![下取りってどこがいいの? 下取りってどこがいいの?](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/015/912/897/15912897/p1m.jpg?ct=cb6339d7e20e)
こんな話題を出すのもどうかな?とも考えたのですが、いずれは誰しもが通る道という事で今回ボクスターを手放す際のアレコレを含めて書き残しておきたいと思います。
今回10社近くの中古買取業者さんに問い合わせをしたのですが、まさにピンキリでした。価格差にして数十諭吉。相場と思われる価格帯から約○0諭吉ほどは高く買い取って頂きました。高く査定された理由として「屋内シャッター付の保管状態」「内外装の程度」「豊富なOP」が挙げられます。
一般的に車を売却する場合、
1.ディーラーに下取りに出す
2.買取専門業者に売却
3.中古車オークション代行業者に委託
のいずれかの場合がほとんどかと思われますが、1.のディーラー下取りの場合は代替えの際の事実上値引きの上乗せとして高く買い取ってもらうケースが考えられると思います。3.の中古車オークション業者に委託という売却方法も最近では出てきているようです。売買成立しない場合も出品料を支払わなければならない、車をオークション会場まで陸送かけなければならない、など諸手続が面倒という事で一般的には2.の買取業者に出すケースが一番多いのではないかと思われますが、一概に買取業者に出すと言っても、
①ガ○バーなどの大手買取業者
②自社にショールームを完備し直販している業者
③ポルシェ専門など特定の車種の買い取りに力を入れている業者
などに大別できるかと思います。ではこの中でどこがいいの?
というと・・・ハッキリ言っちゃうと・・・
わかりません!(キッパリ)
確かに、大手買取業者などよりも②の直販業者がオークションに賭けずに自社で販売する方が余計なマージンが発生しない分、高価買取に繋がる場合も多いと思いますし、③の専門店に関してはとりわけレアモノであるとか、OPを高評価してくれるとか、精通しているが故に高評価に繋がるケースもあるかと思います。
しかし、何といっても確実に高価買取に繋がるのはバックオーダーを抱えているか?つまりその車両に近い仕様を探している人を抱えているかどうか?にかかると思います。業者としても在庫にならずにすぐさま売却できるのであれば、多少無理してでも確実に仕入/売上に繋げたい、というのは当然の事だと思います。そう考えると③の特定車種専門店あたりがいいのか?と思いますが、そう事は単純ではなく、広範囲に渡ってネットワークを持っている大手買取業者なんかもその辺の情報は広く共有している場合もあるようです。
なので、業者側も少しでも他社と差別化を図り自社を優位に思わせる為、交渉時に自ら「ちょうど探している人がいる」とポロッと言う事がありますので、そのようなケースで高値が出た場合はあとは付属品等の評価としてプラスα程度で即決した方がいいかもしれません。
その他、経済情勢、季節的変動、新型の登場時期、年末在庫、決算時期・・・など様々なファクターに左右はされますが、結局は乗り換えの納車の時期は決まってきますので、限られた中で最大限その辺りを踏まえて決断するしかないかと思います。
ところで、直販できる業者は「在庫を抱えるスペース」と何より「寝かした場合の資金繰り」が重要になってくる訳ですが、通常は概ね3ケ月の在庫と考えているようですので平均で3ケ月の在庫回転期間というと、支払は現金ですから「仕入+経費の3倍」の余剰資金がないとやっていけない、という事になります。もっとも実際は銀行からの借入で資金を回しているのでしょうが、昨年のリーマンショック後のような大幅な売却価格の下落や在庫回転期間の長期化は資金繰りをひっ迫したものにし、現在の厳しい状況になってしまったという訳です。このような環境下では、車を渡したはいいものの翌日振り込まれないので確認したら倒産・・という事も有り得ない話ではないので、出来るだけ車両引き渡し時に現金で決済するのが確実かと思われます。もっとも、現金決済にしたらそれはそれで現金を口座入金した場合に後に税務調査等でお尋ねされる可能性はあるので、最低7年は売買契約書等を確実に保管しないといけませんが・・・
私のお世話になった業者も以前は直販していたそうですが、前述の理由などから資金繰りが圧迫し現在では「薄利だが専らオークションでの転売している」との事でした。実際、オークションに転売した際のマージンは驚くほど少ないもので、「自動車税+リサイクル預託金」分が取れればバンバンザイといったようで、結構な割合で仕入値を割るケースもあるようです。
余談ですが、3.のオークション代行業者に委託した場合、「自動車税+リサイクル預託金」は新しいユーザーが負担するものですので、基本的に売却人本人に返還されます。また大きいのは消費税。通常、業者がオークションに出す場合は課税売上処理となり納税義務が生じる訳ですが、年間売上高が1000万以下であれば免税事業者となるため消費税の納税義務は生じません。よって売却価格にかかる内税分は本来免税となる消費税分ですので、本人に戻ってくるという訳でつまりは5%(厳密には5/105)余計に高く売れる、という事になる訳です。
まぁ長々と書き連ねましたが早い話が、
「そんな細かい事面倒臭いからオレは納車時にディーラーに置いてくるよ!」・・・って、なりたいって事です(^_^;)
Posted at 2009/11/27 12:02:06 | |
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車にまつわる話 | 日記