
YANASEの担当氏から入電。「新しいAMG C63Sに乗られてみませんか?」と。もちろん二つ返事でお願いすることにしました!(^^)!
先代W204 C63 Performance Packageとは1年半で約26,000㎞ほど濃密な時間を過ごしました。
サーキット走行するとすぐに音を上げるブレーキ、油温上昇も早く135℃を超えるとセーフモードに入ってしまい、ESPを完全OFFしてもABSの作動タイミングが早過ぎてすぐさまONへと勝手に復帰し、ドリフトで減速しながらコーナー間を繋げようとした時に苦戦し、純正の足回りは公道では硬すぎましたが、V8 6208cc NAのM156ユニットは豪快で楽しかったですね!
そんな思い出を胸にW205 C63Sのステアリングを握ったわけなのですが、
最初に感じたのが乗り心地。
COMFORT、SPORT、SPORT+の3段階にダンパーの減衰を調整できますが、SPORT+にしても先代C63 Performance Packageより遙かに乗り心地は良いのですが、どこか洗練されていない印象。
心配した電動パワステはC180やC200よりはしっかりとした操舵感があるものの、ハンドリングはもしかしたらゲームからクルマに慣れ親しんだ世代がセッティングしたのかな?と勘ぐってしまうくらいの妙な感覚。。。
V8 4.0Lツインターボをキッチリと7000rpmのレッドゾーン手前まで回しましたが、確かに速い!!おそらく991前期型 Carrera Sより速いでしょう。
ターボラグは高速では感じにくいものの、一般道で例えば1000rpmでテキトーに転がしながらの状態からアクセルをドーンと踏むと一瞬反応が遅れることがわかり、NAのM156と比べ歯痒さを感じる瞬間でした。
エキゾーストノートは明らかに演出系不自然な咆哮であり、これでは血湧き肉躍りません。
ブレーキはそれなりの速度域からでは約1.8トンの車重を考えると、ちょっと不安。FSWのストレートで実測260㎞くらい出るようですが、果たして何周フェードを感じることなく走れるのかが未知数。
気になるところばかり書いてしまいましたが、、、感心したのはAMGスピードシフトMCT。PorscheのPDKを相当研究したようで以前SLS AMGに乗った時に感じたようなギクシャク感やレスポンスの鈍さは劇的に改善されていました!(^^)!
総評しますと、体育会系でもなく、癒し系でもなく、かといってMaserati Ghibliのような色気があるわけでもなく、キミはいったい何を目指しているの?と問いつめたくなり、一台にスポーツカーと実用車の要素をあれこれ詰め込もうとしてその結果迷走しちゃった感じ(・_・;)
実用車としてCクラスに乗るならC180かC200で十分であり、余裕を求めてどんなに贅沢してもC250以上は要らないのでは?というのが私見。C63Sの乗り出し価格が約1300+と聞くと尚更思います。
先代C63は乗り出しで1000少々の価格設定と、あのボディにV8 6208ccが載るスペックが特にナウなヤング世代にとってはたまらないHOT RODであり、それゆえ人気を博したように思えるのです。
でも仮に価格が先代モデルと同じであったとしても、ボク自身は選ばないでしょう。
辛口でゴメンナサイm(__)m
・・・というわけで今日から9月ですのでこちらの曲↓を聴いちゃいましょうか!
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Posted at
2015/09/01 18:23:14