
今日のブログは久々にF1です。
今年のF1、予想されてた通りですが、
なかなか悲惨な事になってしまってますね。
批判は書いても何でダメかって書いてる人は
少ないので、説明してみよっかなってブログですw
←この写真はホンダのサイトからパクってきたよ。
じゃあ、今年のF1がダメになった原因は?それは、MGU-Hが無くなった事。これなんですよね。
MGU-Hって何?っていうと、このタイトル画像の通りで電動ターボです。
実は、2022年に今年のF1がこうなってしまった背景を書いてたブログが有るんです。
AMG SL43に搭載のM139エンジンがヤッバーイ!!!
詳細は、ぜひ上のリンクから、しっかり写真も見ながら読んで欲しいのですが、要約すると・・・
BENZのAクラス
A45に搭載されいるM139(2Lターボ)
310kW(421PS)/6750rpm
500Nm(51.0kgfm)/
5000-5250rpm
BENZのSL
SL43に搭載されているM139(2Lターボ)
280kW(381PS)/6750rpm
480Nm(48.9kgfm)/
3250-5000rpm
日産のスカイライン
400Rに搭載されているVR30DDTT(3Lターボ)
298KW(405ps)/6400rpm
475Nm(48.4kgfm)/
1600-5200rpm
同じ400馬力を出すエンジンですが、スカイラインは1600rpmという低い回転数で、
最大トルクを発生するのに対して、A45は5000rpmでやっと最大トルクを発生します。
正直ドッカンターボで、迫力はあっても実際に使える速さかと言うと違うよね。
に対して、同じエンジンでもSLは3250rpmで最大トルクを発生するので、これなら悪く無い。
同じエンジン型式なのに、コレだけ最大トルクの発生回転数がA45とSLで違う理由は?
それが、MGU-Hの有無なんです。SLは2Lの乗用車とは思えない、トラックかよ!って、
バカみたいにデカいタービンを搭載していますが、モーターでタービンシャフトを電気駆動して、
低回転でのピックアップを向上させて、低い回転からトルクフルな特性を実現してる。
それだけ効果的な機構であるMGU-Hを、ホンダ&AUDI&GM&FORDの新規参戦を促す為に、
強権的に廃止させてしまったのが、今年のF1という事です。
ちなみにフェラーリはロケットスタートを毎戦決めていますが、これにも理由があって、
タービンサイズが他のPUと比べて小さい分、ピックアップが良いみたいですね。
これは、スカイラインの400Rの1600rpmから最大トルクを発生する非常に優秀なエンジンと
同じ方向性で、タービンサイズを小さくするという、一つの考え方ですね。
フェラーリ以外はMGU-Hが廃止になってもタービンがデカいのでスタートがグダってるとw
F1における電動アシストに話を戻します。
昨年までの、MGU-Hはクランクシャフトに直結して無かったので、ハーベストモードという、
タービンによる過給の必要が無い低負荷時にも、無駄に燃料を燃やして発電してました。
なので、発電をMGU-Kというクランクシャフトに直結のモーターに依存して無かったわけです。
MGU-HとMGU-Kの、2系統の発電経路があったという事ですね。
ですが、今年はクランクシャフトに直結のMGU-Kしかない。
クランクシャフトに直結のMGU-Kしか無いという事は、ブレーキングで減速する時のみ、
発電が可能というのが、今年のF1という事になります。
←これ超重要!!!
今年、1周で放出できるエネルギーは4MJですが、350kWで480馬力を10秒分です。
で、充電は回生のみなので、EV乗りの私の体感からすると良くて力行の半分です。
もちろん市販車のリーフと最新テクノロジーのF1では発電、充電効率は桁違いだと思うけど、
じゃあ、力行を上回る回生が実現するかというと、魔法じゃないからね。
これも私はF1エンジニアじゃないから、一般常識から想像するしかないんだけど、
1周20秒はブレーキを踏んで、回生で充電しなければならない状況に陥っているわけです。
ギリギリのブレーキングが不要になり、ダラダラと長い回生の為のブレーキが必要になる。
1周、1分30秒でブレーキの減速が少ない鈴鹿では、ブレーキングによる回生だけでは足りずに、
スーパークリッピングというブレーキでは無く、エンジンの駆動力から250kWを割り振り、
モーター(MGU-K)を回しての発電モードさえ、必要になってしまってるんですね。
そりゃ、500kWのICEが700馬力として、スーパークリッピング中は350馬力になるわけで、
ドライバーが大怪我しかねないクラッシュを誘発する速度差にもなるし、ヨーヨーにもなるね。
同じカテゴリーなのに、GT500とGT300よりパワーに差があるんだからw
そんな状況なので、ドライバーが不満を感じるのも納得しますね。
という事で、どうすれば良いか。これは350kWという、力行量を減らすしかないと思うよ。
いまは回生量を減らそうとしてるけど、そんなんレベルじゃ、どうにもならんと思う。
本当なら1600ccというICEの排気量を増やしたいけど、簡単に増やせないしねー。
MGU-Hを復活っていうのも、許されないだろうしねw
ま、一生懸命、タイムを追いながら観るF1も面白かったけど、ビール片手にヨーヨーを楽しむ
F1ってのも、これはこれで良いかなって思ってる、やーまちゃん解説でしたw