダウンフォースという言葉があります。
これは文字通り、下向きの力という意味で、レーシングカーの場合は2つに分ける事が出来ます。

まず、1つは自重です。その物体に働く重力の大きさです。
重たければ、重たい程、マシンの重さがタイヤを押し付ける力になるという事です。

そして、もう1つが空力によって得られる、下向きの力です。
これは飛行機が空を飛ぶのと同じ原理で、翼を裏返して、地面に押し付ける力を発生させます。
自重は速度依存は無いので一定ですが、空力のダウンフォースは速度に依存します。


上の事象を踏まえて、補足したかったのは、青○、黄色○の説明の部分で・・・

ミッドシップの為、重量配分が後方に偏った車両になります。(青○)
スピードに応じてハンドリングが変化しないように、エアロバランスも後方寄りに設定。(黄色○)

このように書きましたが、重心と空力中心を合わせないと、ハンドリングが変化する説明です。

例えば、重心は前寄り、空力中心が後ろ寄りという車があったとします。動画に書き足した。


こうなると、低速時には自重がフロントタイヤに多く掛かる為に、フロントの舵が効く
オーバーステアの状態になりますが、速度が増してダウンフォースが増えて来ると、
今度はリアタイヤに空力的なダウンフォースが多く掛かり、今度は舵の効きが悪化する、
アンダーステアの状態になってしまう事になります。
イメージは緑の矢印で、シーソーのような動きになってしまうという事です。


そのように速度で運動特性が変化してしまうのは、駄作という事になりますw
これも野心的な1台で、その後のF1のトレンドを作った1台ですが、このマシンとしては、
コンセプトは良かったものの、エアロ中心が動きまくって操縦性は最悪という評判でしたw


その意味では、フロントのダウンフォースに規制が少ないので、フロントで駆動させたい。
フロント駆動させるには、重心もフロント寄りに。なので、空力中心もフロント寄りに。
そして、フロントタイヤに掛かる荷重が大きいので、フロントタイヤから多くの回生を取る。
そのようにGT-R LMがフロントエンジンでフロント駆動を選んだ過程は非常にロジカルです。


Part1の補足は、ここまで。お次はPart2の補足です。

ここは、8MJのフライホイール式ハイブリッドシステムの開発に失敗した話。
その事で、回生ブレーキを期待してフロントブレーキを小さめ、小径のフロントブレーキで18インチでは無く16インチのフロントタイヤにする予定が、使えなくなってしまった。

加速する際に機能するハイブリッドが使えないだけでは無く、運動性能も含めてひっくり返った。
やっぱり、リアタイヤは3セットしか使ってないのに、フロントブレーキは4セット使った、
と言うのは、もはやそんなのはレース走るスタートラインに立ってないw


そして、GT-R LM NISMOは床下でのダウンフォースが非常に大きく稼げた為に、
リアウィングレスも、考えていたという話です。
これは、ネタだろって思いますが、本当にエアロトンネルの構造がインパクトあるw
そういう意味でも、机上検討で相当なスペックだったであろうというのも想像できます。


想像ですが由良さん、このGT-R LM NISMOに対して非常に好意的な発言が多いですw
というのは、本気で他とは異なるコンセプトを具現化したから、でしょうかw

同じリアウィングレスを実現した、Peugeot 9x8に関しては、ボロクソですw
この違いは、LMHでハイパーカーで、LMPhから性能ダウンがあったので、床下そのままで
リアウィングだけ外したような、ある意味で本気でやってないって見てるのかな。

2020年までのLMPhの予選タイムは、TS050の3分15秒に対して、
今年のPeugeot9x8は3分27秒で、10秒以上タイムがダウンしてるので、それを見込んだのかな。
ハイパーカーになる事で、これ位のパフォーマンスでいいだろって線引き間違えたのかな。


そして、リア駆動の話は、やっぱり期待はありますが、あの動画に出て来るギア駆動が、
どこまで信ぴょう性があるかというのはありますが、あれじゃあ絶対に信頼性確立は無理そうw

リアサスペンションに関しても、エアロトンネルを優先しすぎて短足過ぎるw
その辺からも、2015年モデルのGT-R LM NISMOを時間掛けて完成させても限界はあるでしょう。

では、最後にリザルトを見てみます。
LMP2並みのスピードしか出せなかったと言われますが、そもそもハイブリッドというオモリを
積んでいただけで作動していなかったわけで、LMP2よりエンジンのパワーが無いw
そんな状況で、LMP1並みの最高速度、LMP2並みの予選タイムを出せたという事は、
非常に効率の良いレーシングカーで有った事は、間違いないですね。


まとめると・・・
誰もやってないコンセプトを具現化したという意味で、非常に面白い存在でした。
レギュレーションに縛られない、抜け穴を探すのがレーシングです。

では、何が問題だったかというと、これだけ野心的なプロジェクトを立ち上げておきながら、
1年で、あっさり捨て去ってしまった事。これが、あまりにもモッタイナイ。

そして、市販車のGTRと全く似ても似つかないこれを、GTRと呼んだ事w
そこに関しては、由良さんの評価は低いけど、市販車と共通のデザインフィロソフィーを感じる、
このPeugeotのデザイン力は、見事としか言いようが無いですね。
せめて、GT-R LM NISMOが同じ成績だったとしても、デザインに納得できれば、
もっと違う評価になったのかなー、なんて思います。


という事で2023年のLeMans24時間は残り5時間ですが、私の耐久ブログ執筆はフィニッシュです!
Posted at 2023/06/11 17:56:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | 車について考えた | 日記

プロフィール

「ちなみに、私がNurburgringを走った時にレンタカー屋で案内してくれたドライバーが今年も、このマシンで走ってました。フランクフルトへ帰るのにナビのセットの仕方が分からなくてセットしてもらったりお世話になったので活躍が見れて嬉しいですw」
何シテル?   06/22 23:26
車は純正がイチバンと思っています。 ですが、ナゼだか残念な事に、愛車スカイラインはノーマルとは、 程遠い姿になってしまっています・・・w ブログは、も...
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