
遅ればせながら不肖ワタクシメもNew 991を試乗してまいりました!
今回の試乗車は、素Carrera PDK 右 PCCB付。
早速走り出すと2000rpm前後でのトルクが厚くなり、ズボラな運転でもOK牧場。
PCCBはちょっと初期制動が強めなのが気になりますが、従来のPCCBに比べればかなり扱いやすくなっていることは確か。
乗り心地は街中では以前よりソフト。
高速に乗ったもののすぐ渋滞にハマり、PDKをわざとSPORT+にしてゆるゆる進んでみたところ、前期型よりギクシャク感が薄れていました。セレクターレバーが引いてシフトアップ押してシフトダウンというように前期型と逆になったのも嬉しいところ。
一気に7500rpmまで踏んでみましたが、ターボらしからぬNAに近いリニアな加速で370psの素Carreraであっても十分以上の速さ。但し刺激的な速さとは別。
スポーツエキゾーストが装着されていなくても音的には不満無し。
20秒のスポーツレスポンスボタンも4速から試してみましたが、最大ブーストは変わらず0.7で加速感も違いがよくわからなかったです(^^;
PCCBもそれなりの速度域からの急減速では流石の制動力。
アクセルに関して気づいたことは、前期型のPDK仕様はアクセルペダルを奥まで踏み込んでいくと最後にキックダウンスイッチがあったのですが、無くなったのが朗報(*´▽`*)
前期型で鈴鹿を走った時、PDKをMモードにして4速固定で130Rへ突入し、出口からシケインへ向かって少しでもタイムを削りたくてアクセルを力いっぱい踏んだらキックダウンスイッチまで踏んでしまい3速へシフトダウンしてしまい、それ以来キックダウンスイッチが苦手だったのです。。。
街中では好印象だったPASMは高速では異なる印象に。PASM NORMALでそれなりの速度で首都高横羽線を走ると、路面の継ぎ目に対しダンパー内のピストンが速く上下するわけなのですが、バンプ(縮み側)とリバンプ(伸び側)両方の減衰力が不足気味でショックを一発で吸収できず不快な乗り心地なのです。むしろSPORTにした方が速度を上げれば上げるほどショックはあるものの一発で上手くいなしていきます。十分にタイヤを温めた状態で空気圧をチェックするとFront 2.4 Rear 2.7でしたから高すぎることはなかったのですが・・・。
個人的にはNORMALの特にリバンプの減衰を上げたいなぁと感じました。
ついでにひとつ実験。PDKをMモードで4速固定にし、車速60㎞からアクセルを床までドーンと踏んでみたところ、ブーストが立ち上がってくるまでそれなりの間があり、ターボラグが存在することを確認。でもPDK任せであれば車速に合わせた適切なギアを瞬時に選択してくれますのでターボラグを気づきにくいことは確か。
PCMに関してはアナログ人間ですからよくわかりませんが、面白かったのがオービスの前で「スピードに注意してください」と音声で教えてくれたこと。最初は偶然かな?と思いましたが、別のオービスでもちゃんと教えてくれました(笑)
さて結論です。
エンジンはターボを限りなくNAに近づけた力作。Carrera Sならばもっと刺激的なはず。ただ素Carreraであれば人間の感覚とかけ離れた速さではないので、PDKではなく7MTで乗っても楽しいかもしれません。おそらくCarrera Sなら断然PDKの方が合うでしょう。
PASMのセッティングには疑問。オプションのスポーツシャーシも試してみたいところ。もしも将来的に社外ダンパーへの交換を視野に入れるならばオプションでフロントリフトを選ばず、ロベルタを装着した方がダンパーの選択肢は広くなるはず。
もしもボクがあのまま前期型Carrera S Cabrioletに乗っていたとしたら、今頃走行5万キロくらいに達していたかもしれません。
然らば後期型に買い替えるかどうか?と尋ねられたとしたならば、おそらく迷った末、買い替えずに乗り続けたと思います。それはCabrioletにはパワーやトルクよりも気持ちよさを求めるからでしょうか。それがCoupeに乗っていたとしたならば、買い替えます。そして足回りだけはスポーツシャーシを選び、それでも気に入らなければ社外品で自分仕様を考えたように思います。
閑話休題。
今回の試乗ではかつての愛車を思い出してしまい、ちょっとだけ”哀愁”に包まれちゃいました😢
・・・というわけでこちらの曲↓を聴いちゃいましょうか!
Posted at 2016/03/19 22:58:12 | |
気になるクルマ | 日記