• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

DORYのブログ一覧

2014年07月31日 イイね!

F355 or 360Modena

F355 or 360Modenaこのところ「F355と360Modenaのどちらを選ぶべきでしょうか?」とのご相談を頂くことが何回かありましたので、僭越ながら私見をお話させて頂きます(^^)

まず6MT仕様を前提とするならば、ミッションそのものは360Modenaの方がいいです。シンクロもより強化され、ストロークも短く、シフトフィーリングも勝ります。ただボクのクルマでは感じませんでしたが、FSWの300Rのような高速コーナーでGが掛かった状態でシフトアップしにくい個体もあるようです。ですからもしもサーキット走行されるのであれば'99~'00モデルの6MTは避けられた方が良いかもしれません。F355ではそのようなトラブルは例えばミッションマウントがへたっているとか、シフトリンケージの調整が上手く出来ていないといったことがなければまず無いです。

F1仕様はシフトダウンでプリッピングし回転を合わせてくれる360Modenaの方が優れ格段に進化していますが、355F1は自分でヒール&トーをする楽しみも残されていますのでこれはこれでありかなとは思います。

エンジンパワーはシャーシダイナモでの計測でF355 Motronic2.7が約340馬力前後、Motronic5.2.が約320前後、360Modenaは370馬力。さらにマフラー交換(共に伊藤レーシングの場合)すると、F355がほとんど変わらないのに対し、360Modenaは400馬力がしっかりと出ていました。但し、純正と同等以上の熱対策しておかないと熱ダレによるパワーダウンが顕著でした。

360Modenaはパワーのみならずフライバイワイヤー採用によりアクセルレスポンスもより鋭くなりました。ただ初期型は踏み込んだ時に一瞬息つくような症状(セッティングが合っていないキャブ車であるような)が見受けられ、ちょうどコーナーの立ち上がりで踏み込んだ瞬間にあれ??ということがありました。対するF355はレスポンスが自然で繊細なアクセルコントロールがやりやすいです。

ボディ&シャーシー剛性に関しても圧倒的に360Modenaです。捩じれ剛性云々の数値を聞かなくても乗ればすぐにわかります。しかしながら新車時はPorsche 996と同等レベルだったものの、経年劣化はやや早いように感じました。

ハンドリングはノーマルでの比較では360Modenaの方が確かにピーキーです。ドリフトコントロール性を例えばF355の許容範囲を10とするならばイメージ的に7くらいです。ですから公道で乗る場合は余程腕に自信がある方以外はASRを切るのはおススメしません。かねてよりリアサスペンションアームの長さに関し指摘があるところですが、ボクが乗っていた頃と違い、今は良いエアロもありますし、タイヤの選択肢も増え、サスペンションセッティングのノウハウも蓄積されていますので、キッチリとセットアップされたクルマであれば印象が異なると思います。



油温に関していえばF355はノーマルのままでサーキット走行すると油温上昇が激しいのですが(ツインオイルクーラー+ミッションオイルクーラー装備の'98 Challengeは大丈夫ですが)、360Modenaはノーマルのままでも大丈夫です。もちろん炎天下を連続周回すれば上昇しますので、あくまでもサーキットシーズンに限っての話です。

ブレーキも360Modenaの方が耐フェード性能で優れます。パッド交換のみでもサーキットをそこそこ走れますが、フロントローターを330㎜から355㎜へとサイズアップすればより安心です。但しキャリパーがノーマルのままだとパッドの厚みがないので磨耗状態を常にチェックが必要です。一方、ノーマルのF355でサーキット走行するとブレーキが弱点ですからキャリパー&ローター交換による対策を講じなければなりません。公道のみであってもパッド交換した方がより安心ではあります。

街中での使い勝手に関しては、360Modenaの方がフロントオーバーハングが短いこともあり段差に対しF355ほど気を遣う必要はありません。もちろん普通のクルマよりは注意しなければなりませんが。

室内空間についてですが、身長180cm以上の方には360Modenaの方がヘッドクリアランスに余裕があり楽です。但し右斜め後方に死角が出来てしまい、高速の合流等で気を遣います。その点ではF355の方が見やすいです。

360Modenaの長所をもう一つ挙げますと、やはり雨天でもF355より躊躇することなく乗れることでしょうか。F355と異なりエンジンルーム内のセンサー等が雨による影響を受けにくいので安心感があります。それにいざという時にASRの存在も大きいです。一度豪雨の東名で名古屋から東京まで戻ってきたことがありますが、それほど緊張することはなかったです。但し過信は禁物ですが。

最後に、F355に社外マフラーを装着した時と同じような甲高いサウンドが360Modenaでも可能なのかについてです。当初は同じようなサウンドを追及していくと音が割れてしまい、割れるか割れないかのギリギリのところで甲高い音色を奏でることができましたが、F355と全く同じかといえばそうではありませんでした。その後、各メーカーで改良されていますので今はおそらく近いところまできているかもしれませんが、あいにく最近の音色を聞いていないのでハッキリしたことが言えずごめんなさい。。。

まとめますと、サーキット走行されるのであれば360Modenaをオススメします。challengeではなくてもノーマルのF355をベースにしっかりとしたモディファイを講じればもちろん楽しむことは出来ますが、それにはコストと情熱を要します。

公道でも実用性の点では360Modenaの方が優れています。

ではF355の魅力は何かといえば、スーパーカー世代にはたまらない最後のリトラクタブルヘッドライト、トンネルバックのスタイリングのみならず、唯一無二のエキゾーストノート、人間の感覚に自然な操縦性などが挙げられるかと思います。

あっそうそうメンテナンスコストに関しては個体それぞれのコンディションによるので一概には言えないのですが、どちらも完調の状態で維持しようとするならばそれなりの覚悟が必要です。360Modenaの最終モデルさえ10年経過しているわけですから、もしもメンテナンスを心配されるのであれば、より新しいモデルであるF430や458Italiaを選ばれた方がリスクは少なくなります。

余談ですが、ボクのようにF355が好きで好きでたまらない人もいれば、ボクの親友のように456GT→550Maranello→360Modena 6MT→360Spider 6MT→F355 6MT→F430F1と乗り継き、そして458Italiaを試乗したら、アガリのクルマとしてもう一度乗りたいのは360Modena 6MT という人もいます。


是非ご自身の心に響く一台を選ばれてみてください(^^)

・・・というわけでこちらの曲↓を聴いちゃいましょうか!

Posted at 2014/07/31 02:15:14 | コメント(6) | F355challenge | 日記
2014年07月29日 イイね!

991GT3煩悩

991GT3煩悩991Cabrioletはゆっくり流していても退屈することなく楽しいのですが、今回長距離をそれなりに踏み続けていたら、もっと限界域をサーキットで体感したい!との想いが強くなってしまいました。。。

帰宅して梅こぶ茶を飲みながら煩悩に包まれ、亡き大平元首相よろしく「あ~う~」と唸っていたら、奇しくも991GT3の実車が見れるというので嬉々として出かけてみました!

エンジンを換装しこれから納車予定のクルマなので触ることは出来ませんでしたが、気になるフロントリップの高さを測定。

ボクの180SXと同じ約110mm。



さらに前輪手前のストレーキ形状のところは65mm!ここを擦ることはないとは思いますが。。。



このリップのクリアランスだと段差で気を遣わなければあちこちで擦ることは経験済みですし、991GT3はフロントオーバーハングがさらに長いのでより注意が必要でしょう。リップを消耗品として割り切ることもできますが、擦る度に心の傷が増えそうですから、フロントリフトシステムは必須オプションかなと。



でもロードクリアランスが210㎜の991Carrera Sですら油断すると擦りますので、フロントリフトシステムがあろうがなかろうが擦る時は擦るとの割り切りが必要かもしれませんね(^^ゞ



スポーツクロノをオプション装着するとラップタイムのロガーみたいなものが付き、スマホにデータが送れるとかなんとからしいのですが、イカすナウなヤング世代は基本アナログですからそんなものは使いこなせません(笑) 

例えば↓のようになるのなら欲しいとは思うのですが。。。



シートはオプションのバケットシートが欧米クマゴロー体型向けらしいので、それよりも標準のスポーツシート・プラスを選び、運転席だけ好みのバケットに換えた方がいいかなと。助手席はそのままであれば遠征時に仮眠が取れますしね。

ゆる~い走行会仕様みたいな感じでいいのです。

同様の理由でロールケージを含むクラブスポーツパッケージも不要。

あとはダイナミックコーナリングライトの有難味は都内では感じにくいものの、地方の真っ暗な峠道では体験済みなのでこれは装着したいですね。

PCCBはサーキット走行した場合の交換コストを考えただけでも禿げそうですので、、、標準ブレーキでいいです。。。

そんなわけで、オプションはフロントリフトシステムとダイナミックコーナリングライトは確定、あとスポーツクロノは思案中。

色はサーキット走行するのであれば迷うことなく白。オプションでキャララホワイトも選べますが、普通のホワイトがスッキリしていて好印象。



今秋には991GT3RSが発表されるようですが、実はターボ仕様ではなく、噂の4.0L NA 500psになったとしてもまぁいいかなぁ~と。万が一 MT仕様も用意されれば話は別ですが。。。

あっそうそう肝心なことを忘れていました。サーキット走行するのであれば消耗品の価格を調べなければなりません。純正装着のMichelin Sport Cup2は某ヤ○オクでもFront 245/35ZR20が1本60,900円、Rear 305/30ZR20が1本72,500円。一台分266,800円也!

例えばFSWで2時間スポーツ走行を月2回こなすと1セット終わってしまうのか、それとももっとライフは短いのか・・・。

理想は18 or 19 インチにサイズダウンしSタイヤが履ければいいのですが、外径がちょっと変わっただけでもPTV-Plus、PSM、ABS等々が誤作動する可能性も否めないですしね。

やはり991GT3でサーキット走行するのにはタイヤ代なんぞ気にしない余裕が求められ、180SXのドリフト練習用に履かせているKENDA KR20が1本5000円を切り、その感覚がすっかり基準なボクにはびっくらぽっぽーな世界であります(^^ゞ

だからといって991GT3でサーキット走行せず街乗りだけでは宝の持ち腐れですしね・・・。

・・・991GT3のことを考えると恋する乙女状態になっちゃいますが、冷静になると果たしてどうなのかなぁ・・・と思う面もありますね。。。

今日はこちらの曲↓を聴いちゃいましょうか!

Posted at 2014/07/29 10:57:51 | コメント(4) | 気になるクルマ | 日記
2014年07月26日 イイね!

540㎞移動!

540㎞移動!本日は約540㎞ほど移動しました。

その90%が高速で、それなりに踏んでいったのにも拘わらず平均燃費は10.4km/L。

PDKをSPORTにして適度にパドルシフトしていましたので、NORMALにしてコースティングを多用したらもっと伸びたと思われます。いずれにしましても600㎞くらいは無給油でいけそうでした。

さて走りに関してです。

直進性が素晴らしく、ステアリング中立付近の塩梅が絶妙。轍に取られることもなく実に快適。

9年前に997Carrera Sでアウトバーンにて250km出した時は230kmあたりからフロントの接地感にやや落ち着きがなくなったり、



300R前後のコーナーを200㎞オーバーで駆け抜けていくと一瞬オンザレールからリアがピクッと外れ、実際には流れていないものの思わずびっくりしてカウンターを当ててしまうような挙動がありましたが、



991に関しては全く見受けられませんでした!

幌の空力も秀逸。Coupeに乗っているのと変わらない快適性。

ダンパーはNORMALとSPORTを試しましたが、やはりそれなりのペースならばSPORTの方がロールスピードを抑えられ安心感があり、荒れた路面ではステアリングをしっかり握っている必要はありますがきっちりいなしていきました。ただもう少し洗練されるとなおいいですね。

水温は90℃で安定。油温は113℃までいきましたが、より高回転域を多用するサーキット走行ではもっと上がるであろう気配をひしひしと感じ、X51 Powerkitに追加オイルクーラーが含まれている理由がなんとなくわかりました。

室内はオプション装着したスポーツシート・プラスが長時間移動でも実に快適。体格にもよるのでしょうが、ボクの場合ちょうど肩甲骨あたりをいい感じにサポートされ、肩こりが少なかったです。またこのシートはSAで仮眠を取った時も良く寝れました(笑)

唯一困ったのがライト。とっくに昼なのにAUTOだと点灯したままで、モーゼの十戒の如く、どんどん前が開けていくのですが、なんだかオラオラ系走りみたいで品がないのでOFFにすると、今度はトンネルでいちいちONにしなければならないのが面倒くさくて、もう少し感度がなんとかならないものかなぁ・・・と思っちゃいました(^^ゞ

最後に、911濃度はモデル毎に薄くなっているのかもしれませんが、このように長距離を一気に移動すると進化していることは紛れもなき真実であり、さらに細部を煮詰めていったらもっといいクルマになる可能性を秘めていると感じました。

・・・というわけでこちらの曲↓を聴いちゃいましょうか!

Posted at 2014/07/26 19:35:18 | コメント(2) | 991Cabriolet | 日記
2014年07月25日 イイね!

Ready To Go !

Ready To Go !明朝から地方巡業へ出発であります!

ML350BlueTECを手放してしまったので、今回は991Cabrioletで行きます(^^)

早く戻ってきて先程から準備をしていたのですが、こういう時にリアシートがあるとスーツを皺にならないよう置けますので便利ですね!

思い起こせば991Cabrioletでこれまでの最長距離は福島まででしたから、今回片道600kmくらい走りますのでどんな印象となるのかとても楽しみです!

途中それなりに踏めるルートがあるのでたぶん燃費走行はしないと思います(笑)

でもまぁ安全運転でJAPANをHiromi Go ! ・・・というわけで、こちらの曲↓を聴いちゃいましょうか!

Posted at 2014/07/25 20:28:12 | コメント(0) | 991Cabriolet | 日記
2014年07月24日 イイね!

991 NA or Turbo

991 NA or Turbo21時を過ぎてからオープンにして991Cabrioletを走らせてみました。

エアコン22度、サイドウィンドを閉じた状態ならオープンでも快適そのもの!

それはさておき、走りながら先日試乗した991turbo Cabrioletとの比較をしてみました。

まず3000~4000rpmあたりの実用域からアクセルオンした時の加速はturboが圧倒的なのですが、NAは7600rpmまで綺麗なパワーカーブを描きながら回っていきます。月並みな感想ですが、速さならturbo、気持ち良さならNAといったところでしょうか。

次に160kgの車重差。軽快感がかなり違います。ノーズの入り方のみならず、S字コーナーで切り返していった時のステアリングレスポンスにも違いを感じました。

例えば3速メインで駆け抜けていくようなワインディングロードならNAの方が楽しく、アクセル開度も大きく自己満足度も高いと思います。それが4速以上に入る長いストレート区間があるコースならばturboの本領発揮かもしれません。

私見ではご自身の走るスタイルにNAとturboのどちらが合っているかで選ばれればいいような気がします。

ところでNA/turbo問わず言えることですが、PDKのギア比がかなりハイギアードですので、燃費を考慮せず楽しく走らせるのにはもう少しクロスしていた方がいいでしょうね。

さらにクロスレシオならばレブリミットが7600rpmよりもっと高い方が望ましいです。

991GT3ならPDKのギア比もクロスしていますし、レブリミットも9000rpm!

しかしながら9000rpm仕様という限界ギリギリだった故、紆余曲折あったわけですが、やはり魅力的なスペックであります(^^)

↓の動画は991GT3でニュル同乗体験できるRING TAXIの様子だそうですが、



是非乗ってみたいですね!!

991GT3RSがturboになるとの噂もありますが、もしもそれが事実であるならばNAの991GT3にボクは魅力を感じてしまうわけなのです。

ただ購入するならば991Cabrioletを手放さなければならず、とても気に入っているだけにそれも忍びないですし、悩ましいなぁ・・・と妄想中(笑)

クルマ煩悩はなかなかこれで終わり!とはならないものですね(^^ゞ

・・・というわけでこちらの曲↓を聴いちゃいましょうか!

Posted at 2014/07/24 00:14:55 | コメント(3) | 991Cabriolet | 日記

プロフィール

国産・輸入車を問わず運転して楽しいクルマが好きです 2001年から大井貴之選手にそれまでの自己流の滅茶苦茶なドライビングを修正して頂こうと基礎から習い始...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2014/7 >>

  12 34 5
6789 101112
131415 161718 19
20 21 2223 24 25 26
2728 2930 31  

愛車一覧

メルセデスAMG Gクラス メルセデスAMG Gクラス
W463はG350BlueTECが8か月で約22,000㎞、G350d 9年半で約185 ...
フェラーリ F355 フェラーリ F355
'98 F355challenge 95年に一台目のF355berlinettaを新車 ...
トヨタ GR86 トヨタ GR86
2023年12月納車。MTにもアイサイトが装着されたC型。先代のZN6はドリフトを楽しむ ...
ポルシェ 911 カブリオレ ポルシェ 911 カブリオレ
11月生産😊
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation