
F355challengeをドリフトさせた時にS15との違いをまず感じるのがキャスターアクション。
例えばテールが流れたとします。その直後にクルマを直進状態に戻そうとする力、すなわち復元力が働きます。
F355challengeはこの復元力がS15と比べ少なく、カウンターを当てた直後に思ったほどステアリングが戻ってきてくれず、早目に自分で迎えにいかなければなりません。
↓の動画は初めてF355challengeをFSWのダンロップから最終コーナーまでの区間でちょっとだけ遊んでみた時のものですが、S15のキャスターアクションの感覚に慣れ過ぎてしまっていることもあり、ステアリングワークが遅れ気味の悪い例です
・・・・話変わりまして、F355はステアリングの切れ角も小さいですから、S15よりもスライドを感知したら早目にカウンターを当て始める必要があります。
個人的にシルビア等のFR車でF355等のミッドシップ車を想定してのおススメ練習方法は、ウェット路面での定常円旋回。それも1・2速ではなく、できれば3速以上で。その方が一発目のカウンターの精度と直後のアクセルコントロールの丁寧さが求められるからなのです。
つまりFRはドリフト操作のスイートスポットが広く、ミッドシップは狭いということなのです。
例えばゴルフに例えるならば初心者がいきなりスイートスポットの狭い上級者用クラブで練習すると苦戦するのではないでしょうか。ですからまずはスイートスポットの広い初心者用で練習を積んでから、徐々に同じスイートスポットであっても『ど真ん中』を狙えるよう精度を上げることが重要だと思うのです。
その為にも懐の深いFR車であったとしても、常にスイートスポットの『ど真ん中』を意識した運転をすること。スイートスポットの大小を問わず、ど真ん中は同じなわけですから。
今回は自戒の念を込めて書いたわけですが、S15に乗る時も常に精度の高い走りを意識しなきゃだめだなぁ~とボク自身も思う次第です。漠然と自己満足的な走りをしていてはダメですね
余談ですが、キャスターアクションといえば、約20年前に富士フレッシュマンでPS13に乗っていた時、レース途中に余興でドリフトごっこをやり、失敗して重ステ特有のキックバックで突指してしまった苦い思い出もありましたね。
・・・というわけでこちらの曲をどうぞ!
Posted at 2012/10/18 01:14:02 | |
F355challenge | 日記