
今日も暑いですね・・・

さて、S15を例にして水温対策をお話してみたいと思います。
■ラジエーター
S14初期型用ラジエーターに当初交換されていました。コアがS15純正の16mmに対し25mmと分厚くなっているそうなのですが、それでも水温が上昇するので銅三層に交換しました。
ドリフトは横向きに走るため風が充分に当たらないので放熱性の悪いアルミは避け、真鍮か銅製を選んだ方が良いとか。ちなみに純正はアルミです。
■エア抜きタンク
冷却水にエアが噛むのを防止する為、エア抜きタンクをラジエーターよりやや高い位置に装着すると効果的とか。
■ウォーターポンププーリー
通常のプーリーでは高回転時に冷却水の循環が速くなり過ぎてしまい、ラジエーター内で充分冷やされずに通過してしまいます。そこでプーリーを大きくすることにより循環速度を遅らせるわけです。同時に、循環速度を遅らせることにより冷却水の気泡化を少なくすることも出来るとか。だからといって大きければ良いというわけでもないので、適度な大きさのプーリーを選びたいところです。
■ローテンプサーモ
サーモスタットで設定されている温度まではエンジン内で冷却水は循環するのですが、設定温度を超えるとサーモスタットが開弁し、ラジエーター内の冷却水も循環し始めます。そこで開弁する温度を低めに設定したローテンプサーモを装着すれば温度上昇速度が遅れるというのが各メーカーの説明です。しかしながらローテンプサーモに関しては諸説ありまして、一旦温度が上がってしまえば効果がない等々でして、ボク自身も正直あまりいい印象を持っていませんでした。しかしながら風間師匠から「実際に試してみて明らかに水温の上昇速度が遅くなりましたよ!」と言われ装着しました。
但し冬場にオーバークールになってしまうのも避けたいので開弁温度は65度よりも71度くらいの方がいいかもしれませんね。
■冷却水
水で薄めず原液を入れるタイプはライフが短くなるものの2~3度落ちるみたいです。年に1回交換するタイプなら不凍効果はマイナス20度まで大丈夫みたいなので一部の地域を除き冬でも使えますしね。
さらに半年に1回交換するタイプは気温が5度以上であることが条件ですが、いいらしいです。
■風量対策
ラジエーターに効率よく風が当たるよう工夫するのも効果はあるようです。確実に風を当て、熱風を効率よく逃がせれば理想的です。エアロボンネットの穴も位置が適切でないと、かえって乱流が起きてしまい効果が薄れてしまう製品も有ると聞きます。
■冷却スプレー
ラジエーターにスプレーで水を噴射して冷却する方法です。手っ取り早く水温を下がるのがこの方法だったりもします。但し水道水のカルキがラジエーターを腐食させる原因になるとか!? だからといってアルカリイオン水を使うのも高くつきますしね
・・・結局のところ、軽量化と同じでちょっとしたことの積み重ねだったりします。諸説ありますので、自分のクルマに合った方法を模索してみるのが一番ではないでしょうか。
Posted at 2009/08/29 14:06:11 | |
S15 | 日記