
ナローは最終モデルでさえ1973年ですから、40年以上経過しているわけなのです。
以前 981Boxsterと過ごす時間を白いワンピースに麦わら帽子姿が初々しい彼女と夏の海の波打ち際で追っかけっことかしちゃうような青春純愛系デートと喩えましたが、ナローとはシングルマザーとの恋とでも申しましょうか。
思い浮かぶシーンは、、、
夜のクラブ活動で親密になった彼女からある日「実はワタシ子供がいるの・・・」と告白されます。
しばらくして平日の昼下がりシングルマザーとその子供を連れ遊園地へ出かけます。
メリーゴーランドに乗って「ママ~!」と手を振る子供を見てシングルマザーが「あの子があんなに楽しそうにしているのを見るのは久しぶりだわ!」と呟きます。
その後、家まで送っていた別れ際に子供から「オジちゃんがワタシのパパだったらなぁ~♪」とか言われてしまい、さぁどうする俺?といった感じでしょうか!?(笑)
男としての甲斐性が問われるわけでございます。。。
40年以上経過したクルマを買うということはそれなりの覚悟が必要です。盟友tombo330さんが'68 330GTCに苦労されている様子を傍らで見ていると、旧車と過ごすのには情熱、忍耐力、そしてもちろん経済力もないと大変だろうなぁとつくづく感じます。
Vintage Ferrariと比べればナローはパーツも入手しやすいようですし、しっかり整備すればFerrariより信頼性も高そうです。
ならば然るべきショップでフルレストアされたナローはどんな感じかなぁ?と思い、富士小山デポやOLD BOYのHPを覗いてみました。
OLD BOYの'72 Sがちょっと気になり、お値段を見ると1350也・・・。さすがにそこまでの予算は考えていませんし、無理して手に入れ毎日納豆ごはんになってしまっては本末転倒であります。
ただどういうレストアを施してあるのかをこの目で確かめたくて、先日神戸からの帰りに岡山へ寄り道しようかなぁ~と画策し、前日にOLD BOYのHPを再確認したら「SOLD OUT」の文字がっ!
思わずカーテンを閉め、膝を抱え五輪真弓を聴きながらひたすら暗い時間を過ごそうか・・・とも3秒ほど考えましたが、そもそも購入対象ではない個体だったわけですから気持ちを切り替えることにしました。。。
駄文をあれこれ書き綴ってまいりましたが、、、どんな些細なトラブルがあってもちゃんと責任と愛情をもってナローに接することが出来るか否かだと思います。購入前の憧れのみが先行してしまい、ちょっとしたことで愛情が冷めてしまうようであれば最初から手に入れるべきではなく、トラブルが少ない新しいクルマを選んだ方が心穏やかに暮らせるかもしれません。
冒頭のシングルマザーとの恋にしても一時的な盛り上がりではなく、ちゃんと子供に対しても責任を最後まで全うする覚悟がなければ自分自身も幸せにはなれないわけですから。
ナロー貯金に励みつつも、今はボク自身が甲斐性を身につける時期かなぁという気がする今日この頃であります。これまでアホな人生を送ってきましたら実直な方向へ軌道修正しなければっと。。。
ところで↓の曲を昨晩酔っぱらいながら聴いていたら0:38あたりから「アホ アホ アホ」と連呼されているような気がして、、、自戒の念を込めたのでありました(笑)
Posted at 2013/06/04 08:33:37 | |
ナローに恋して | 日記