突然ですが、ボクスターを手放しました。
実はみんカラデビューの少し前に体調を崩し、この歳にして喘息デビューも果たしておりました。本来なら夏の暑さも遠ざかり、オープンシーズン開幕!と行きたいところですが、冷たい空気は気管支に良くないらしく、調子に乗って帆を開けていると喘息の状態も芳しくないというような状態が続いておりました。「開けたいのに開けられない・・・」もはやオープンであることが逆にストレスに感じてしまう・・・このような状態ではボクスターと真正面から向き合えない・・・というのが最大の理由でした。
そしてもう一つは、997の911に乗っておきたいという事。
正直言ってボクスターを購入する時点では、911に関しては全く興味がありませんでした。そもそも間違ったところにエンジンを搭載しているパッケージ。もはや一部のエンスー達が空冷911を神格化した結果、崇め奉られた存在なのではないか?911はもはや存在することに意義があり、ポルシェが本当に力を入れて行きたいのはMRである987系なのではないか?と考えていました。
またデザイン的にもあの
「おっきなお尻」って、どうよ?とも。987系のリアフェンダーから作り出す
「セクシーな太もも」の方が遥かに魅力的に映ったものでした。
ところが、です。
ボクスター納車後ほどなくして、993RSの助手席に乗せてもらう機会がありました。公道だったのですが、結構なクネクネ道を走ったこともあり、そのあまりのトラクション性能にまさに目が点になりました!FRでは明らかにホイルスピンを伴ってTRCが効くようなシチュエーションであっても、尋常でないトラクションで力任せにグイグイ加速していく様は4WDで加速するのとはまた違った、まさにRRだからこそ体現可能な今まで味わったことの無い一種独特な加速感でした。
それからというもの、ボクスターの軽量・低重心・MRが織りなす所謂自分を中心に旋回していくコーナーリングをウホウホ言いながら楽しみつつも、いつかRRのあの異常なトラクションも味わってみたい・・・という気持ちが芽生えて行きました。
そんな中、次期911である998?はさらに一回り肥大化するのが確実、という情報をキャッチ。「小さい車に大きなエンジン」を理想とする私にとっては997が許容範囲限界のサイズ。これ以上となると大好きなワインディングでも持て余してしまう事は想像に難しくありません。ならば、最終の997に行くしかない!と考えるようになりました。
ところが・・・直噴となった997後期型に試乗してみると、皆さん仰るようにとてもジェントルで洗練されたエンジンに生まれ変わっていました。問題のインタミを廃し、燃費性能、CO2排出量低減、軽量化および低重心化、そしてさらなるパワーアップ・・・と、まさしく進化の方向性としては、賞賛に値する方向性である事は理解できるのですが、自分の目指すべき視点から見るとちょっと違う・・・993RSでカルチャーショックを受けたあの刺激・・・
こうなったら清豚ダイブするしかないのか!?
一人で考えいてもしょうがないので、この方に相談してみると・・・
・・・・・・・・・・( ̄□ ̄;) !
という事で、少し前になりますが飛んでしまいました。
来年の3月に納車予定です。
それにしても・・・
「嫌いになった訳じゃないのに別れるのって・・・切ねーーーっ!」・・・って、恋愛かよ!
こんなに切ない気持になったのは一体いつ以来のことだろう・・・ (T_T)
Posted at 2009/11/23 20:37:53 | |
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ボクスター | 日記