父が75年に目黒通りにあった東邦モータースから新車で購入し、86年まで所有したCamaroを発見しました!!
大変気に入っており父が「一生乗る!」と常々宣言していたクルマです。
ボク自身もたくさんの思い出があります。
納車当日にワイパーが吹っ飛んだこと。
中学受験に失敗し合格発表会場からの帰路にCamaroのリアシートで泣いたこと。
母の監視がなく父と二人だけの時は高速の料金所からいつもフル加速してくれたこと。
パワステが突然死し、あり得ないくらいの重ステに父が格闘していたこと。
第2次オイルショック時に八重洲で給油したらハイオクが180円/Lだったと父が嘆いていたこと。
免許取得直後、渡米に備えこのクルマで左ハンドルの練習を渋々ではありながらもさせてくれたこと。
高校時代の同級生を助手席に乗せて転がしていたら信号でS130Zのドライバーと目が合い、勝負してぶっちぎったこと。
ハタチの時に、将来引き継がせてほしいと頼んだら快諾してくれたこと。
・・・等々。
それが運命の86年春、親族に貸したところクラッシュさせてしまい、廃車にする苦渋の決断を下したわけなのです。
てっきりこの世にはもう存在しないクルマだと思っていたのですが、某ショップにあったのです(◎_◎;)
確認したところ間違いなし!!
残念ながら決して良いコンディションではないので、新車同様まできっちり直してプレゼントすることも熟考しました。
ただ、父は入退院を繰り返す日々で、もはや運転できる体ではありません。
代わりにボクが運転して父を助手席に乗せることも考えました。
でもおそらく自分で運転できない歯痒さに包まれてしまうような気がして・・・ただでさえ自由に動けた時と現在を比較し凹みながら話すことが多いので、かえってかわいそうなことをしてしまうかな・・・とも思ったわけなのです。
元々精神的に強い人でしたから弱気になった時が最期だな・・・と傍らで感じますので、前を向いて生き続けてほしいのです。
だから過去の愛車よりも、代わりにボクがこれから購入するクルマを楽しみにしてもらうことにしました。
そんなわけでせっかく偶然見つけた父のCamaroは購入を見送ることにしましたが、ボクの心の中ではずっと走り続けることでしょう!(^^)!
・・・というわけでこちらの曲↓を聴いちゃいましょうか!
VIDEO
Posted at 2016/02/25 14:24:36 | |
かつてのクルマ | 日記